ご自身の結婚式でウェルカムボードを取り入れようと思っているけれど、どのようなものにしようか迷っている方、きっとたくさんいらっしゃるでしょう。
そこで、結婚式を終えた先輩たちはどのようなウェルカムボードを飾っていたのかをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
ウェルカムボードとは一体どんなもの?
そもそも結婚式に飾るウェルカムボードとはどういうものなのでしょうか。
そして、なんのために飾るのかを知っていきましょう。
ウェルカムボードの役割
最近は披露宴の出席者を迎えるため、そして披露宴が始まるまでの時間を楽しませるためのおもてなしとしてさまざまな演出をするカップルが多くなっています。
新郎新婦がその場にいなくても、結婚式に出席してくださるお客様をもてなすことができる方法のひとつがウェルカムボードです。
ウェルカムボードの他にはどんなものがあるの?
披露宴でお客様をもてなすための演出は、ウェルカムボードのほかにさまざまなものがあります。
ウェルカムドール
新郎新婦に見立てたペアの人形やぬいぐるみを置くウェルカムドールも、結婚式で人気のアイテムです。
受付のテーブルの上に置いて、披露宴の出席者を和ませてくれるウェルカムドールは、ベアやうさぎなどがありますが、猫を飼っている人は猫、犬を飼っている人は犬のぬいぐるみを選ぶこともできるのでバリエーション豊かで個性が出ます。
ウェルカムアイテム
披露宴が始まるまでの時間をお客様が退屈しないよう、ウェルカムコーナーを設けておもてなしをすることもあります。
披露宴会場の入口付近にウェルカムボードを置き、新郎新婦にちなんだ様々なアイテムを置いて、披露宴が始まるまでの時間を楽しんでもらうのが目的です。
結婚式の前撮りの写真や2人が出会ってからの想い出の写真、共通の趣味のグッズなどを飾ると出席者を楽しませることができそうです。
また、出席者の方たちにメッセージを書いてもらうアルバムを置いておくなど、想い出を作る仕掛けも流行っています。
ウェルカムボードの大きさはどのくらいがいいの?
ウェルカムボードの大きさに決まりはなく、自分たちが好きな大きさのものを用意するので、大きなサイズのものを置いても、小さめのものを置いても良いのです。
ただ、大きさの予想がつかないと実際に置いてみたときに、想像していたイメージと異なる場合があります。
また、会場の広さによっては想像以上に大きく見えたり、あるいは小さすぎて目立たない事もあります。
そうならないように、披露宴の打ち合わせのときにいくつかの大きさの紙を用意して行き、ウェルカムボードを飾る予定の場所に置いてみると良いでしょう。
A1サイズ(594mm×841mm)
ウェルカムボードの中では一番大きいサイズで、存在感があるので目を引きます。
アットホームな会場やそれほど広くない場所は、目立ちすぎてしまったり、圧迫感を与える事もあるので注意しましょう。
B2サイズ(515mm×728mm)
これも大きめのサイズで、A1より縦と横ともに10センチ程度小さいサイズになります。
このサイズも目立つのでインパクトが出ますし、大きな写真を使うと存在感があります。
A2サイズ(420mm×594mm)
イーゼルに乗せるのにはちょうど良いサイズで、小さすぎることもなく文字も大きめに入るので見応えがあります。
手作りはもちろん、業者さんに注文する場合も、A2サイズはよく取り扱われているので、様々なバリエーションが選べます。
B3サイズ(364mm×515mm)
大きすぎないので、テーブルや受付台の上に飾っても違和感がありません。
また、思い出の写真などと並べてレイアウトしたり、複数の場所に置いてそれぞれ異なるデザインにするのも良いでしょう。
A3サイズ(297mm×420mm)
日常でも使うことがあるサイズで、周りにたくさん花を飾りたいなら、このくらいのサイズがちょうどいいでしょう。
