ウェディングドレスは花嫁の憧れですが、自分の体形に悩みがあるとデザインに迷ってしまうものです。
どの様な体型にどんなウェディングドレスのが合うのか、デザインの選び方についてまとめました。
一生に一度の結婚式、自分にベストなウェディングドレスを着たい!
結婚式を控えた女性にとって、どんなウェディングドレスを着るかはとても重要なことですよね。
しかし、身長や体型に自信がない、どんなドレスを着たらいいのかわからないとお悩みの方も多いのではないでしょうか。
また、見たときはかわいいと思っても実際に試着してみると自分にはなんだかしっくりこないという場合もあります。
できるだけ綺麗な自分で結婚式の日を迎えられるようにとダイエットをしたりエステに行ったりしているという人もいらっしゃるかと思いますが、健康維持のためには無理な食事制限等は禁物です。
気になる体型は、ドレスのデザインでひとつでも見えかたを大きく変えることができます。
ここでは体型にあったウェディングドレスの選び方についてご紹介します。
ウェディングドレスの基本の形は5種類!
低身長ぽっちゃりの方は王道のAラインドレスがおすすめ
ドレスの王道のシルエットでもあるAラインドレスは、その名の通りに裾がAの形に広がっているのが特徴です。
教会式との相性も良く、上品かつシンプルなこのドレスは体型を選ばずにきれいに着られることもあって人気のラインです。
ウエストの切り替えがないことによって縦のラインが強調され、上半身はコンパクトに、脚は長く見せてくれるので小柄な方やぽっちゃり体型もカバーしてくれます。
高身長ぽっちゃりの方にはプリンセスラインドレスでお姫様気分に
プリンセスラインドレスはウエストに切り替えがあり、そこから裾に向かってフレアーに大きくふくらんだスカートが特徴のウェディングドレスです。
その名の通り華やかかつかわいらしい、物語のお姫様が着ているような正統派ウェディングドレスです。
マタニティドレスとしても人気があり、ボリューム感があってラインがはっきりしているので広い披露宴会場等でも遠くからもはっきりドレス姿を魅せることができます。
こちらもあまり体型を選ばないドレスですが、背が高くぽっちゃりめな体型をカバーしやすい形です。
さらに上半身をすらっと華奢に見せるためにはVネックのものを選んでみましょう。
背が高く細身の方にはマーメイドラインドレス
マーメイドラインドレスは、人魚のように上半身から腰にかけては体のラインにぴったり沿っていて、膝下あたりから尾ひれのように広がりがあるデザインのドレスです。
女性らしい曲線美を見せられるシルエットで見る人に大人っぽい印象を与えます。
プロポーションに自信がないという人や身長が高めで細身の体型の方に映えます。
マーメイドラインは裾の部分にギャザーやフレアーでボリュームを出していて、この広がりがあまり派手でないものはソフトマーメイドラインと呼ばれています。
シンプルな中にも華やかさが欲しい方はフリルやドレープがたっぷり入った裾を、タイトな印象を持たせたい方はソフトマーメイドラインの中から選んでみましょう。
スレンダーラインドレスも背が高く細身の方によく似合う
身体のラインに沿ったデザインが特徴のスレンダーラインドレスは、ペンシルラインとも呼ばれるほど細身のシルエットです。
こちらも身長が高く細身の方によく似合い、スタイリッシュで大人っぽい印象になります。
基本的にシンプルなデザインのドレスが多いので、素材感やアクセサリー等でアクセントをつけてみましょう。
裾が広がっていない分動きやすいので、レストランやガーデンウェディング、海外挙式で人気です。
背が低くて細身の方にはエンパイアラインドレス
ウェディングドレスはウエスト切り替えのデザインが多いのですが、エンパイアラインはハイウェストで胸下に切り替えがあり、スカート部分が長く直線的で広がりが少ない裾が特徴です。
古代ギリシャの女神がモデルなだけあって気品のあるデザインで、年齢を問わず着ることができ、特に細身で身長の低い方にとってはかわいらしく脚を長く見せてくれるのでおすすめです。
また、ウエストをしめつけないのでマタニティドレスとしても着ることができます。
気になる体の部分別カバー方法!
