一般的に「結婚式」というと、家族や親せきの他にも、会社の同僚やお世話になった人、友人を招いて行うものというイメージが強いですよね。
しかし最近では様々な理由から、家族だけで結婚式をするカップルも結構多いのです。
たくさんのゲストを招くと格式を意識しないといけませんし準備も大変ですが、家族だけなら細かいことを気にせず、自由に自分好みの結婚式をすることができます。
しかし、家族だけの結婚式は具体的にはどんな感じかご存知でしょうか。
ここでは家族だけの結婚式のメリットやデメリットなどをご紹介しますので、参考にしてみてください。
“家族だけの結婚式”メリットやデメリットは?
家族だけの結婚式のメリットはこの3つ!
家族だけでの結婚式を行うメリットはたくさんあります。
何と言っても「気心の知れた家族・親せきだけで気楽に過ごせる」というのがポイントです。
「職場の上司が来るから粗相のないようにしないと」「友人に楽しんでもらえるような式にしないと」という気負いがないのが大きいでしょう。
そのほかにも、家族や親戚だけで過ごせるというのは様々なメリットがあるので、いくつかご紹介します。
アットホームな式にすることができる
結婚式に友人や職場の人を招待すると、挨拶回りをしたり失礼なことがないか気にかけたりしないといけませんが、家族だけの場合はそういう気づかいがいらないので、とてもアットホームな雰囲気の式にすることができます。
また、一般的な結婚式だと新郎新婦は何かとバタバタしていて、家族や親戚と触れ合う時間があまりありませんが、家族や親せきと落ち着いて過ごしたい新郎新婦には家族だけでの開催がおすすめです。
両家の家族や親戚同士もゆっくりと会話をすることができるので、お互いの家同士が仲良くなれるというメリットもあります。
準備がとてもシンプルで簡単!
一般的な結婚式では招待するゲストや座席の決定、引き出物や食事のメニューの選定、挨拶やスピーチは誰にやってもらうかなど、決めることが多すぎてとても大変なものです。
しかし家族だけの結婚式なら、そんな煩わしい準備は不要です。
親しき中にも礼儀ありなので、最低限押さえておかないといけないポイントはありますが、人数が少ないのでとてもスムーズに準備を進めることができます。
もし、多少の不備があったとしても、ゲストは家族や親戚だけなので愛嬌良く笑顔で謝れば終わりますし、後々いい思い出話しになることでしょう。
費用を抑えることができる
一般的な結婚式の場合、70人ほどのゲストを招待したら相場として340万円ほどの費用が掛かるものです。
ご祝儀があるとはいえ、これから新しい生活を送ることになる新郎新婦にとってはとても大きな出費ですよね。
しかし、家族だけでの結婚式の場合は、人数も少ないので費用をかなり抑えることができます。
両家の家族や親せきを招待して、30人くらいであれば100万円ほどで式を挙げることも可能です。
費用が3分の1ほどになるのであれば、新郎新婦も大助かりですよね。
家族だけの結婚式のデメリットは?
家族や親戚だけの結婚式はとても温かでアットホームなものになりますが、多少なりともデメリットも存在しています。
人数の少なさはメリットでもあるのですが、逆に人数が少ないとどんなデメリットがあるのでしょうか。
招待する人数が少ない分、ご祝儀も少なめ
招待する人数が少なければ、当然ご祝儀の金額も少なめになります。
結婚式に際し、両親からの援助がある人はご祝儀の少なさは気にならないかもしれませんが、新郎新婦だけで費用を出している場合は、ご祝儀の少なさは少し痛手に感じることでしょう。
人数が少ないので盛り上がりにくいシーンもある
一般的な結婚式は友人や職場の同僚がたくさん参列するので、会場は常ににぎやかですし、余興やスピーチなどもあるので式は始終盛り上がりっぱなしになるものです。
しかし、家族や親せきだけの式は食事や歓談がメインになるので、盛り上がりにかけるシーンが多くなりやすいでしょう。
家族や親戚だけとはいえ、盛り上がりを持たせたいのであればケーキカットなどの演出に工夫をするといいですよ。
盛り上がる演出が1つあるだけでも会話の話題になるので、より両家の家同士が仲良くなれることでしょう。
家族だけで結婚式をする場合の友人や職場への報告は?