B4サイズ(257mm×364mm)
このサイズになると賞状の額を使ってウェルカムボード手作りができるなど、ハンドメイドの幅が広がります。
ネット上にもアイディアがたくさんありますので、手作り初心者の方も安心の大きさです。
A4サイズ(210mm×297mm)
自宅のプリンターで印刷できる大きさなので、コストを抑えたい場合におすすめです。
また、フレームが雑貨屋さんなどで売っているので、手作りするのにちょうどいよいサイズです。
結婚式のウェルカムボードのアイデア9選
結婚式のウェルカムボード、先輩夫婦たちはどのようなものを選んでいるのでしょうか。
自分たちで製作しない場合、注文して制作してもらうこともできますので、併せてご紹介します。
2人の似顔絵をウェルカムボードにする
2人の似顔絵を描いてもらい、結婚式のウェルカムボードにするのも素敵です。
似顔絵のウェルカムボードは、インターネットで探すといろいろなサイトが見つかりますので、好みの作家さんを選んで写真を送ります。
作風で絵の雰囲気がだいぶ変わってきますので、自分たちの式のイメージに合った画風の作家さんにお願いしてみましょう。
2人の名前を刺繍してウェルカムボードにする
布に2人の名前やメッセージを刺繍してもらって作るウェルカムボードもあります。
刺繍のウェルカムボードは、既製品、オーダーメイド、自分で刺繍するセミオーダータイプの3種類があります。
オーダーメイドの場合は、色使いやメッセージを相談して、理想のウェルカムボードを作ることができます。
キャンバスに造花をつけて世界に一つだけのウェルカムボード
絵を描くためのキャンバスが、世界に一つだけのウェルカムボードに変身します。
自作する場合、キャンバスに書くメッセージは手書きでもいいですし、字に自信がない場合はパソコンでプリントしたメッセージをなぞって書けばキレイに仕上がるので心配無用です。
キャンバスだけでは寂しいので、まわりに花やグリーンを飾り付けると一気に華やかになりますよ。
真っ白いキャンバスに2人の未来を書き込んで見ませんか?
黒板を使ってウェルカムボードを作ればカフェのようで素敵
黒板を使ってウェルカムボードを作れば、海外のカフェのようなおしゃれな演出ができます。
文字はチョークでもペンでもどちらでもおしゃれになりますし、色を使って華やかにすることも可能です。。
黒板のまわりをお花で飾って入り口に置けば素敵なウェルカムボードになりますよ。
鏡にメッセージを書くウェルカムボードもオシャレ
鏡も結婚式のウェルカムボードに使えるアイテムです。
鏡はスペースを広く見せる効果もあるほか、式が終わったら自宅に飾ることもできます。
キャンバスや黒板と同じように、まわりを花で飾り付けると華やかになりますが、絵の額縁に入れるだけでもクラシカルにまとまります。
透明のアクリル板を使うウェルカムボードは最近のトレンド
最近は、透明のアクリル板を使ったウェルカムボードが流行りです。
アクリル板は透明のまま使うと、会場が背景になってその場に溶け込み、自然なオシャレさが出てきます。
また、文字が見やすいようにするため、後ろに好みの布や写真を貼ったり、好きな色のペンキで塗ったりしてもいいでしょう。
ハンドメイドする場合は、アクリル板はホームセンターやインターネットで購入でき、好みのサイズにカットしてもらうことも可能です。
ウェルカムボードに書く文字は、パソコンで好きなフォントを選び印刷し、アクリル板に重ねてなぞるだけですから、失敗が少ないのもポイントです。
アクリル板のウェルカムボードはシンプルなので、もう少し飾りが欲しい場合はまわりに造花を飾ると雰囲気が変わります。
また、透明なのを生かして、アクリル板の後ろに花やグリーンを置いてもいいですし、アクリル板を2枚重ねて、その間に花を押し花のように挟むのも素敵ですよ。
フォトフレームを使ってウェルカムボードにすれば宝物に!