1.首の長さ
首が短い人は胸元が詰まってしまうと顔が大きく見えてしまい、逆に長い人は上半身が縦に長く見えてしまいがちです。
そんな時はデコルテの空間を足し引きしてみてください。
首の短い人は、キャミソールやVネックを選んで首元をすっきりさせて、デコルテラインの肌を出すことで首を細く長く見せることができます。
首が長いのが気になる人は、首元が生地で覆われるハイネックを選んでみるのもいいでしょう。
2.胸の大きさ
胸が大きい人は、上半身が太って見えてしまう可能性があり、逆に胸が小さいと胸元がすかすかして貧相な印象になってしまいます。
大きな胸の方はビスチェなどで上半身をすっきり見せて、小さい人は胸元にボリュームや飾りのあるドレスでふくらみを作りましょう。
また、胸が大きいと脇肉がはみ出してしまったり、逆に胸が小さいとドレスと体の間に隙間ができてしまう可能性があるため、きちんと体にフィットするデザインを試着で選ぶことも大切です。
3.肩のかたち
いかり肩の人はがっしりした印象になってしまいますし、なで肩の人は頭とのバランスが悪く見えてしまいがちです。
いかり肩の人はアメリカンスリーブを選んでみたり、なで肩の人はパフスリーブがあるドレスにしたり、それぞれの気になる部分をカバーする肩の横ラインを意識したデザインを選んで首元から肩のラインを綺麗に見せましょう。
4. 二の腕の太さ
体の中でも気になる人が多いのが二の腕で、ぽっちゃりした二の腕は上半身までも太って見えてしまいがちです。
しかし下手に隠そうとし過ぎても逆効果になるので、ほどよく見せる勇気も持ちましょう。また、隠したい場合もレース素材を使った長袖や、パフスリーブや七分丈の袖、二の腕だけをカバーするフレンチスリーブを選び、腕の中でも手首など細い部分は露出させてください。
パゴダスリーブは袖口が広がるのが特徴で、腕を細く見せてくれる視覚効果があります。
5.お尻の大きさ
お尻が大きいと下半身が太って見えますし、小さすぎても後姿が貧相に見えてしまいます。
そんな時はお尻の大きさをすっぽりカバーしてしまうボリュームのあるプリンセスラインドレスや、バックラインに華やかな装飾のあるドレスを選びましょう。
6.ぽっこりした下腹
ぽっこりした下腹はウエストを太く見せてしまいますので、コサージュやリボン、ギャザーなどを使って腰回りにアクセントを置くことで、お腹から視線を外させましょう。
ウェディングドレスを着用する時には専用下着を着ることがほとんどなので、下着の種類によっては綺麗なボディラインが作り出せる可能性があります。
7.顔のかたち
顔の大きさだけでなく、顔の形もドレス選びの際のポイントになります。
フェイスラインを美しく見せるには、襟元や袖でバランスをとって、デコルテにメリハリをつけるのがコツです。
肩幅を広く見せるためにネックラインを横に開くことで、対称的に小顔に見せることができます。
例えば、顔が大きめの人や丸顔の人には首元がすっきり見えるVネック、面長の人にはデコルテラインを隠してしまうハイネック、ベース型の顔の形ならビスチェ、逆三角形型の顔の形ならオフショルダーを合わせてみましょう。
ドレス選びの際は4つのポイントをおさえて最高の結婚式を!
ウェディングドレスを選ぶ時のおさえておきたいポイントは4つあります。
一つはこれまでご紹介してき体型ですが、その他に、自分自身の好みや雰囲気、挙式スタイル、会場の広さもドレス選びの大切なポイントになります。
自分の好みだけでドレスを選んでしまうと、大きな披露宴会場においてはあまり目立たなくなってしまったり、挙式のスタイルの雰囲気と合わなかったりといったことが起きてしまう可能性もあります。
挙式当日のことを具体的にイメージしながら、自分の体型にくわえて結婚式そのものとも最適なバランスの取れたウェディングドレスを選んで、一生に一度の素敵な結婚式にしてくださいね。
新郎や家族、友人知人の皆様から「素敵だね」「よく似合っているね」と言ってもらえるような素晴らしい花嫁姿をお披露目しましょう。