仕事に集中さないといけないのに、どうしてもモチベーションが上がらないときってありますよね。
そんなとき、他の人はどうやって乗り越えているのか、みんなが行っている対処法を調査してみました。
仕事のモチベーションがあがらないときの乗り越え方をご紹介!
どうしても仕事を頑張らないといけないとき、どうしても仕事へのモチベーションが上がらないこともあるでしょう。
頭では「今こそ踏ん張りどき!」と分かっているのに、仕事のモチベーションが下がってしまうと困ってしまうものです。
モチベーションとは「ノルマを達成するために営業を頑張る!」「納期に間に合わせるためにデータ入力を頑張る!」などのように、目標に向かって頑張るパワーのことを言います。
特に、続けることがとても大事な案件はモチベーションが不可欠ですが、時として急にモチベーションが下がってしまうこともあります。
プライベートなことならまだしも、仕事のモチベーションが下がってしまうのは今後の評価に響きかねないですから、何とかして持ち直したいところです。
そんなとき、他の人はどのようにして「モチベーションが上がらないとき」を乗り越えているのか、その一例をご紹介します。
簡単な仕事から片付けていく
難しい仕事や処理が煩雑な業務があると思うと、一気に気分が落ちてモチベーションが下がってしまうという場合は、簡単な仕事や業務から片付けて乗り越えるという人もいます。
簡単なものほど後回しにしがちですが、先にいくつか成功体験や達成感を積んでおくことで、難しい仕事へのモチベーションを上げていくことができるのです。
最初は気分が乗らなくても、サクサクと仕事をこなしていく中でどんどんやる気モードへと気持ちが変わっていきます。
また、簡単な仕事に限らず、自分が得意な仕事や好きな業務から取りかかるのもいいでしょう。
仕事に限らず、得意なものや好きなものはやっていて気分がいいものですよね。
得意なもので助走をつけ、その勢いで難しい仕事に取りかかると、モチベーションをキープしたまま乗り越えることが出来ますよ。
「時間がかかるから難しいものからやらないと」「重たい業務を先に終わらしておきたい」という気持ちがある人もいるでしょうが、「コレが終わっても他の細々とした仕事が残ってる」と思うと気持ちが沈んでモチベーションが下がってしまうこともあります。
腰を据え、落ち着いて難しい仕事に取り組むためにも、仕事の順番を工夫するのはおすすめです。
一旦、仕事から離れて休憩してみる
仕事のモチベーションが下がっているときは、何をやっても上手く行かないことが多いです。
「何とかしなきゃ」という焦りもあるとは思いますが、一旦仕事から離れて休憩することで乗り越えられるケースもあります。
仕事を頑張りすぎるあまりに、仕事以外のものが見えていない状態になっているので、1度休憩をはさんでみましょう。
そうすることで頭も気分も切り換えることができますし、リフレッシュもできるので、また仕事を頑張ろうという意欲がわきます。
また、体が疲れていると、集中力やモチベーションが下がるものです。
仕事を頑張りすぎてあまり眠れていない、ここ最近疲れが取れないなんてことはないでしょうか。
そういうときは、勇気を出してしっかり休むことも大切です。
休憩ではなく「休暇を取る」となると一気にハードルが上がりますが、コンディションが悪いまま仕事をしてもいい方向には行きませんし、モチベーションも上がりません。
体を休めて疲れが取れると、自然と「また頑張ろう」とモチベーションが戻ってきますよ。
軽い運動を生活に取り入れる
体調が悪いわけでもないのに体がだるい、何だかモヤモヤしてやる気が出ないという場合は、仕事前に軽い運動を生活に取り入れるのがおすすめです。
「仕事前から体力を使いたくない!」「疲れて余計にモチベーションが下がるのでは?」と思う人もいるかと思いますが、運動することで体の血流が良くなって頭が冴えて、考える力がアップするというメリットがあります。
また、運動すると幸福ホルモンと呼ばれている“セロトニン”というホルモンが分泌されるので、前向きな気持ちで仕事に挑むことができ、仕事のモチベーションアップにつながるでしょう。
この方法でモチベーションをあげている人は、仕事の前に軽いジョギングをする人もいれば、家から職場まで(あるいは通勤の一駅分だけ)歩いたりと、様々な方法で生活に運動を取り入れています。
運動量は人によって異なりますが、体を動かせるのであればどんなものでもOKです。
決してハードな運動をする必要はありませんから、仕事の前に少し体をほぐすイメージで、取り組んでみましょう。
デスク回りを片付けて、頭と気持ちをリセットする
「大きな理由や原因はないけど、何となくモチベーションが上がらない」という人は、デスク回りの整理整頓や掃除などをしてモチベーションを上げ直して乗り越えるようにしている人が多いです。
仕事に取り組むデスクが荒れていると気合いが入りませんし、デスクワークの効率も落ちてしまいます。
その状況を打破するためにも、デスク回りの片付けをするのです。
身の回りがきれいになると心がスッキリしますし、気持ちを切り換えて「また仕事に打ち込むぞ」と思えるようになり、仕事のモチベーションも戻ってくることでしょう。
仕事をはじめる前に、未来日記を書いてみる
仕事に取り組む前に、今日のスケジュールを立てたり、ToDoリストを作る方も多いと思いますが、一歩進んで「未来日記」を作ってみるのもオススメです。
未来日記は「今日すべきこと(これから取り組むこと)を、過去形の表現を使った日記形式で書く」ものです。
人間は、複数の矛盾する認知があると不快感を覚える(認知的不協和)ため、それを解消しようと働く脳の習性があります。
つまり、今日これからやる事を“既に取り組んだもの”として書く事で、意図的に認知的不協和を生み出し、モチベーションを高めて仕事をはかどらせる事ができるのです。
簡単3STEP★未来日記の書き方
今日やることをリスト化する
例:メール返信、資料作り、A社打ち合わせ
1つ1つのやることに作業時間を考える
例:9:00~9:15メール返信、9:30~10:00資料作り、11:00~12:00A社打ち合わせ
全てまとめて過去形の表現で日記をつける
例:9時から15分でメールの返信をした。9時30分から資料作りをし、30分かかった。11時から1時間、A社と打ち合わせをした。
「過去形で日記を書くだけ?」と思いがちですが、実はこの未来日記をつけることで
- タスクの明確化
- スケジューリング
- モチベーションアップ
- 業務や作業の効率化
- 各業務の所要時間の計測
- できた事、できなかった事の明確化
と多くの効果をもたらす画期的な方法で、教育学・経済学博士の小林惠智さんや、「口ぐせ理論」で有名な佐藤富雄さんも推奨しています。
仕事の前の3~5分で簡単に取り組める方法ですから、今日からでもすぐにスタートすることができますよ。
仕事のモチベーションが下がってしまう原因は何?
