ある日、夫に「背中にニキビできてるよ!」と言われ、ショックを受けた・・・なんて経験ありませんか?
普段自分であまり見ていない背中は、お手入れを放っておくと知らぬ間にニキビができてしまっていることがあります。
手が届きにくい場所だからといって、ケアが疎かになっていませんか?
まずはその背中のニキビ、何故できてしまっているのか考えてみましょう。
背中ニキビに悩む女性は意外と多い!
顔やデコルテ、胸、お尻などニキビは様々な所にできる可能性がありますが、背中ニキビに悩んでいる方は少なくありません。
背中は皮脂や汗の分泌が多いので、体の中でも比較的ニキビができやすいパーツとなっています。
また、顔や胸などとは異なり、自分で直視する機会があまりないため、できていることに気付かず放置されてしまいがちです。
背中のニキビは顔のニキビと原因が違う!?
背中にできる赤いブツブツは一般的には「背中ニキビ」と呼ばれていますが、思春期におでこや頬にできるあのニキビとは原因が異なる場合があります。
背中ニキビは主に毛包炎と呼ばれる皮膚の病気で、毛穴の奥にある体毛を取り囲む毛包に、細菌や真菌と呼ばれるカビが侵入することで発生する炎症です。
それに加えて思春期にできやすい一般的なニキビが背中にできることもあるため、普通のニキビと毛包炎が背中に混在している人もいます。
そのため、普通のニキビに効く対処法ばかりを実践していても、背中のニキビがなくならないケースが多く、「背中ニキビは治らない」と思い込んでいる方も少なくないのです。
背中ニキビを治して綺麗な背中を取り戻すことはできる!
顔などにできるニキビと異なり、背中ニキビは長引くのが難しい点ですが、原因にしっかりアプローチすれば治療することは十分可能です。
背中ニキビ専用にケア商品なども販売されているので、利用しやすい物があれば日常的に使ってみるのも良いでしょう。
また、背中ニキビは生活習慣や体のケアの仕方によっても悪化してしまう場合があるため、まずはニキビの治療に取り組む前に、背中ニキビができる原因を探り、予防をしていきましょう。
知らぬ間に背中ニキビができる原因は?
原因1.皮脂の分泌が過剰になっている
顔と同じ様に背中の皮膚にも、皮脂を分泌する腺がたくさんあります。
皮脂は本来、お肌を守るために分泌されているのですが、これが過剰に分泌してしまうと毛穴が詰まり、ニキビができてしまうのです。
皮脂の過剰分泌は、ストレスによって交感神経が高ぶり、男性ホルモンが多くなることで起こります。
仕事が忙しい、夫と喧嘩してしまった、十分に眠れていない・・・とストレスフルな生活を送っていると、背中ニキビができやすくなるため、ストレスをなるべく溜めないようにすることもニキビ対策の1つと言えるでしょう。
また、生活習慣も皮脂の分泌量に関わっていて、特に肝臓に負担をかける生活行動が皮脂の分泌を増やすと言われています。
甘い物、油っぽい物、刺激物を食べ過ぎている、タバコを吸う、お酒を飲み過ぎる、運動不足になっている等の生活が当てはまる時は要注意です。
暴飲暴食を避けて適度な運動を取り入れることは、健康に良いのはもちろん、背中ニキビの軽減にも繋がります。
原因2.ターンオーバーが乱れている
美肌状態を維持するためには、皮膚の代謝であるターンオーバーが正常に行われていることが大切です。
背中は顔に比べて、下着や服の刺激を常に受けているので、顔よりもターンオーバーが乱れがちになっています。
ターンオーバーが乱れ、古い角質がきちんと取り除けていない状態が続くと、分泌された皮脂がきちんと外へ排出されなくなってしまい、皮脂で毛穴が詰まってしまうのです。
放っておくと背中ニキビの原因となるため、背中ニキビが気になるならできるだけ天然素材を使った柔らかい素材の服を着用するようにしましょう。
また、蒸れた状態が長く続くのもニキビにはよくないので、通気性や吸収性に優れたものだと尚良いです。
原因3.保湿お手入れが不足している
最近の医学の研究では、ニキビで悩んでいる患者は、皮膚の角質層で保湿の役割を持つセラミドの量が少なく、お肌のバリア機能が低下しているという事が分かっています。
