お肉やお魚を解凍する方法は?美味しさを損なわないやり方を紹介!

解凍はお肉・お魚を長持ちさせる為には欠かせない方法ですが、解凍した時には本来の旨みを失ってしまうという難点があります。

色々ある解凍方法の注意点や、美味しさをそのままに解凍できるオススメの方法について紹介します。

食材は解凍すると美味しさが半減する!?

食材は解凍すると美味しさが半減する!?

冷凍していた食材を調理して食べた時に、本来の食材の味より美味しさが減っていると感じる人は少なくありません。

冷凍は食材を長持ちさせるには良い方法ですが、特にお肉やお魚の場合は解凍方法を誤ると食材の味が大きく落ちてしまいます。

どうして解凍しただけで食材の味が変わってしまうのでしょうか。

食材の美味しさを半減させるドリップとは?

冷凍された食材が温まると、中に含まれていた水分が流れ出てくることがあります。

スーパーなどで買い物をして自宅で冷蔵庫に入れようとしたら、お肉やお魚から汁が漏れている、という経験をしたことがある人もいるでしょう。

その汁こそが、食材の旨みを半減させる原因で“ドリップ”と呼ばれるものです。

このドリップの中に旨みが凝縮されているため、下手に解凍することによって旨みを無駄に流してしまっていることになります。

ドリップが起こる原因は?

お肉やお魚は60%近くの水分を含んでおり、冷凍した時には当然その水分が凍ります。

凍った水分は食材の細胞・細胞膜を傷め、壊してしまいます。

食材を解凍したときにドリップが起こるのは、食材の細胞内にある氷が解け、冷凍によって傷んだ細胞から旨みや栄養素が流れ出てくることが原因です。

そのためお魚やお肉は冷凍前より柔らかくなり、美味しさも減ったように感じます。

お肉・お魚の色々な解凍方法!

方法その1:自然解凍

方法その1:自然解凍

室内自然解凍とも言い、冷凍した食材をキッチンなどに置いて自然に解凍されるのを待つ方法です。

道具も必要なくとても簡単な解凍法ですが、お肉やお魚の解凍方法に適しているとは言えません。

多くの細菌は10℃から繁殖するため、温度の高い室内に食材を置いておくと、菌が繁殖して食中毒などを起こす原因になります。

そのため自然解凍してしまった食材は、念入りに火を通すなど注意が必要です。

自然解凍が可能な冷凍食品や菓子類、パンなどに自然解凍は使い、お肉やお魚の場合ならこの方法は避けた方が良いでしょう。

方法その2:電子レンジ解凍

方法その2:電子レンジ解凍

食材が必要な時に、すぐに解凍ることができるのは電子レンジ解凍の強みですが、お肉や魚に使う時には注意が必要です。

冷凍ハンバーグのような加工されているお肉にレンジを使うことは問題ありませんが、普通の生のお肉、お魚を電子レンジで解凍すると、ドリップが多く出て旨みが半減してしまいます。

また、解凍した肉・魚を放置しておくと、菌が繁殖してしまうので解凍後の食材はすぐに調理することが重要です。

方法その3:流水解凍

方法その3:流水解凍

厚み・大きさのある食材や、大量の食材を解凍させる時にオススメなのが流水解凍です。

食材の量などにもよりますが、水道水を食材に流し続けることによって通常10~30分程で解凍することができます。

直接水があたらないように、食材はジップロックに入れてから解凍するようにしましょう。

半解凍で切ることの多いお刺身や、下味をつけるお肉・お魚は様子を見て半解凍の状態で引き上げた方が良いでしょう。

水道水は季節によって水温が変わり、冬場は10℃程なのに対し、夏場は20℃近を超えることもありあます。

その為、暑い季節に流水解凍を使う場合には、水温を確認してからの方が良いでしょう。

流水解凍を行う場合は、水温は20℃以下で行うのが適切です。

水の温度が高すぎると、過度に解凍しすぎてしまい美味しさが損なわれてしまう可能性がありますので、夏場で「水温が高すぎるかな?」と思った時は下記の方法5氷水解凍がオススメです。

