ウェディングドレスと併せてしっかり確認しておきたいのが、ヘアスタイルです。
今流行の髪型や失敗しないコツなど、花嫁さんの最新の動向をまとめました。
結婚式の主役はやっぱり花嫁!結婚式を控えた花嫁の髪に注目しよう!
結婚式と聞いて思い浮かべるのは“純白のウェディングドレスをまとった花嫁”という人も多いのではないでしょうか。
もちろん新郎も大切ですが、やはり結婚式の主役といえば、人生でいちばん可愛くメイクアップした花嫁ですよね。
今回は、その花嫁の髪型に注目し、人気の髪型や当日失敗しないための秘訣など、最新花嫁事情を大調査します。
式前の花嫁が髪を伸ばすのはどうして?「ロング」にするメリットとは
結婚式を控えた女性たちは、髪を伸ばして「ロング」にする人が多くなっています。
ロングの長さがあれば、だいたいどのような髪型でも地毛で作れるからというのはもちろんですが、華やかなウェディングドレスに見合った髪型にしようと思うと、どうしてもボリュームが必要だから、というのも大きいでしょう。
結婚情報サイト「ゼクシィ」のヘアカタログ実例集でも、「人気カテゴリーランキング」では、「ロング」が第1位になっています。
ロングヘアであれば、式の雰囲気やドレスに合わせて髪型は変幻自在です。
例えば、長い髪の毛をアップスタイルできっちりまとめると、神聖な雰囲気の教会にはぴったりです。(写真1)
あるいは、あえて髪の毛をおろしてウェーブを当て頭に花の冠を乗せれば、可愛らしいフェミニンな雰囲気を演出でき、ガーデンウェディングなどで映える髪型になります。(写真2)
さらに、今回は結婚式に注目していますが、だいたいの結婚式は披露宴とセットになります。
披露宴では花嫁が中座してお色直しをするので、アップにしていた長い髪の毛を半分おろしてハーフアップにすることで、変化を楽しめるというメリットもあります。(写真3)
お色直しが和装であったとしても、伝統的な日本髪はロングのアップスタイルですし、着物に負けないボリュームも欲しいので、髪は長い方が良いでしょう。(写真4)
髪型選びには時間が取れない?事前に髪型のイメージは絞っておこう!
結婚式の日取りが決まったら、招待状作成やウェディングドレス選び、披露宴の段取りなど、山ほど決めることが出てきます。
ウェディングドレスは実物を試着しながら選ぶことができますが、他にもベールやブーケなども考えないといけませんし、髪型についてはつい後回しになりがちです。
なかなか髪型だけのために打合せの時間も取れないので、髪型はある程度の希望を伝えた後は、式場専属のスタイリストにお任せになることもあります。
そのため、少ない準備時間の中でも納得のいくベストな髪型を決められるよう、事前に希望の髪型のイメージを絞っておくと良いでしょう。
また、事前にインターネットや雑誌などで希望の髪型をいくつかピックアップし、ヘアメイクの担当者に写メや切り抜きを見せて伝えれば、より具体的に自分の希望が伝えられるので失敗がありません。
ウェディングドレスの髪型、人気なのはやっぱり王道アップスタイル!
ヘアカタログ実例集を見ると、ウェディングドレスの髪型はやはり王道の「アップスタイル」が根強い人気のようです。
アップスタイルとは、首筋が出るように髪の毛を全て持ち上げてまとめる髪型ですが、清潔感があり清楚で美しい花嫁のイメージにふさわしいですし、華やかで写真映えも良いです。
王道アップスタイルでもバリエーションは様々。中でも人気の髪型は?
一言でアップスタイルといっても、そのバリエーションは様々です。
例えば、シンプルな夜会巻き(※)であっても、面を意識してきっちりとまとめればロイヤル風になり、ティアラやクラウンがよく似合います。(写真5)
あるいは、髪全体にウェーブをあててシニヨン(お団子)をつくると、優しく可愛らしい雰囲気になり、花飾りも使いやすいです。(写真6)
最近のウェディングでは、ただの夜会巻きよりも、ウェーブや編み込み、シニヨンなどのアレンジを加えた“ゆるふわ感のあるアップスタイル”が特に人気となっています。
※夜会巻きとは…明治維新後に流行った髪型で、髪の毛をアップにして部分ごとにまとめる髪型です。日本髪との共通点もあり日本人にも受け入れやすかったようです。
ウェディングドレスの髪型を失敗しないための秘訣とは?
ここまで花嫁に人気の髪型についてまとめて来ましたが、何より大切なのは、人生で一度しかない結婚式で素敵な思い出を作ることです。
髪型を失敗してしまったら、新しい門出を迎えた二人の思い出が台無しになってしまいます。
最後に、ウェディングドレスの髪型を失敗しないコツを2つ紹介しましょう。
コツその①結婚式は花嫁が主役!でも結婚式の雰囲気を壊さないように!
いくら花嫁が主役といっても、自分の好みだけを優先していると、式場の雰囲気と合わずに後悔してしまう場合があります。
例えば、あまりにも派手すぎる髪型にすると、落ち着いた雰囲気の式場では浮いてしまいます。
逆に、シンプル過ぎる髪型にしてしまうと豪華で広い式場を選んだ場合に、花嫁が目立たない印象になってしまうでしょう。
髪型を考える際は、自分の好みを追求するだけではなく、結婚式場の雰囲気を壊さないように注意して髪型を決めましょう。
コツその②ドレスのタイプや使いたい小物によって髪型は変わる!
先ほどはアップスタイルが圧倒的人気と述べましたが、ドレスのタイプや使いたい小物によってはアップスタイルよりハーフアップやダウンスタイルが似合う場合もあります。
例えば、身体のフォルムを綺麗に見せるマーメイドラインのウェディングドレスなら、髪の毛をサイドに流したダウンスタイルが流線的でよく似合いますし(写真7)、花かんむりを使いたければウェーブのあるダウンスタイルがオススメです。(写真8)
また、先ほどの結婚式場の雰囲気の話と同じで、ドレスがシンプルなのに派手すぎる髪型やドレスが豪華なのにシンプル過ぎる髪型は、失敗の元になるので、気を付けてください。
人気の髪型も考慮しつつ、式場やドレスに合わせて“自分にとってベストの髪型”を追求し、人生で一度きりの結婚式で忘れられない素敵な思い出を作りましょう。