誕生日やちょっとしたお友達との集まりの時に、料理やケーキが華やかだとその場の雰囲気も明るくなりますよね。
お料理にお花を添えて見た目を鮮やかにしたい!そんな時に活躍するのが食べられるお花「エディブルフラワー」です。
今回は、食卓を華やかにするエディブルフラワーの種類や使い方について詳しく紹介していきます。
料理を彩るエディブルフラワー!いったいどんな花?
食べる事が出来る!?エディブルフラワーとは?
エディブルフラワーとは、Edible(食べられる) Flower(花)の言葉の通りに、食べられる花の事を指します。
外食の際に、サラダやパスタにカラフルな花が添えられていたり、ケーキにお花が飾ってあるのを目にしたことがある人もいるでしょう。
お花の中には、毒性のある物や食用にはならない花も含まれるため、全てのお花が食べられる訳ではありません。
市販のエディブルフラワーは、観賞用の花とは栽培方法から違い、農林水産省のガイドラインに基づき食用花として安全に栽培されているため、安心して口にすることができるのです。
エディブルフラワーと普通の花ってどんな違いがあるの?
観賞用として栽培されている花は、使用する農薬の制限がなく、虫が付かないようにするためにも、水銀などの食用花には使用が出来ない薬品なども使われています。
しかし、エディブルフラワーは安全に食べる事が出来る様に、安全な肥料や農薬のみを使用して栽培されているのです。
そのため、カモミールやパンジー、ペチュニアといったエディブルフラワーとして使用されることの多い花だとしても、鑑賞用の花を食べるのは非常に危険です。
食用として使いたいなら、必ず市販の物を購入するか、食用の花を自身で栽培するようにしましょう。
毒性のある花には要注意!
お花の中にも、毒性を持つ植物はたくさんあるため、口にする前に必ず食べられる植物かどうかを確認するようにしましょう。
エディブルフラワーとして流通している以外の花を食べてしまうと、嘔吐や食中毒を起こしてしまう恐れがあります。
クレマチスやスイセン、ヒガンバナ、クリスマスローズ、アジサイなど、見た目も華やかで私たちが慣れ親しんだ花にも毒性はあるので、十分に注意しましょう。
花にはもちろん、葉っぱに毒がある植物も多いため、無暗に食用に使わないように気を付けて下さい。
エディブルフラワーは自宅で栽培できる!
自分でエディブルフラワーを育ててみよう!
また、エディブルフラワーは自分で育てる事が出来るのでガーデニングとして楽しむ事も可能です。
自分で苗から育てる場合は、市販の花の種や苗などではなく、必ず食用花専用の種から栽培するように注意してください。
食用としてではなく、観賞用として市販で販売されている花の苗だと、薬剤が散布されている可能性が高いので、誤って食べてしまうと大変危険です。
エディブルフラワーの栽培時にはココに注意!
エディブルフラワーを栽培する時の一番の注意点は、必ず食用の種や苗を用意することですが、他にもいくつか気を付けるべき点があります。
まず、土は野菜用の培養土を使用し肥料も野菜用の有機肥料を使うと安心して栽培を楽しむ事が出来るでしょう。
また、園芸用の植物と一緒に育てていると、誤ってエディブルフラワーにも農薬を使ってしまったり、食用の花がどれだったか見分けが付かなくなってしまうこともあります。
そのため、観賞用の花と食用の花は分けて育てた方が安心でしょう。
また、人間が口にしても害のないニームの木の実から作ったオイルなどを利用して、害虫が寄り付かないようにエディブルフラワーを管理する必要もあります。
手軽に使用したいならお花を直接購入するのがオススメ!
エディブルフラワーを使っての料理を頻繁にするのなら、苗を買って自身で育てるのもアリですが、他の植物と分けて育てたり、専用の土を作ったりと何かと手間がかかるため、時間に余裕がない方には少々不向きです。
また、栽培段階で虫に食われてしまうと見栄えが悪いため、料理に使用できないのも難点でしょう。
パーティーやイベントなど、限られた時のみ料理をお花で飾りたいという人は、栽培するよりもお花を購入した方が手っ取り早いです。
エディブルフラワーはネットで簡単に注文できるため、栽培を楽しみたいというよりは、手軽に料理にお花を飾りたい、という方はエディブルフラワーの購入も検討してみましょう。
エディブルフラワーには種類がいっぱい!使い方とは?
見て食べて楽しめるおすすめのお花!
花の種類 | 特徴 |
---|---|
キンギョソウ |
|
パンジー |
|
ビオラ |
|
ペチュニア |
|
ボリジ |
|
プリムラ |
|
カレンジュラ |
|
エディブルフラワーのオススメの使い方を紹介!
