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優しい子供の育て方|両親・家族が工夫したい子育てのコツと注意点

子供が産まれると、どんな子に育って欲しいのかを一度は考えますよね。

賢くて、正直で・・と色々と思い浮かぶかもしれません。

中でも多いのは、できれば優しい子供に育って欲しい!というもの。やっぱりそう思うのが親心ですよね。

今回は、どうすれば優しい子供に育つのかについて見ていきましょう。

“優しい子供”ってどんな子供?

“優しい子供”ってどんな子供?

そもそも、優しいとはどういうことができると優しいのでしょうか。

優しさの他にも「思いやり」「愛情」などの言葉を当てはめるとわかりやすいかもしれません。

お友達におもちゃを貸してあげられる子。

おやつを半分に分けてあげられる子。

ぬいぐるみをお世話してあげられる子。

少し考えるだけでも、色々と浮かびますね。

こういった行動ができる子はまさに、優しい子供と言えるでしょう。

特に妹や弟がいる場合には、お兄ちゃんやお姉ちゃんが下の子に優しくできる子だと、とっても助かりますよね。

お友達に優しくできるのは何歳から?

ただ、赤ちゃんには他の子が遊んでいるおもちゃを横から奪ったり、悪気なく押しのけてしまったり、という行動が見られることがあります。

そういう姿を見ると、うちの子はなんで優しくできないんだろう!とショックを受ける親御さんもいるかもしれません。

しかし、心配は無用です。

実は赤ちゃんは、お友達におもちゃを貸すなどの行為はできなくて当たり前なんです。

なぜかと言うと、人の気持ちを察したり、理解して共感することができるようになるのは、4、5歳になってからと言われているからです。

思ったより大きい年齢だと思いませんか?

小学校に入る前頃に少しずつ他人の気持ちを理解できるようになるということは、赤ちゃんがおもちゃを貸してあげられなくても、当然ということですね。

思いやりは積み重ね?

では、赤ちゃんの頃には何を教えてもわからないのか、というとそういうわけではありません。

赤ちゃんはまず、大好きなママやパパからの愛情で安心感を覚えます。

おじいちゃんおばあちゃんからの愛情でも同じです。

とにかく、自分が大事にされているんだ、という安心感と信頼感が大切なのです。

自分が愛されている、という自己肯定感が無ければ、他人を思いやる気持ちは育ちません。

さらには、基礎となる自己肯定感が足りないと、情緒不安定な子供に成長してしまう可能性もあります。

そのため、「まだわからないから」ではなく「これからわかるためにも」優しさの土壌を作ってあげる必要があるのです。

家族でできる優しい子供の育て方!

家族でできる優しい子供の育て方!

