結婚式をする上で、1番気になるのが「結婚式にかかる費用」だと思います。
貯金を自分達できちんと貯めてから式を挙げる人もいれば、両家両親の援助の元に挙げる人もいます。
では、実際に結婚式の費用の負担の割合はどれ位でしょう?
新郎新婦だけで賄うのか、両家の両親にも負担して貰うのか、結婚式費用の負担の割合について見ていきたいと思います。
結婚式の費用は誰が出す?両家両親の負担はある?
結婚式を挙げる前に、必ず決めとかなければいけないのが、費用の負担の割合です。
お互いの収入や貯蓄額も違えば、両家の両親の考え方も違うので、必ず両家両親も交えて話し合いをし、決めておくと後に揉める事がありません。
自分達ですべての費用を負担する場合、新郎・新婦それぞれの分担割合(4:6もしくは半々など)まで、あらかじめ決めてから両家の両親に話しておく事で、心配させる事もなくなります。
また、両家両親に援助して貰う時も、項目別よりも金額を決めて両家が同じ金額を援助する事で項目別の金額の差に対する不満も出ず、対等の関係を築いていける様です。
ただ、一般的には「お嫁さんをもらう新郎家の方が多く出す」という認識がまだ強い一方で、両家の収入格差があると新郎・新婦の費用は各家で負担してほしいという考え方もあるのも現状です。
両家がいくらずつ出すのかは家の考え方によっても異なるため、援助してもらう時には新郎新婦で「こうしてほしい」と決めるのではなく、まずは双方の考え方や意見を聞き、妥協点を見つけながら進めると良いでしょう。
結婚式の費用の大まかな内訳をチェック!
新婦・新郎に共通して掛かる費用ってどんなもの?
新婦・新郎で共通に掛かってくる費用は、式場の場所代、式の進行をするにあたっての費用(司会・映像機器や音響機材・カメラマンなど)は、ゲストの数などに関係なく、結婚式を挙げる上で必要な費用となります。
ゲストの数によって変わってくる費用って何?
結婚式に招待した人数で変わってくるのが、招待状や席札、料理や飲み物、引き出物、会場装花などです。
招待客が少なければ費用は抑えられるし、多くなれば多くなるほど費用はかさんでいきます。
会場装花も、テーブル数によって個数が変化するものなので、招待客の人数に左右されます。
その他に、遠方からの招待客に対しての、お車代や宿泊費も、遠方からどれ位の人を呼ぶかによって変わってくると言えます。
新郎・新婦個人に関わる費用はコレ!
新郎・新婦が各々必要になるのが衣装代やメイク代などです。
新郎は、タキシードや靴とあまり費用は掛からないかと思いますが、女性はウェディングドレス、ヘアーセット、メイク、ブライダルネイル、ブライダルエステなど、1大イベントでもある結婚式に備えて費用がかかってきます。
また、当然お色直しをすれば衣装代は別途かかりますし、お色直し時のメイク・ヘアのチェンジが別料金という場合もありますので要確認です。
結婚式の費用の分担方法は大まかに分けて3つ!
新郎側・新婦側できっちりと折半する
結婚式の費用を細かく分けて払うのでなく、トータルで掛かった費用を半分にして負担します。
例えば、トータル400万掛かったとするなら、新郎200万の新婦200万と綺麗に分けます。
1番分かりやすい方法ですが、デメリットもあります。
それは、個別にかかる費用(ドレスなど)などは女性の方が多くかかってしまう為、男性側からしてみれば不公平に感じてしまうかもしれません。
両家が費用を負担してくれる場合、「新郎側が多く出す」という考え方もありますが、自分たちで費用を出す場合にはトラブルに発展する可能性があります。
また、お互いの収入や貯蓄額、両親からの援助金に大きく差がある場合も、多く持っている側に対して、もっと負担して欲しいなど揉め事になりかねません。
ですので、きっちり折半にする場合は、しっかりとそれぞれの項目にかける費用を決めて置き、決められた予算に収まる様に準備しておくと、スムーズに折半出来ます。
共通の項目は折半し、その他は各自で費用を負担する
共通の項目(式場代など)は折半し、衣装や自分で招待したゲストの費用は各々で負担する方法です。
この方法のメリットとしては、ゲストの割合が、6対4などどちらかのゲストが多い場合、費用を折半にしてしまうと少ない側が多い側の費用も賄う形になるため喧嘩になりがちですが、各自のゲスト分だけ負担する形で行えば、お互い損をすることなく円満に解決できます。
また、女性にとって、ドレスはこだわりたい事の1つでもあると思います。
その費用を自分で負担する事により、男性側から不満が出る事はなく、自分の好きなように決める事が出来るというメリットがあります。
しかし、デメリットもあり、式を挙げる場所によっては遠方からくるゲストの数が違ってしまい、お車代や宿泊費の負担が大きくなってしまう可能性があります。
例えば、新郎側の地元の近くで式を挙げる時、新婦の地元が遠方になってしまえば、必然的に新婦側のお車代などの負担は増えてしまい、結果不満につながってしまいます。
また、新婦の衣装や準備にかかる費用を最小限に抑えても、それなりの費用が掛かってしまう為、新婦の負担が大きくなりすぎてしまう事も女性側からしてみればデメリットと言えるでしょう。
臨機応変に費用の分担を変えていく
この方法の良い所は、費用に応じて負担の割合を変えられる所です。
女性の負担が重くなる衣装代は各自で払う分、共通に掛かる費用の割合を6:4などにして男性側が多く負担します。
これをすることによって、共通費に払う予定だった費用の一部を自分の衣装などに回せる等、女性の負担の軽減をすることが出来ます。
また、ゲスト数で変わってくる費用をあえて折半し、遠方のゲストにかかる費用などを、ゲストの割合が多い方が払う事により、半々の折半ではなくとも、支払い額面だけを見れば同じ位の負担の割合になります。
デメリットとしては、きちんと見積もりを見て細かく、費用の分担をしないと結局適当になってしまう事です。
きっちり折半とは違うので、項目別に費用のバランスを取りながら、割合の計画をしなければ意味がなくなってしまいます。
結婚式は費用以外にも様々な準備が必要なので、手間がかかってしまう事も難点かもしれません。
1大イベントの結婚式だからこそ、費用はしっかり分担しておこう
せっかくの結婚式なので、「細かくお金の話はしたくない!」と思う人も多いですが、せっかくの結婚式だからこそ、後々費用の支払いで揉める事のない様に、見積もりを貰った段階で、両家でゆっくりと話し合いを行う事が大切です。
費用の支払い分担をきちんと決めて、後悔のない最高の結婚式をあげましょう。