家族や親戚だけで結婚式をする場合、友人や職場の同僚にどのようにそのことを伝えたらいいのか悩んでしまう人もいることでしょう。
結婚すると報告したら、結婚式には参加するつもりでいてくれる人も大勢いるでしょうし、できることなら角が立たないように家族や親戚のみの結婚式であることを伝えたいですよね。
家族婚をする上で、友人や職場にその旨を報告する際は、以下のポイントを取り入れるようにするといいでしょう。
最初に、結婚することになったという報告する
正直に、そしてはっきりと家族婚である旨を伝える
家族婚なので、家族や親戚以外は招待しないと説明する
式の後に2次会やお披露目会をするので、そちらにぜひ参加してほしいと付け加える
以上4点をしっかりと押さえて報告しておくと、相手に不快な思いをさせたり失礼にあたったりするようなことはまずありません。
この点を踏まえて、ここでは友人や職場に報告するときをシーン別を詳しくご説明していきます。
友人に報告する場合
結婚が決まったら、まず真っ先に報告したくなるのが仲のいい友人ですよね。
これまで結婚についての相談などをしていた親友や友人には、いち早く報告したいものです。
そんな友人への結婚の報告は、親友や仲良しグループのメンバーなら同時に伝えるのがベストです。
できることなら顔を合わせて報告するのがいいでしょう。
そしてその報告の流れで「結婚式は家族だけですることになった」という旨もしっかりと伝えておきましょう。
親しい友人であればあるほど、結婚の報告を聞いたら「式の日は絶対予定空けておこう」と思ってくれるものなので、迷惑かけないためにも最初の段階で家族婚である旨ははっきりと言っておくのが大事です。
そしてそのあとに、「式のあとに2次会をするから、ぜひ参加してほしい」ということも欠かさず伝えます。
友人たちは式に参列できないのを残念に思うかもしれませんが、2次会があると伝えると納得してくれることでしょう。
職場の同僚や上司に報告する場合
自分がお世話になっている職場に結婚の報告をするのは当然のことですよね。
扶養の関係などの事務的な手続き面のこともあるので、結婚が決まったら早めに報告するのがベストです。
その際に「誰から報告すべきか」と考える人もいることでしょうが、職場に報告する場合は、最初は必ず直属の上司から報告するようにしましょう。
直属の上司を後回しにして、周りから上司に結婚の話しが伝わってしまうというのは、上司に対してかなりの失礼に当たるので気を付ける必要があります。
そして家族婚である旨は「家族や親族だけで結婚式を行うので、みなさんを招待できなくてとても残念です」「家族婚なので式には招待できませんが、二次会を開催する予定ですので、ぜひご参加していただけたら」などと伝えれば、特にもめることなく納得してもらえるはずです。
上司に報告が終わったら、同僚たちにも同じような感じで結婚の報告や家族婚である旨を伝えていくと、問題なく職場への報告はクリアできますよ。
友人や職場に上手に報告をして、素敵な家族婚を挙げよう!
前述したように、アットホームな雰囲気を堪能できる家族婚は、とても素敵な結婚式のスタイルです。
そんな家族や親戚だけの結婚式を何の心配や悩みもなく、心から楽しむためにも、友人や職場にはしっかりと報告しておくことが重要になります。
「式には呼べないって言ったら、残念そうにしていた友達がいたな」「もう少し上手に上司に報告できればよかったな」など心配事や後悔を残さないためにも、上手な報告ができるように考えておきましょう。
そして式には招待できなくても2次会やウェディングパーティーを企画しておけば、あなたのことをお祝いしたかった友人や職場の同僚も喜んでくれますよ。