「美味しい珈琲を家でも飲みたいけど、どんなコーヒー豆を選んだら良いの?」そんな悩みを持つ方に、お試しセットを販売している珈琲きゃろっと。
自宅にいながら本格的な味わいが楽しめると、人気のコーヒー豆通販店です。
コーヒー好きな筆者が実際に注文し、コーヒーのお味を自宅で体験してみました。
果たして本当に満足できる美味しさなのか、コーヒーお試しセットを購入した感想をお伝えします。
珈琲きゃろっとの4つのこだわり
珈琲きゃろっとは、北海道恵庭市でコーヒー豆の販売やカフェを行っているお店です。
コーヒ豆選びから焙煎、抽出まで一切妥協をせず、美味しいコーヒーを提供することにこだわっています。
国際コーヒー鑑定士が最高のコーヒー豆を仕入れ!
珈琲きゃろっとの焙煎人・内倉大輔さんは、国際的なコーヒー鑑定士の資格である「SCAA認定カッピングジャッジ」「CIQ認定Qグレーダー」という2つの認定資格を持っています。
これはコーヒーに関する知識を持ち、味覚や嗅覚を駆使して客観的かつ正確にコーヒー豆を評価することのできる人に与えられるもので、美味しいコーヒー豆を選ぶためにはとても大切な資格です。
珈琲きゃろっとで取り扱っているコーヒー豆も信頼できる舌を持つ大倉さんが選び、その時々で最高品質のものが仕入れられています。
カッピングジャッジで非常に高い点数を獲得する、国際品評会入賞クラスと同等のコーヒーが自宅で味わえるのは、コーヒー好きにはたまりません。
数々の賞を受賞している実力店!
珈琲きゃろっとのすごい所は、コーヒー豆の選定力に優れているということだけではありません。
内倉さんがリーダーを務めるチームは、より美味しいコーヒーを産み出す「焙煎力」を競うローストマスターズチャンピオンシップや、理想のエスプレッソを作り上げるエスプレッソブレンドチャンピオンシップで優勝経験を持つ実力派です。
コーヒーとひたむきに向き合い、本当に美味しいコーヒーを届けているからこそ、ネットショップ大賞の全国銘店賞金賞や、ドリンク部門第1位といった、コーヒー販売の輝かしい受賞歴に繋がっています。
仕入れたコーヒー豆は必ずハンドピックで選定!
コーヒー豆は農産物ですから、いくら質の良いものを仕入れても、その中に必ず「欠点豆」と呼ばれるあまり良くない品質の豆が混ざってしまうものです。
欠点豆には、成長度の未熟な豆、味のしない死に豆、運搬中に割れてしまった豆、カビの生えた豆など様々な種類があります。
質の良い豆と混ぜて淹れても、体に害を与える訳ではありませんが、渋みやえぐみ、胸やけ、腐敗臭などの原因となり、コーヒーの味が落ちてしまうのです。
この様な欠点豆を取り除く作業を「ハンドピック」と言いますが、人の目で1つ1つ選定するのは非常に大変な労力と時間がかかるため、量産的に販売しているコーヒーでは行っていないことも多くあります。
しかし珈琲きゃろっとは人気店ながら、コーヒーの味わいに妥協せず、すべてのコーヒー豆のハンドピックを行っています。
雑味がなく、本当のコーヒーの香りや味わいを楽しめる様、1つ1つ手間をかけてから焙煎しているのです。
煎りたて・新鮮な状態で出荷!