方法その4:冷蔵庫解凍

方法その4:冷蔵庫解凍

冷蔵庫解凍は、冷凍庫から冷蔵庫に移動させて低い温度で徐々に食材を解凍していく方法です。

冷凍状態からの温度変化が緩やかな為、食材を傷めることなく解凍でき、ドリップも少なく旨みが逃げにくいのが特徴です。

食品を冷蔵庫に入れておくだけなので、水や電気を使う事もなく、家計にも優しい方法と言えます。

肉・魚全般に利用できる方法ですが、解凍までの時間が長く、冷凍されている食品の大きさなどによって6~10時間かかります。

解凍にかかる時間を見越して料理をする必要があるので、急ぎの時にはあまり向いている方法とは言えません。

とはいえ、夜準備しておけば朝ご飯に使用できますし、午前中に冷蔵庫に入れれば夕飯の支度に間に合いますので、献立を既に考えている時はこの解凍方法を使うのがベストでしょう。

方法その5:氷水解凍

方法その5:氷水解凍

冷蔵庫解凍より短い時間で安全に食材を解凍したい時にオススメなのが氷水解凍です。

他の解凍方法に比べてドリップなどの心配もなく、美味しさを保ったまま解凍することが可能です。

氷水解凍をする時は、流水解凍時と同様にジップロックなどに入れて、食材を濡らすのは避けましょう。

氷水の入ったボウルに食材を入れることにより、大きすぎない食材なら2時間程度で解凍できます。

食材を解凍するうえでの注意点は?

食材を解凍するうえでの注意点は?

お肉やお魚の常温解凍は危険!

冷凍していたお肉を調理したいけど、ゆっくり冷蔵庫で解凍している時間がない・・・といった時に、調理台や流しの上に置いて常温で解凍させたことがある人はいませんか?

自然解凍の解説で述べたように、お肉やお魚の常温解凍は食中毒を引き起こす可能性があるため、大変危険です。

食品に細菌が繁殖しやすいのは5~50℃とされており、室温である18~24℃の環境にずっとさらしていたのでは、菌が繁殖してしまいます。

しっかり火を通せば大丈夫、と考える方もいるかと思いますが、サルモネラ菌やO157など、注意すべき細菌は多いため、万が一のことも考えて細菌が繁殖する温度は避けて解凍することが大切です。

お肉・お魚を急いで解凍するなら、常温の場所に放置するのではなく、流水解凍することをオススメします。

解凍した食材を再び冷凍して保存するのはNG!

基本的に、解凍した食材はその日の内に使い切るように心掛け、再解凍はしないことが重要です。

一度解凍した物を再び冷凍しても、風味や食感が悪くなり、美味しく食べられなくなる他、菌が増殖して食中毒を引き起こす危険性があります。

唯一、冷蔵庫で解凍した物なら再び冷凍しても大丈夫ですが、品質が低下してしまうのは避けられません。

逆に、流水解凍や常温解凍など、冷蔵解凍以外を使った食材は絶対に再冷凍せずに、使い切るようにしましょう。

もし、どうしても使い切れない場合は、火を通してから冷凍するようにしてください。

食材を美味しく解凍できる“解凍プレート”とは?

食材を美味しく解凍できる“解凍プレート”とは?

少し前から話題になっている、料理のプロたちからも認められたアイテム「解凍プレート」。

熱伝導性の高いアルミニウムで作られたプレートで、食材を置いておくだけで短時間で解凍できる優れものです。

流水解凍や氷水解凍のように、水に浸けたり、氷を用意する必要もなく、手軽に食材を解凍できるので、急ぎの時の利用もオススメのアイテムです。

通常よりスムーズに食材を解凍できるだけでなく、電気やガスも必要ないため、どこでも簡単に利用できるのも魅力でしょう。

また、性能は半永久的に持続するため使用できなくなる心配もないうえに、経済的にも助かります。

料理をする人にとっては非常に便利なアイテムですが、安い物なら2,000円前後、高価な物でも1万円未満で購入できるため、手にとりやすいのも嬉しいポイントです。

解凍プレートを使えば美味しさはそのまま!

