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美味しさ長続き!お米の正しい保存方法&保存期間を伝授!

みなさんは、元気の源である「お米」をどのように保存していますか。

米びつに入れて少しずつ使ったり、備蓄用に買ってきた袋のまま置きっぱなしにしたりする人が多いのではないでしょうか。

実は、それらの保存方法では、お米の美味しさがどんどん失われてしまうのです。

では、どうすればお米の美味しさを保つことができるのでしょうか。

まずは、お米を間違った方法で保存し続けると、どんなデメリットがあるのかについて確認していきましょう。

お米の保管方法を間違えるとどうなる?

そもそもお米の保管方法を間違えるとどうなる?

「お米は生ものじゃないし、袋に入れたままでとりあえず置いておけば大丈夫」と考える方もいるかと思いますが、お米は保管方法や場所によって美味しさが格段に変化します。

せっかく良いお米を購入しても、管理が行き届いていないと味も落ちてしまうため、美味しい白米を食べたいなら管理方法には注意しなければなりません。

まずは、お米の保管方法を間違えると、お米にどんなトラブルが起こるのかチェックしてみましょう。

お米を正しく保管しないとこんなトラブルが!

お米は意外とデリケートな食物のため、どんな場所で保管しておいても美味しく食べられるわけではありません。

消費の目安を超えて長期間で保存し続けたり、高温・多湿な場所に置いておくと、お米に以下の様なことが発生する可能性が高くなります。

  • お米自体にツヤや粘りがなくなる
  • 味が落ちる
  • カビが発生したり、変色が起こる
  • お米にヒビ割れが起こる
  • ご飯がべとつくようになる
  • 虫が発生する

このような状態になってしまっては、せっかく買ったお米も味が落ちてしまい、美味しく食べることができません。

しかし、あることに気を付けるだけで、お米の美味しさを失わずに保管することが可能です。

次は、「お米を美味しく保つ正しい保存方法」の4つのポイントについて紹介します。

ポイントその1:一定の低温を保とう!

ポイントその1:一定の低温を保とう!

お米を美味しく保存するための理想の気温は10~15度と言われています。

そのため、温まりやすい電子レンジやトースター付近はもちろん、ましてや直射日光が当たる場所に置くのは厳禁です。

レンジ台に組み込まれたタイプの米びつが、家具としてよく売られていますが、これも電子レンジからの熱の影響を受けやすく、保管場所としては適していないので注意しましょう。

お米を保管する場所で最もオススメなのは冷蔵庫の野菜室で、一定温度を一年中保つことが可能です。

野菜室の温度は約6度で、理想の温度よりは低いものの、低温で一定の温度で保たれているためお米の酸化速度が弱まり、常温保存するよりも2倍も美味しさが持続します。

今まで温度を気にせずお米を保管していた方は、今日から温度が低く直射日光の当たらない暗所に移すようにしてください。

ポイントその2:湿度は大敵!

ポイントその2:湿度は大敵!

乾燥しているお米にとって湿度は大敵で、高温多湿な所でお米を保管しておくと、カビや虫が発生する原因になるので要注意です。

特に、シンクの下などの水回りに近い収納空間は、湿気が溜まりやすいので避けた方が良いでしょう。

また、先ほど理想の保存場所として野菜室を挙げましたが、野菜室の中にある「冷気吹き出し口」付近に置いてはいけません。

冷気吹き出し口の近くにお米を置いておくと、湿気を吸ってしまいカビが発生する可能性が高いです。

買ってきたお米は、水回りなどには保管せず、冷気吹き出し口から離して野菜室に入れるようにしましょう。

袋から容器にお米を移して保管する際も、濡れた状態だとカビが発生する原因になるので、容器はしっかり乾燥させてから使用するようにしてください。

ポイントその3:酸化を防ごう!

ポイントその3:酸化を防ごう!

お米は、空気に触れることで乾燥し、酸化が進んで味が落ちるため、できる限り空気に触れる面積を減らした状態で保管するのがポイントです。

「買ってきた袋のまま開封しなければ大丈夫」と思う人もいるかもしれませんが、市販の米袋には輸送中の破裂防止のために見えない小さな穴がたくさん開いているため、袋のままではお米の品質は維持できません。

また、一般的な米びつやタッパーは、上部がたくさん空気に触れてしまうので注意です。

ジップロックなら、お米を入れて空気を抜くようにしながらぴっちりと閉めればほとんど空気に触れないため、長期間品質を保つことが可能です。

さらに、ジッパーには様々なサイズがあるので、各家庭の事情合わせて一度に炊く量ごとに入れて保存することもできて便利でしょう。

ジップロックがなければ、ペットボトルにお米を入れて冷蔵庫に入れて置くのもアリです。

ポイントその4:ニオイの移りには気を付けよう!

ポイントその4:ニオイの移りには気を付けよう!

目視はできないものの、お米には無数の小さな穴が空いており、ニオイを吸収しやすいという性質を持っています。

特に、芳香剤、洗剤、防虫剤、殺虫剤のように、臭いが強い物をお米の近くに置いておくと、お米が臭いを吸収してしまうので要注意です。

押し入れや流し台の下など、食べ物以外のニオイの目立つ物の近くでお米を保管するのは避けるようにしてください。

お米に移った臭いが健康に影響することはほとんどありませんが、一度移ると除去することができないうえに、美味しさも落ちてしまうので、注意するようにしましょう。

お米の美味しさはいつまで続く?お米の正しい保存期間とは?