美味しいコーヒーを飲むために大切な要素の1つとして、コーヒーの鮮度があります。
焙煎したコーヒーの賞味期限は、豆の状態かつ常温保存で約1か月(2~3週間がベスト)だと言われています。
これは、空気に触れていることでコーヒー豆の酸化が進んだり、水分を吸収して湿気てしまうからです。
粉の状態になっているものは、豆の状態よりも酸化が進みやすく、水分も吸収しやすいため、美味しく飲める期間はより短くなります。
そのため、「いかに鮮度の高い状態でコーヒーが自宅に届くか」ということも、自宅で美味しいコーヒーを淹れるためには重要なポイントです。
珈琲きゃろっとでは、常に新鮮なコーヒー豆を届けるために、全て煎りたての状態で出荷しています。
大量生産は出来ませんが、より美味しいコーヒーを楽しめるこだわり店ならではの心遣いです。
珈琲きゃろっとのお試しセットを注文した理由
では、ここからは筆者の「珈琲きゃろっと初体験」の話に進みたいと思います。
私がなぜ珈琲きゃろっとを選んだかを簡単に説明しますと、「国際資格保有者の選んだコーヒーが飲んでみたい!」と思ったからです。
我が家にはミル付きコーヒーメーカーがあり、夫婦で美味しいコーヒーを飲むのが好きなのですが、だからといってこだわりが強いわけでもなく、なんとなく習慣的に飲んでいるという感じがあります。
ある時、通販で購入できるコーヒー豆を探していたところ、珈琲きゃろっとが目に留まり、「資格保有者が選んだ豆で、受賞歴のあるお店のコーヒーが、果たして本当に美味しいと感じるのか?」と疑問に思ったので、お試しセットを購入してみることにしました。
珈琲きゃろっとお試しセットを注文!
注文前の説明には、焙煎人内倉さんからのお手紙として、美味しいコーヒーの条件と珈琲きゃろっとのこだわりポイントが記載されています。
ちょっと長いですが、よく読んでみるとコーヒーへの知識が深まりますし、お店についてもよく分かるので、意外と面白いです。
珈琲きゃろっとのお試しセットは、2種類で約40杯分ものコーヒーが楽しめるので、挽き具合や湯量を変えて、しっかり味わえるのが良いと思いました。
また、お試しセットでは2種類のコーヒーが届き、2品目は2つのコーヒーから好みに合うものを選べます。
コーヒーにもそれぞれ好みがありますから、決められたものを飲むのではなく、自分と相性の良さそうな種類を選べるのが嬉しいですね。
ちなみに、コーヒーは豆の状態だけでなく、挽いた粉の状態も選べるので、ミルを持っていないという方でも安心です。
注文フォームはシンプル・簡潔なので、ややこしい入力などもありません。
注文後の画面には、1袋無料でもらえる特典の案内が出ますが、興味がなければスルーすることもできます。
珈琲きゃろっとのお届け状態
注文してから3日ほどで、珈琲きゃろっとのお試しセットが届きました。
使用していたのは佐川急便で、オリジナルの段ボールが可愛らしいですね。
中には、注文したコーヒー(豆状態)が2種類、届いたコーヒー豆の紹介、お店の紹介が書かれたパンフレット、コーヒーの豆知識が書かれた冊子、粉の挽き具合のサンプルが入っていました。
初心者に嬉しい「わっこ通信」
珈琲きゃろっとのお店紹介が書かれたわっこ通信というパンフレットは、働くスタッフ1人1人の顔が見れるので、通販のデメリットである「販売相手が見えない」という点をしっかりフォローしてくれます。
このわっこ通信には、失敗しないコーヒーの選び方が書かれており、「どんなコーヒー豆を選べばいいのか」「焙煎と味の原則」などを分かりやすく知ることが出来ます。
コーヒーを良く飲む私もあまり知識がなく、今までは何となくでコーヒーを選んできたというのが正直なところなので、とても参考になりました。
珈琲きゃろっとのお試しセットは、コーヒー好きで詳しい人だけでなく、コーヒーをあまり知らない人にも向いていると思います。
「きゃろっと通信 珈琲道」が使える!
コーヒーの豆知識が書かれた「きゃろっと通信 珈琲道」という冊子は、コーヒーについてあまり詳しくない人でも美味しく飲める内容がたくさん書いてありました。
コーヒー豆の保存方法には常温保存と冷凍保存のメリット・デメリットが書いてあったり、手軽に美味しいコーヒーを飲む方法、コーヒー豆の品質分けなど、コーヒー好きでも知らなかった内容が盛りだくさんです。
しかも、珈琲きゃろっと式の美味しいコーヒーの淹れ方や分量、美味しいレシピも掲載されているので必見です。
ちなみにこれは余談ですが、珈琲道の中には、内倉さんのこんな言葉が書かれていました。
『でも、多くの人にとっては、はっきり言って、そんな微妙な味の違いなんかよりも【どうやったら、簡単に、おいしいコーヒーが淹れられるか?】のほうがよっぽど重要ですよね。【新鮮でおいしいコーヒーだからこそ、もっとたくさんの人が、手軽に飲めるようにするべき】僕は、こんな風に思っています。』
実は、この視点でコーヒー豆を販売しているお店は意外と少なく、「美味しいコーヒーが飲みたければ、手間をかけろ!」と言わんばかりのお店も多くあります。
もちろん、手間をかけて淹れればそればそれは美味しいでしょうが、毎日仕事もあり、家事もあり、コーヒーが趣味という訳でもない私にとっては、それでは敷居が高いのです。
珈琲きゃろっとの内倉さんの様に、誰もが手軽に美味しいコーヒーを飲める様にという思いで提供してくださっているのは、私にとってはかなり好印象でした。
お試しセット2種類のコーヒーを飲み比べ!