解凍プレートは、時間がかからずに解凍することができるほか、ドリップ量を大幅に抑えられるというメリットがあります。

解凍プレートを使うことによって、旨み成分や肉汁を逃すことなく解凍できるので、他の解凍法よりも食材の旨みを堪能でき、料理のプロや多くの主婦からも高い評価を得ています。

また、プレートには抗菌作用があり、短時間で食材が冷えたまま解凍され、食中毒の予防にもなるので安心して食材を調理に使うことが可能です。

「食中毒は心配だけど、急ぎの時に流水解凍や氷水解凍をするのが大変」という方は、是非一度解凍プレートを利用してみてください。

解凍プレートを購入する際にチェックしたいポイント4つ

1.プレートのサイズ

プレートの大きさは商品によって様々なので、普段調理する食材の多さや人数に合わせて選ぶようにしましょう。

十分なスペースがある場合には大き目のプレートも利用できますが、キッチンの広さによっては標準の大きさのプレートを使用し、解凍する食材が多い時のみ2枚用意するのも良いでしょう。

基本的には面積の大きいプレートの方が、小さいサイズの物よりも伝えられる熱の量が多く、解凍性能は高い傾向がありますが、収納の問題もあるため、その点も踏まえて選択するのが懸命です。

2.解凍時間

一口に解凍プレートと言っても商品によって解凍時間が異なるため、値段だけを重視してあまりにも安い物を購入すると、あまり効果を発揮してくれない場合もあるので注意が必要です。

メーカーのホームページに、商品情報として解凍の目安時間が掲載されている場合が多いので、事前に確認しておくことをオススメします。

また、プレートの中には裏面にヒダが付いているものと、そうでない物がありますが、スピードを重視するならヒダ付きのタイプを選ぶと良いでしょう。

ヒダがあることによって、表面積を増やし、やり取りする熱の量が増えて食材を解凍するスピードも上がります。

3.プレートの種類

解凍プレートの中には、ヒダが付いている物や、両面使用可能な物、プレート同士を重ねることによって更に解凍にかかる時間を短縮できる商品など、様々なタイプの物があります。

また、ドリップした液が溜まらないようにドリップキャッチャーや溝がついているプレートもあるため、いくつかの商品を購入前に比べてみるのも良いでしょう。

また、巻きす型のプレートや、プレートが傷付かないように普通のアルミニウムより耐摩耗性が高いものもあります。

4.使用後に洗いやすいかどうか

解凍プレートには殺菌作用がある物も多いですが、使用した後は当然綺麗に洗わなければいけません。

洗いやすいさを重視するなら、プレートの表面に溝がないものや、溝の感覚が広くて洗いやすい物を選ぶようにしましょう。

また、足付きタイプや、巻きす型のようにプレートにパーツが付いているものなら、分解できるかチェックしておくのがオススメです。

パーツの隙間などに入り込んだ汚れをそのままにしておくと不衛生なので分解してしっかり洗える物の方が良いでしょう。

他にも、プレートの角にシリコンのコーナーガードが付いている物もありますが、コーナーガードが取り外し可能かもチェックしておくと、いざ洗う時に安心です。

美味しさを逃さないためには適切な解凍方法を知ろう!

美味しさを逃さないためには適切な解凍方法を知ろう!

冷凍することで食材を長持ちさせることができますが、解凍方法に気を付けないと、せっかくの食感や風味を逃してしまいます。

食材によって適した解凍方法は異なるので、この機会に普段行っている解凍方法が本当に食材に合っているのか確かめてみるのもアリでしょう。

また、常温解凍をすると食中毒を引き起こす可能性がある食材も多いたまえ、その点には十分に注意しなければなりません。

今は、食材を置いておくだけで簡単に解凍できる「解凍プレート」も様々なメーカーから販売されており、手軽かつ安全に解凍できるため、時間や手間を節約したいなら解凍プレートの使用も検討してみると良いでしょう。