皮膚の保護機能が低下すると、肌は皮膚の表面を厚くして体を守ろうとしますが、その際毛穴が詰まってしまう場合が多いです。
毛穴の詰まりにより、ニキビの原因となるアクネ菌が内部に溜まった皮脂をエサにして増殖してしまいます。
そのため、毛包炎以外に普通のニキビもできやすい方は、特に乾燥には注意して小まめな保湿を心掛けるようにしましょう。
原因4.十分な睡眠がとれていない
「背中ニキビと睡眠に関係なんてあるの?」と思う人は多いですが、実はニキビと睡眠には深い関わりがあります。
睡眠不足は免疫力の低下やお肌のターンオーバーの乱れを引き起こすため、お肌の状態を悪くしてしまうのです。
ホルモンバランスが崩れて新陳代謝が遅れると、既にできているニキビが悪化する恐れもあるため、睡眠はしっかりとるようにしてください。
人によって必要な睡眠時間は微妙に異なりますが、最低でも6時間は睡眠時間を確保するのが望ましいです。
ちゃんと睡眠をとって、お肌のターンオーバーを促進しましょう。
背中ニキビができたらすぐ実践!ニキビ対策ボディケア方法
ニキビの原因が分かったら、これ以上ニキビが増えないように日々の生活を見直してみましょう。
もし既にニキビがたくさんできているようなら、ケアをしてニキビを減らす努力が必要です。
今日から取り組める日常のボディケアについての正しい知識をまとめたので、さっそく実践してみましょう!
体はゴシゴシ洗わないで!
お風呂で体を洗う時、ボディタオルは使っていますか?
ナイロンタオルなどの硬めのボディタオルを使うと、洗った実感があって気持ちが良いものですが、強い摩擦によって肌が弱くなり、背中ニキビが治りにくくなってしまいます。
体を洗う時は手で直接洗うのがオススメですが、背中はなかなか手では洗いにくいため、ボディタオルを使用するのであれば、フワフワとした柔らかい感触のものを選びましょう。
体の汚れは強く擦らなくても、ボディソープや石鹸をしっかり泡立てれば、泡で表面を撫でるだけでも落ちます。
摩擦を加えすぎると今あるニキビも悪化してしまうので、優しく洗うように心がけましょう。
熱すぎるお湯を使うのはNG
お風呂に入って体を清潔にすることは背中ニキビ対策としてもとても有効ですが、お風呂のお湯やシャワーの温度が熱すぎると、皮脂を必要以上に取り去ってしまいます。
熱すぎるお湯を使うとお肌が乾燥しやすくなるため、背中のバリア機能が低下してしまう可能性があるのです。
湯温は38~40℃になるように設定し、背中を洗い流す時もぬるま湯を使うようにしましょう。
熱いお湯に浸かるのが好きな方には少々不便ですが、肌を労わることが背中ニキビ改善の第一歩です。
体を洗うのは頭を洗ってから!
お風呂に入って体を洗う際に、どこから洗い始めるかは人によって違うと思います。
もし体を洗った後に髪の毛を洗っているなら、今日から体は最後に洗うようにしましょう。
頭を洗い流す際に、シャンプーやトリートメントもお湯と一緒に体に流れて行きますが、そのままの状態にしておくと背中ニキビの悪化に繋がります。
お湯で落とした気になっていても、実際は背中にシャンプーやトリートメントの成分の洗い残しが付着してしまっている場合が多いのです。
お風呂に入ったら最初に頭を洗い、シャンプーとトリートメントの両方を流し終えてから背中を洗うようにしましょう。
ボディーローションだけでは保湿不足に・・・
お風呂上りのボディケアには、保湿をしっかり行うことが大切です。
ローションタイプを使用している方もいると思いますが、実は液体状の化粧品だけでは背中ニキビが悪化する危険性があります。
液体のボディーローションだけを使用していると、肌につけてもせっかく配合されている保湿成分がきちんと内部に浸透しない可能性があるのです。
また、アルコール成分が含まれているものは蒸発しやすく、その影響でお肌がより乾燥しやすくなってしまう恐れがあります。
背中ニキビができている時のケアには、皮膚に留まりやすいゲル状の化粧品を使ったり、ローションの後に油分の入ったクリームを使うなどして、保湿成分が逃げないようにしっかりとお肌に蓋をすることが大切です。
