毛穴汚れや開きは、悪化するとメイクでも隠しきれなくなることがあります。
しかし、その原因を知ってそれを改善し、さらに適切な成分を配合した化粧品でケアを行えば、特別な治療を受けなくても改善を目指すことが可能なのです。
今回は毛穴の汚れ、開きについての美肌ケアをご紹介していきたいと思います。
毛穴汚れの原因は何?おすすめの成分は?
クレンジングや洗顔をしても、なかなか取れない毛穴の汚れ…
それはどのようなところに原因があるのか、まずはその理由をしっかりと理解しておきましょう。
毛穴汚れが目立つ原因はこれです!
毛穴汚れは顔のどの部分にもできますが、特にできやすいのは鼻の頭や小鼻部分です。
そしてその原因は、毛穴の内部にタンパク質(古い角質)と皮脂が詰まり、毛穴から外部に出られなくなっていることにあります。
ターンオーバーが理想的な周期で繰り返されていれば、古くなった角質は真皮層から押し上げられてきた新しい角質と入れ替わるため、自然に剥がれていきます。
ところが、角質層が硬くなって厚い層を形成してしまうと毛穴が塞がれ、毛穴の中に溜まった内容物が外部に出られず、これが毛穴汚れとして表面から見て目立つことになるのです。
このように毛穴の内部に詰まった物質は角栓と呼ばれ、適切なケアを行わない限り改善が難しいでしょう。
毛穴汚れにおすすめできるのはこの化粧品
角栓を改善するためには、まずはターンオーバー周期を整える必要があり、それに役立つのが市販のピーリング剤です。
市販のピーリング剤に配合されているフルーツ酸には、医療機関のケミカルピーリングで使用されるサリチル酸やグリコール酸ほどのピーリング作用はありません。
しかし、週1回程度のケアを続けることがターンオーバーの正常化に役立ちますし、ケミカルピーリングよりもお肌への刺激・負担が弱いというメリットがあります。
また、洗顔後に角栓がニュルニュルと出てきたり、指で少し押しただけで手出てきたりする場合では、ターンオーバーの遅れではなく皮脂の過剰な分泌によって、角栓ができやすくなっていると考えられます。
この場合ではピーリングケアではなく、クレイパックを行ってみましょう。
クレイ(泥)には優れた汚れ吸着効果を期待できますので、頑固な角栓を取り除くことができますよ。
なお、いずれのケアであっても、行ったあとには必ず保湿ケアを行ってください。
保湿ケア成分としておすすめできるのはセラミドで、この成分を角質層に送り込むことが乾燥肌を防ぎ、皮脂の過剰分泌も防ぐことになります。
開いて閉じない毛穴の原因とおすすめ成分
きちんとスキンケアをしていて毛穴が閉じないという場合でも、その原因は必ずどこかに隠されています。
開き毛穴を改善したいのなら、まずは以下でご紹介する原因がご自身に当てはまらないか確認してみましょう。
開き毛穴はコレが原因!
開き毛穴も皮脂の過剰分泌で起こることがありますが、ある程度年齢を重ねた方の場合では、皮膚のたるみで毛穴が下方に引き下げられて毛穴が開いてしまうことがあります。
もしもその開き毛穴が皮膚のたるみのせいであれば、まずはエクササイズで頬の引き締めケアを行ってみましょう。
また、皮脂の過剰分泌が原因なのであれば、まずは過剰な洗顔をやめることと食生活の改善を行ってみましょう。
過剰な洗顔をやめると、しばらくの間は皮脂によるお肌のべたつきが気になるかもしれません。
しかし、過剰な洗顔をやめれば徐々に皮脂分泌量が落ち着いてきますので、開いた毛穴も閉じやすくなります。
そして食生活面では、なるべくビタミンCやビタミンEを摂取することを心がけてみてください。
これらの成分には皮脂の過剰分泌を抑える作用がありますので、皮脂分泌による開き毛穴の改善に役立つでしょう。
なお、ニキビ跡がポッカリと開いている場合では、化粧品によるセルフケアでは改善が難しく、専門的な美容治療が必要になることがあります。
ニキビ跡に穴が開いたような状態になっているのであれば、ひとまず美容外科または美容皮膚科に相談し、レーザー治療をはじめとする美容治療を検討してみると良いでしょう。
開き毛穴はこの化粧品のケアがおすすめ!
原因はどうあれ、開いた毛穴の改善には引き締め成分が必要ですので、ビタミンC誘導体配合の化粧水ででケアをしてみましょう。
ビタミンC誘導体配合化粧品は、化粧水、乳液、美容液、クリームをライン遣いすることがおすすめなのですが、化粧水のみビタミンC誘導体配合タイプを使用するだけでも、毛穴の状態がずいぶん変わってくるはずですよ。
毛穴汚れや開きは適切なケアで改善できます!
毛穴汚れや開きを改善するためには、まずはその原因を取り除かなくてはなりません。
しかし、それは決して難しいことではありませんので、毛穴トラブルでお困りなら、ひとまずご自身で行えるケアを行ってみて、様子を見てください。
セルフケアで毛穴をなくすことは困難ですが、目立たない状態にまで改善することは可能です。
それでも改善されなければ美容外科や美容皮膚科で美容治療を受けるという方法もありますので、まずはあまり気負わずに、ご自身でできるケアから始めてみてはいかがでしょうか。