出来ることなら仕事にはいつも全力で取り組みたいものですが、どうしてもモチベーションが下がってしまうことはあります。
「理由はないけど何となく」という人もいますが、明確な理由や原因があって仕事のモチベーションが下がってしまうこともあり、原因を取り除かないといけない場合もあるでしょう。
モチベーションを上げてしっかりと仕事に取り組むためにも、何故モチベーションが下がっているのか、自分自身の原因を明確にしてみてください。
仕事にやりがいを見出だせないでいる
仕事をする目的は、生活や家族のためにお給料をもらうというのは大前提ですが、それ以外にも「やりがい」が大きいでしょう。
難しい仕事をやり遂げたときや、大きなプロジェクトを成功させたときに、上司や周りから「君に任せて良かった」と言われると嬉しいですよね。
しかし、誰でもできそうな単純作業ばかり任されたり、達成感のない仕事しかさせてもらてないとやりがいを見出だせず、仕事のモチベーションが下がってしまうことでしょう。
そんなときは、上司や先輩に掛け合い、自分の業務について相談すると解決できることがあります。
また、仕事の内容自体を変える事はできなくても、自分の取り組む姿勢1つ変えるだけで、モチベーションが上がる事もあります。
例えば、誰でもできる事務作業ばかり任されていると、やりがいが見いだせなくなってしまう方が多いようですが「切手を誰よりもまっすぐ貼る選手権」「会議資料作りタイムの自己ベスト更新にチャレンジ」など、簡易ゲーム化すると楽しめるでしょう。
作業内容や仕事の難易度に関わらず、仕事をゲームのミッションのように捉えることで楽しむ気持ちが生まれ、効率やクオリティも高まります。
人間関係が上手くいっていない
仕事をする上で職場での人間関係というのはかなり重要なものです。
しかし、同じ課やプロジェクトのメンバーとの人間関係が悪いと、精神的なストレスになってモチベーションが下がってしまいます。
いくら仕事が好きなものでやりがいがあっても、人間関係が悪いと仕事に集中できないものです。
モチベーション回復のためにも、早めに上司やリーダーに相談して話し合いの場を設けるなどするようにしましょう。
また、自分自身の振る舞いや言動もしっかり振り返り、関係性が悪くなるような事をしていないか、反省の時間を持つことも大切です。
相手に変化を求めることは難しいですが、自分自身が変わることで対処できるケースもたくさんあります。
ただし、試行錯誤をしてもどうしても人間関係が改善しないなら、心を病んでしまう前に、部署異動や転職なども視野に入れる必要があるでしょう。
正当な評価が得られていない
自分は全力で仕事に取り組んで実績を残しているにも関わらず、周りからちゃんとした評価を得られないとモチベーション低下の原因に繋がります。
どれだけ頑張っても給与や査定に反映されなかったり、いつまでも同じ仕事ばかりやらされていると「頑張っても報われない職場」だと感じて、やる気を失ってしまうことでしょう。
正当な評価を得られないのは、仕事をしていても苦痛になってしまいます。
現状に納得できないのであれば、上司またはさら上の管理職に思いきって気持ちを打ち明けてみましょう。
相談の機会を設けてもらえる時は、感情的にならず、冷静に不当な評価を説明する必要があります。
評価とはあくまでも第三者的意見が中心となるため、自分の思っている基準と異なるケースもあるからです。
そのため、「誰の」「何に対する」「どのような点」が不当に感じているのか、状況や事例を具体的に説明できるようにしておくのがベストです。
仕事のモチベーションは、自分で上げて乗り越えよう!
仕事をする上でモチベーションはかなり大事なものですが、下がるときは下がってしまいますし、どうしようもないときはあるものです。
ですが、モチベーションが上がらないといい仕事は出来ないので、自分なりの乗り越える方法を知っておく必要があります。
人によってモチベーションの上げ方は異なりますので、どの方法がいいかは色々試してみるといいですよ。
自分に合ったモチベーションの上げ方や乗り越える方法などを見つけて、いいコンディションで仕事に挑めるようにしましょう。