ニキビができている間は、肌に優しい素材を着用
背中の皮膚は過剰な摩擦刺激を受けると、ターンオーバーが乱れてしまい、背中ニキビが治りにくくなってしまいます。
できるだけ肌に負担をかけない様にすることが、背中ニキビを早く治す方法ですが、スキンケアだけでなく下着や服の素材にも気を遣いましょう。
最も刺激が少ないのはシルク(絹)素材で、肌荒れの酷い方や乾燥肌の方、アトピーの方などにもおすすめされています。
シルクの次に摩擦が少ないとされているのは、コットン(綿)素材で、こちらはシルクに比べて手ごろな価格で購入できるため、気軽に購入できるのが嬉しいポイントです。
ファストファッションなどの安い衣料品によく使用されている化学繊維(ポリエステルなど)は、摩擦が強いため、背中ニキビができている間は着用を控えた方が良いでしょう。
自覚がなくても、ふだん背中と密着している下着や洋服から背中は摩擦を受け続けているので、なるべくお肌に優しい素材を選ぶことをオススメします。
背中ニキビを一網打尽!評価の高い背中ニキビケア3つ
できてしまった背中ニキビは、1日も早く改善させたいものです。
上記のケア方法ももちろん効果的ですが、少しでも早くニキビを治したいという方は、ニキビ専用コスメを使ってみましょう。
背中ニキビに効果的な成分が配合されているので、普段のボディケアと代えて使えば、より早く綺麗な背中が作れます。
ここでは、ニキビ専用コスメの中でも、特に人気の高い3種類をご紹介します。
モデルさん愛用の美背中ジェル『ジッテプラス』
背中の皮膚は顔の5倍の厚さだから、奥までしっかり浸透することを大切に高保湿処方を実現しています。
その秘密は、独自成分の「アクシア‐トリプルヒアルロン酸」で、大きさの違う3種類のヒアルロン酸に浸透を助けるナノセラミドが配合されています。
皮膚表面から角質層の奥までしっかりと潤いを届けることが出来るので、背中ニキビをしっかりとケアできるのです。
また、水分と油分のバランスにも注目し、黄金バランス「水分8:油分2」を目指した絶妙な油分も配合しているので、蒸発の心配もありません。
満足度96%の医薬部外品『ジュエルレイン』
薬用成分を配合し、効果的に背中ニキビにアプローチします。
ニキビの炎症にはグリチルリチン酸ジカリウム、角質の軟化とアクネ菌の抗菌にはサリチル酸を配合しました。
繰り返すニキビも徹底ケアできるから、美しい背中を作り出せる化粧品です。
ターンオーバーの乱れを整える保湿成分もたっぷり配合し、素早く超保湿を実現するので、背中ニキビができないお肌を作ります。
使用者の96%が満足と答える実力派なので、背中ニキビ対策に迷っている方、市販品では効果を感じられなかった方にもおすすめです。
美容サロンオーナーが開発『SARASUBE(サラスベ)』
3000人以上の背中を見てきた現役リンパエステティシャンが開発した、美背中を作るゲルクリームです。
ティーツリー、ユーカリ、サリチル酸が背中の汚れや不要な菌を綺麗に整え、ニキビの原因を除去します。
さらに、和漢成分やプラセンタをはじめとする保湿成分を配合し、背中の潤いを逃がしません。
厳選された美容成分は65種類も使われており、自然成分にこだわった優しい処方です。
チューブタイプなので指や空気に触れにくく、毎日衛生的にケアできます。
背中以外にも腕、胸、お尻などボディ全体に使用できるため、背中ニキビだけでなく、腕やモモのブツブツにも使用OKです。
ニキビケアをしっかり行って背中美人になろう♪
背中ニキビは治りにくい厄介なニキビですが、生活習慣を見直したり、体の洗い方を変えるだけでも、背中ニキビの改善に繋がります。
基本的に暴飲暴食や睡眠不足など、体に悪いことは当然ニキビの悪化にも繋がるので、できるだけ健康で規則正しい生活を送るようにしましょう。
また、背中ニキビは顔にできるニキビとはタイプが異なる場合があるため、背中ニキビ専用のケア商品を使うのが懸命です。
背中ニキビは自然治癒しにくい炎症なので、早めに治して綺麗な背中を手に入れたいなら、専用ケアグッズも有効活用しましょう。