ではここから、実際にお試しセットで届いた珈琲きゃろっとのお味の感想をお伝えしたいと思います!
今回は、全員共通で届くグアテマラのコーヒー豆と、選択で選んだブラジルのコーヒー豆の2種類をお伝えします。
1.グアテマラ・グアヤボ農園(中深煎り)
このコーヒー豆は、珈琲きゃろっとで常に1番売れているコーヒーで、リピート率が高く、コーヒー初心者から長年コーヒーを愛している方まで広く支持されているそうです。
バランスが良いコーヒーということで、楽しみに淹れてみましたが、まず香りの立ち方が非常に良いと思いました。
部屋中に香ばしい香りがミルを使っている時から広がり、新鮮な豆の重要さが分かります。
口当たりがよく、苦すぎず、丁度良い甘さで、とても美味しかったです。
しっかりとコーヒーのコクも感じられるので、ずっと飲み続けていたくなるような味わいでした。
ぬるくなった状態でも飲んでみましたが、淹れたての時と味が変わり、でも決して市販のコーヒーの様に不味くなることがありません。
仕事をしながら、家事をしながら、飲んでいても美味しさが続くコーヒーですね。
確かにどのコーヒーにしようか悩んでいる方や、あまりコーヒーを良く知らない方にも勧めたいです。
とても万能なので、例えば来客時の1杯に出しても、みんなに喜ばれそうだなと思いました。
2.ブラジル・ハチドリ(中煎り)
強い苦みや酸味が苦手な主人のために、甘みが特徴と書かれたブラジル・ハチドリのコーヒー豆を選んでみました。
なんでも、果肉を付けた状態で精製されるということで、とても楽しみにしていたコーヒー豆です。
先ほどのグアテマラのコーヒーとはまた違う、軽やかなのに豊かな香りがしてきます。
確かにコーヒーならではの苦みは感じられますが、嫌な苦みではなく、良い所だけを取ったかのようなとても美味しい味わいです。
「チョコレートを思わせる苦み」と書かれていた表現が、飲んでみるとよく分かります。
とてもまろやかな味わいなので、仕事や家事の合間のブレイクタイム、食後のデザート、疲れた時などホッと一息入れたい時に、とてもよく合いそうだなと思いました。
主人も美味しくいただいていましたし、私もとても満足!で、大変良いコーヒー豆に出会えました。
※しっかりとした味わい、重厚感、力強さを感じる味わいが好きな方は、もう1つの選択肢「マンデリン・スマトラタイガー(深煎り)」の方が好みに合いそうです。
2種類のコーヒーを飲んでみて・・・
今までも、専門店でコーヒー豆を買って飲んでいましたが、「すごくおいしい!」と感じたことがなかった私にとっては、今回のお試しセットはかなり高評価です。
もちろん、今まで出会わなかったコーヒー豆の種類ということもありますが、こんなに香りが良く、味わいの中に個性が感じられるコーヒーは初めてでした。
難しい表現は置いておいて、1口飲んで素直に「美味しい」「飲み続けたい」と思えるコーヒーです。
お試しセットはもちろん安く購入できるものなので、実際のお店を覗いて価格チェックをしてみましたが、200g当たり1,480~1,890円で購入できます。
市販のコーヒー豆から乗り換えるという方にとっては、少し高めに感じるかもしれませんが、コーヒー専門店で購入してきた私からすると相場通りか、むしろ良心的と思える価格です。
よく、「お試しセットだけ安くて、通常購入が高い!」というお店もありますが、珈琲きゃろっとの価格は毎日コーヒーを飲みたいという方にも続けやすいと思います。