先程思いやりは積み重ねだと言いましたが、具体的にどうしたら良いのでしょうか。

どのようにしたら、赤ちゃんに自己肯定感を持たせてあげることができるのでしょうか。

家族のコミュニケーションが大事

まず、一番大切なことはとにかくたくさん話しかけてあげることです。

産まれたばかりの赤ちゃんは、話しかけても反応が薄いかもしれませんが、きちんと声は届いています。

しかも、話しかける声のトーンが優しいかそうでないかを聞き分けているそうです。

また、お母さんやお父さんの声は産まれてすぐにわかると言われています。

しかし、そうは言っても反応があまり返ってこないから、一方的に話しかけるのはどうも苦手・・・。

そんな親御さんも多いと思います。

特に、普段お仕事で昼間は家にいないお父さんなどは、どうしたらいいのかと困ってしまいがちかもしれませんね。

しかし、特別なことをしようとしなくてもOKです。

例えば、おもつ替えの時やミルクをあげる授乳の時は、大チャンスです。

赤ちゃんは一日に何回もおもつ替えや授乳が必要ですから、そのたびに「おなかがすいたの?」「おむつ気持ち悪いね、変えようね」と声がけするだけでもOKです。

また、赤ちゃんは音をいっぺんにたくさん聞くことができないので、テレビやラジオは消して、話しかけることが大切なポイントです。

できるだけ、お父さんお母さんの声に集中できるように、外界の音を消した状態で向き合う時間を毎日少しでもいいので取ってあげてください。

絵本の読み聞かせも効果的

同じように、声を聞かせるという意味でも絵本はとても効果的です。

赤ちゃんのうちから絵本を読み聞かせても、言葉がわからないし意味ないんじゃない?と思うかもしれませんが、そんなことはありません。

0歳からの絵本は言葉の繰り返しなどが面白くできています。

しかも、色もはっきりとしたもので描かれているので、赤ちゃんも食い入るように見ていることが多いです。

読み聞かせを続けていると、1歳にならないうちでも、お気に入りの絵本ができてきます。

そうすると、この絵本読んで、と手で本を叩いたりして教えてくれますよ。

そうなってくると、親御さんも絵本の読みがいがありますよね!

さらに、年齢が上がると自分で読んで欲しい絵本を持ってきて、お母さんやお父さんの膝の上に座ってきたりします。

大きくなると、絵本の内容もしっかり理解できますから、優しさについて絵本で学ぶこともできるようになるでしょう。

優しさはいろんな年齢の子供と遊ぶと身につく?

声がけだけでなく、普段の遊びの中からも子供たちは優しさを学びます。

例えば兄弟がいると、大人は「下の子には優しく」「小さい子には優しくしてあげなさい」などと言いがちですよね。

しかし、実は子供本人が他人から優しくされた経験がなければ、どうすれば優しくしてあげられるのかがわからないそうです。

つまり、自分も年齢が少し上の子供に優しくされたことがあれば、きちんと下の子に優しくすることができる、ということになります。

なので、幼稚園や保育園で、縦割り保育など年齢が異なる子供同士で遊ぶ機会があると、ぐっと優しさは身につきやすくなります。

児童館や、公園などで遊ぶ機会をたくさん作るのも、年齢が違う子供と触れ合う機会が作れるのでおすすめです。

また、親戚同士で集まる時に年齢の離れた従兄弟と遊ぶ、なんていうのも立派な経験になりますよ。

子供は親の真似の天才!

子供は親の真似の天才!

ここまで、子供との接し方などを紹介してきましたが、大切なのはそれだけではありません。

実は、一番大切なのは親御さんたちの行動です。

子供は真似をしながらたくさんのことを学びます。

つまり、子供を取り巻く大人たちの行動が何より大切なのです。

しかも子供たちは善悪に関係なく、大人の行動を吸収してしまいますので、要注意です。

よく、足で扉を閉めるのを見られていて真似をされてしまった!なんていう話を聞きますが、何気ない行動も子供たちは見ています。

3歳までに良い行動はたくさん見せて

さらに詳しくご紹介すると、人間の脳には「ミラーニューロン」という神経細胞が有り、これは人の動きを鏡のように映し出す反応をするそうです。

この神経細胞が、他の人の心を読み取ったり、真似をするなどのコミュニケーションを支えています。

そしてこの神経細胞が育つのが、3歳までの時期と言われています。

つまり、3歳までに大人の良い行動をたくさんみて吸収した子供たちは、4歳以降に同じように行動できる子になる可能性が高いということです。

例えば、植物や動物を大切にしている姿を見せたり、困っている人に手を差し伸べる姿を見せると、自然と子供たちもそういう思いやりを持つことができます。

まだ、3歳までの子供に言葉で優しさを説明しても行動にうつすことは難しいですが、実際に行動している姿を見せると、「自分もそうしよう」と情報が蓄積されていくのです。

自分にも優しく、子供にも優しく

自分にも優しく、子供にも優しく

そうは言っても、仕事や家事育児に追われていると、つい強い口調で叱ってしまったり、イライラしてしまうこともありますよね。

そういう時は自分を責めすぎず、「疲れているんだな」と一度深呼吸をしてみましょう。

いつでも良いママ、パパでいるのはしんどくなってしまいます。

まずは、優しい気持ちになれる時でかまいませんから、ぜひ、愛情たっぷりな優しさをお子さんに見せてあげてください。

そうすると、自然と子供も優しい子供に育っていきますよ。