フォトフレームを飾ってウェルカムボードを作るのも素敵ですよ。
フォトフレームの額はいろいろなデザインのものがあり、色も様々ですすが、結婚式におすすめなのは白や木目のものです。
額のまわりに彫刻が施してあるフォトフレームや写真をたくさん入れることができるフォトフレームなど、たくさんの種類があるので好みのものを選ぶといいでしょう。
フォトフレームは結婚式が終わってからも使うことができるので、ウェルカムボードのときは2人の写真を入れて飾り、式が終わってからは新しい生活の写真を増やしていくといいですね。
ちなみに、ウェディングドレスとタキシードで飾る写真も素敵ですが、子どもの頃の写真を使ったウェルカムボードもおすすめです。
友人や会社の同僚などは、子どもの頃の写真を見る機会はあまりないですよね。
それに、子どもの頃の写真だと家族や親戚から喜ばれること間違いなし。
お友達からも「この頃と変わらないね。」とか「小さいときはおとなしそうだったのね。」などと話題にしていただけるでしょう。
前撮り写真を使ったウェルカムボードは見栄えがGOOD
結婚式の当日は式や披露宴、お客様への挨拶、衣装替えなどとても忙しく、落ち着いて写真を撮るのは難しいものですから、ウェディングフォトを当日ではなく、式の前に写真を撮る(前撮り)する人も多いようです。
前撮りの場合は落ち着いて撮ることができ、式場以外の好きな場所・衣装で写真を撮ることも可能です。
スタジオのほか、外で写真を撮る人も多く、自然で素敵な表情の写真を残すことができるのも前撮りのメリットです。
そんな2人の素敵な写真をウェルカムボードに使うのもおすすめです。
「二人の名前×感動ポエム」でゲストの心を掴む
名前を使ったポエム(ネームインポエム)は、プレゼントとしてよく贈られるアイテムですが、ウェルカムボードにもピッタリです。
ゲストの人は式場でウェルカムボードを見て「素敵」「かわいい」という印象しか持ちませんが、ポエムにするとちょっとしたメッセージや気持ちが伝わるため、より感動的でゲスト一人ひとりの心に残ります。
ネームインポエムが書かれているだけでなく、ウェディング仕様の華やかなデザインや黒板アートになっていたり、写真・似顔絵が挿入できたりと、様々な表現も可能です。
ウェルカムボードを作る前に!注意したい3つの事
①どこに飾れるのか、サイズ制限はあるのか
「あんなウェルカムボードを作りたい!」「ここに飾れたら良いなぁ・・・」と新郎新婦で考えていても、用意してから希望の場所に飾れないと言われてしまう事があります。
式場側は、ウェルカムボードのサイズやデザイン、当日の動線など様々な事を考えて、飾る場所を提案するので、自分たちのイメージ通りに必ず置けるとは限りません。
また、イーゼルを貸してもらう場合には、そのサイズによってもウェルカムボードの大きさが制限されます。
自分たちだけで決定・制作してしまう前に、ある程度ウェルカムボードの候補と飾るポイントを考えたら、プランナーさんに必ず確認しましょう。
②万が一の対応ができるようにしておく
素敵なウェルカムボードを作っても、運搬中の衝撃や当日のトラブルで破損をしたり、ハプニングが生じる可能性も0ではありません。
特にお花を飾っていたり、立体的なウェルカムボードは、平面的なデザインに比べるとより慎重な取り扱いが必要です。
ウェルカムボードを手作りした場合は、万が一結婚式当日にウェルカムボードにトラブルが生じていても、慌てず対処できるよう予備のパーツや接着剤などは式場に持参しておきましょう。
結婚式は、当日近くなったら荷物を事前搬入できますから、そのタイミングでウェルカムボードとまとめて置いておくと安心です。
③搬入出のために管理の工夫を
ウェルカムボードは事前に式場に持って行き、飾りつけや片付けなどはスタッフに任せることになります。
当日は自分たちが想像している以上にバタバタしているため、出すまでの間、そしてしまった後に大切に保管できるよう工夫しましょう。
ウェルカムボードは、手作りであってもケースに入れておくのが基本ですが、もし余裕があればプチプチなどの緩衝材を巻き、衝撃に耐えられるように保護するのがベストです。
また、外から一目で分かるよう「ウェルカムボード」と書いたメモを箱に貼っておくと、式場スタッフもより丁寧に管理してくれますよ。
大切な人たちをウェルカムボードで華やかに出迎えよう!
結婚式は人生の中で大きな出来事で、忘れられない想い出になる日です。
その日を演出するウェルカムボードは、自分たちのためではなく披露宴に出席してくださるお客様のためにできるおもてなしです。
自分たちが会場でお出迎えできない代わりに、みなさんに向けてメッセージを書いてお出迎えするという意味もあるのがウェルカムボード。
いろいろなアイデアを紹介してきましたが、気になるものはありましたか?
自分たちの晴れの日を飾るウェルカムボード、素敵なものを作って大好きな人たちを歓迎ましょう。