お米の美味しさはいつまで続く?お米の正しい保存期間とは?

お米を30kgの大袋で購入した場合、子どもがまだ小さい4人家族なら消費するのに2ヶ月以上、夫婦2人であれば3か月近くかかります。

お米の品質は2ヶ月も持ちませんし、30kgものお米を野菜室で保管するのも不可能です。

それでは最後に、お米の正しい保存期間と、お米の天敵「コクゾウムシ」について確認しましょう。

お米の保存期間は季節によって変わる!?

お米は、およそ1ヶ月半以内に消費した方が良いと言われています。

しかし、季節によって気温や湿度は変わるため、時期によって食べきる期間の目安は異なります。

例えば、春先は少しずつ暖かい日も増えてくるので、1ヶ月程度で食べきるようにするのがベストです。

梅雨の時期はじめじめしとして湿度が高く、夏場は室温がかなり高温になるので、2~3週間以内に食べきる方が良いでしょう。

また、秋は新米の季節ですし、冬になると室内の温度もそこまで高くならないので、1ヶ月~2ヶ月以内を目安に食べきれば大丈夫です。

お米を最後まで美味しく食べきるためには、季節に応じて購入するお米の量を調節することがポイントとなります。

玄米と精米で保存期間は異なるの?

精米後のお米の消費目安は1ヶ月半以内ですが、玄米の消費期限は約1~3年程と言われています。

白米は最長でも3ヶ月と言われているので、白米よりも長期保存に適していることが分かります。

ただし、精米前とは言え、温度や湿度が高い所に保管しておいたのではすぐに劣化してしまうため、白米と同様に温度の低い暗所で保管するのを忘れてはいけません。

適切な場所で保管をすれば、味を落とさずに1年は保管できるため、白米と異なりすぐに消費しなくてもいいのが玄米の嬉しいポイントでしょう。

保存方法・期間を間違えると現れる!お米の天敵とは!?

保存方法・期間を間違えると現れる!お米の天敵とは!?

保存していたお米の中に、小さな虫が動いているのを見たことがあるでしょうか。

それは、お米の保存方法や期間を間違えると現れる、お米の天敵「コクゾウムシ」です。

コクゾウムシは、お米ににつく代表的な虫で、一度出会ったら最後、放置していると日ごとに増殖し、除去することが困難になっていきます。

お米に虫がつくのは農薬の少ない美味しいお米の証拠であり、虫自体は無害なのですが、虫の湧いたお米を口にするのには抵抗がある人がほとんどでしょう。

お米につく虫は、自宅の中に侵入した虫が卵を産み、孵化することもありますが、中には出荷前の貯蔵の時点で卵がついているケースもあります。

「自宅は清潔だから大丈夫!」「今まで虫が出たことはないし…」と思っていても、思わぬところから虫の被害を受ける可能性もあるため、コクゾウムシの対策についてチェックしておきましょう。

コクゾウムシの発生を防ぐ!対策方法はこちら

まず、コクゾウムシは、高温多湿が大好物で、湿度が高く、気温が18度をこえるあたりから孵化し始めます。

逆に、気温を15度以下にすれば休眠状態に入り、ほとんど活動することはないため、お米を正しい保存方法で保存し低温を保つことは、防虫対策にも有効なのです。

また、不安な方は、お米の中に唐がらしやニンニクなど、防虫になる物を入れて予め虫よけ対策をしておくのもオススメです。

コクゾウムシは米びつに残っているわずかなヌカからでも発生する場合があるため、米びつでお米を保管している人は、小まめに掃除をして保管場所を清潔にするように心掛けましょう。

お米に虫が発生したらどうすれば良いの!?

万が一コクゾウムシが発生してしまった場合は、少々手間はかかりますがふるいにかけて虫だけ取り除くか、直射日光の当たらない所でお米を陰干ししましょう。

新聞紙の上にお米を撒いておけば、光を嫌がって虫は逃げていきます。

また、虫がついていてもお米自体は食べても問題ありませんので、お米を水で洗って浮いた虫を取り除くのもアリです。

また、虫だけでなく、買ったお米に万が一卵がついてしまっていても、水に浮く性質があるため、お米を洗っている途中で洗い流せます。

虫が発生したお米でも食べることは可能ですが、まずは発生しないように日頃から保管方法に気を配ることが大切でしょう。

正しい保存方法を知ってお米の美味しさをキープ!

正しい保存方法を知ってお米の美味しさをキープ!

改めてお米の適切な保管条件を確認すると、一見難しいようにも思えますが、冷蔵庫の野菜室のように、暗くて温度の低い場所なら、基本的に安心してお米を保存しておくことができます。

また、酸化から守るためには密閉できる容器が必要になりますが、ジップロックやペットボトルなどでも代用できるので、身近にある物を上手に使ってお米を保管するようにしましょう。

適切な場所で保管していても、お米を美味しく食べられる期間は1ヶ月程度なので、全てのお米を美味しく食べきれるように、お米の量を調節して購入するのがオススメです。