エディブルフラワーは見ただけで華やかなので、様々な料理に活用する事が出来ます。
エディブルフラワーは味の主張が強いわけではないため、パスタやサラダ、ケーキ、ゼリー、飲み物など、元の食べ物の味に限らず使用することが可能です。
それぞれの花の色や特徴を生かし、お菓子や料理などに彩を加えていきましょう。
パスタやサラダに加える
パスタやスープなどに鮮やかなお花を添えるだけで、食卓の中でも主役級に目をひくようになります。
エディブルフラワーを生で散らしたサラダなども、パーティーなどで彩を飾るに一役買う事間違いなしです。
また、カルパッチョなどに黄色やピンクなどのお花を添えるとコントラストも美しくなるでしょう。
元の料理の色味によってマッチする色が異なるので、配色を考えながら飾付をするのも一つの楽しみと言えます。
スイーツの果物代わりに使う
エディブルフラワーをケーキやゼリーといったスイーツに飾ると、一気に豪華になります。
果物と一緒に飾るのもアリですが、ケーキの上には果物をのせず、色とりどりのお花で飾り付けをするのも良いでしょう。
また、ゼリーやババロアといった透明なスイーツだと、中にエディブルフラワーを入れても楽しい見た目になります。
基本的にエディブルフラワーにはほとんど苦味はなく、無味であることが多いので、甘い食べ物に添えても問題はありません。
スイーツの表面を飾る以外にも、生地に花弁を混ぜ込んでケーキやマフィンなどを焼くのもオススメです。
お菓子作りに活用する
エディブルフラワーを、食事だけでなくお菓子作りに使用する人もたくさんいます。
お菓子の中でもクッキーとエディブルフラワーの組み合わせは人気が高く、インスタグラムなどのSNSでも話題をよんでいます。
また、クッキーならどんな色のお花でも合うため、デコレーションの自由度が高いのもポイントです。
エディブルフラワーを使うだけで普通のクッキーとは一味違う仕上がりになるので、プレゼントとして贈っても喜ばれるでしょう。
フラワーアイスを作る
エディブルフラワーの使い道は、食べ物を飾るだけではありません。
製氷機皿で氷を作る際に、エディブルフラワーを水と一緒に入れておくと、中にお花が入った可愛い氷を作ることができます。
水差しの中にフラワーアイスを入れておくだけでもかなりお洒落な雰囲気になる他、お客さんが来てアイスティーやジュースを出す際に、エディブルフラワーを使ったアイスボールを入れると喜ばれるでしょう。
フラワーアイスならスイーツや料理を作っている時間がない方でも、手軽にエディブルフラワーを楽しむことができます。
1度は食べてみたいエディブルフラワーを使ったおすすめ商品!
花のババロアhavaro
ババロアの専門店です。
季節の花に合わせた色やバランスを考え、より美しく美味しい組み合わせを熟考しながら完成されたフラワーババロアは絶品の一言に尽きます。
エディブルフラワーを使う事により日々変わる、色とりどりのフラワーババロアを堪能する事が出来ます。
花のババロアhavaroの店舗情報 | |
---|---|
住所 | 東京都千代田区丸の内1-9-1 東京駅一番街 1F トウキョウミタス内 ※他にPARADIS ラゾーナ川崎店、イクスピアリ店もあり |
電話番号 | 03-3218-0051 |
営業時間 | 月曜~金曜:9:00~20:30(l.o.) 土曜、日曜、祝日:9:00~20:00(l.o.) ※施設休館日に準ずる |
インターネット通販 | あり |
cotito
お花屋さんとお菓子屋さんが一緒のお店です。
エディブルフラワーを使用した焼き菓子やケーキが楽しめます。
併設されたカフェでお花を見ながらお茶をする事も出来ます。
cotito | |
---|---|
住所 | 東京都杉並区西荻北5-26-18 |
電話番号 | 03-6753-2395 |
営業時間 | 11:00~19:00 (イートイン 18:00 l.o.) ※不定休 |
インターネット通販 | なし |
自宅の料理やお菓子に使いたい!どこで買えるの?
土佐 島津農園
高知県内でエディブルフラワーの栽培と加工・販売を行っている会社です。
山間部に位置する土地にある農園は、温暖な気候と冷涼な風でお花や作物を育てるのに適した環境です。
エディブルフラワーはすべて無農薬で栽培されているため、子どもから大人まで安心して食べられます。
色とりどりの花が1パックから購入できるので、初心者さんでも使いやすいお店です。
伊勢志摩おかげ野菜と仲間たち
伊勢志摩の壮大な自然の中で、野菜やお花を水耕栽培で育てています。
てんとう虫を使った栽培を行っており、化学農薬を使わずに綺麗で美味しいエディブルフラワーが育ちます。
内容量は少なめですが、その分お手頃価格で購入できるので気軽に利用できます。
また、スーパーでは買えない珍しい野菜も併せて購入できるのが嬉しいところです。
見て楽しんで美味しく食べられるエディブルフラワーを上手に使おう!
綺麗な花を見ていると心が癒されるものですが、エディブルフラワーなら観賞用として楽しむだけではなく、美味しく食べる事ができるため、パーティーやいつもと違う食事を演出するにも大活躍します。
毒性がある植物や、農薬などを使った花は口にすることができないので、自分で栽培する時には注意が必要ですが、今はネットで簡単にエディブルフラワーを注文することも可能です。
四季折々で違った色や形のお花を楽しむ事が出来るので、お料理やスイーツのアクセントとして上手に活用して楽しみましょう。