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今注目の「仮想通貨」とは?仕組みや種類、特徴を簡単に解説

現在注目を集めている「仮想通貨」に興味はあるけど専門用語だらけで分かりにくい、と感じている人も多いかと思います。

次世代のお金になり得る仮想通貨について、簡単に説明をしていきます。

そもそも仮想通貨って何?普通のお金とどう違うの?

そもそも仮想通貨って何?普通のお金とどう違うの?

近年注目を集めている「仮想通貨」は、端的に述べれば電子データのみでやりとりするインターネット上にあるお金のことです。

通常の紙幣や硬貨のように形が無いので、仮想通貨と呼ばれています。

デジタル通貨という呼び名も持っていますが、Suicaやnanaco、楽天Edyといった「電子マネー」とは異なる存在です。

流通しているのがインターネット上のみなので、銀行などの公的金融機関を媒介しないなどの特徴も持っています。

仮想通貨は世界では1,000種類以上あると言われ、全体の時価総額は約59兆円に上ります。

仮想通貨はどうやって生まれた?

仮想通貨の発端は、2008年に中本哲史(Satoshi Nakamoto)と名乗る人物がインターネット上に投稿した論文「Bitcoin:A Peer-to Peer Electronic Cash System(電子通貨ビットコインシステム)」でした。

仮想通貨の論文を支持するコンピューターマニアたちが現れ、この理論を実現するべく開発、普及が進んでいきました。

2009年には現在の仮想通貨の中でも知名度の高い「ビットコイン」の配布が始まり、同年10月には1bit=0.00076ドルの値段が付けられました。

徐々に普及が進み通貨としての価値が高まってきたビットコインは通常時と比べて20倍も値上がりしたり、年末に1コインが220万円を超えることもあり、世界にはビットコイン長者と呼ばれる人たちが存在します。

仮想通貨の特徴は?普通のお金に換金できる?

仮想通貨の主な特徴として、「法定通貨との換金性」が挙げられます。

※法廷通貨とは、私たちが普段使っているお金である円やドルを指します。

インターネット上にある取引所を使えば、仮想通貨は円やドルなどの法定通貨に換金して実際のお金として使うことが可能です。

円やドルは国や銀行が発行している通貨なので、価値を国家や銀行が保証してくれますが、仮想通貨は法廷通貨のように国家や銀行に依存することなく存在しているのも大きな特徴です。

価値を保証してくれる所が無いのに通貨として成り立っているのは、仮想通貨のシステムや技術の信頼性の高さがあってこそと言えます。

仮想通貨の仕組みを支える画期的なシステム

仮想通貨の仕組みを支える画期的なシステム

仮想通貨にはネット上で通貨として存在する為のシステムがあります。

ビットコインを例にすると、主に「ブロックチェーン技術」「P2P分散化技術」「プルーフオブワークシステム」といった3つの技術によってシステムは成り立っています。

その中でもブロックチェーン技術は仮想通貨には欠かせない存在です。

みんなで管理して守る“ブロックチェーン技術”

通常お金を送金する時に銀行を使う場合、銀行を間に挟んでお金のやり取りをすることになります。

仮想通貨では、その銀行部分がブロックチェーンにあたります。

銀行を使う場合はその銀行や店舗がお金を管理することになりますが、ブロックチェーンの場合はネットワークで繋がっている大勢の人(コンピューター)で管理をしています

銀行ならその店舗がハッキングや強盗にあったら打つ手はありませんが、ブロックチェーンは複数人で管理や記録を共有する為、改ざんや不正取引などの被害に遭う可能性も低くすることが可能になります。

国や銀行といった公的機関が管理しているわけでは無いので、システムがダウンしてしまうことや、特定の管理者に改ざんされることもありません

仮想通貨の入手方法や使い方は?

仮想通貨の入手方法や使い方は?

仮想通貨の入手方法は様々で、所有者からの譲渡、ポイントサイトの利用、仮想通貨専用ATMからの購入などがありますが、最も安全とされる入手方法は取引所からの購入です。

取引所は仮想通貨を売りたい人と買いたい人とのマッチングサイトのようなもので、Web上で仮想通貨の売買が可能です。

また、ユーザー同士の売買は行わずに、提示された価格でのみ仮想通貨の売買ができる販売所も存在します。

仮想通貨にも“お財布”が存在する

入手した仮想通貨は取引所にそのまま保管できる他、保管以外にも送金や受取ができるウォレットでの管理も可能です。

ウォレットにも様々な種類がありますが、大きく分けると、ネットに接続して利用する「ホットウォレット」と、オフラインでも使用可能な「コールドウォレット」の2種類になります。

貯金や長期保管を目的としている人は、コールドウォレットに含まれる金額情報が印刷された紙で保管する「ペーパーウォレット」や、USBメモリのように接続することで通貨の情報を転送できる「ハードウォレット」などを利用することが多いです。

一方で、コンビニやAmazonなどで仮想通貨を頻繁に使う人は、スマホのウォレットアプリなどを利用しています。

取引所に保管しておくことはできますが、その取引所がハッキングされた場合は自分の仮想通貨を失う可能性もあるので放置せずに、お金は取引所から引き出してウォレットで管理している人が大多数です。

仮想通貨はどんなことに使えるの?

現在では、大手通販サイトのAmazonやセブンイレブンのnanacoにも仮想通貨を使うことができ、仮想通貨を利用できる場面は年々増えています

上限は決まっていますが、家電量販店のビックカメラでも仮想通貨の利用は可能な他、メガネスーパー、コジマ、HIS、DMM.comなどでも仮想通貨の取り扱いが行われています。

また、仮想通貨は全国共通で利用可能(一部の国・地域を除く)なため、海外旅行の際に現地の貨幣に換金できるなどのメリットもあります。

ショッピング以外にも、投資や売却、送金などにも使えるので、様々な面で活躍しています。

実際に年金として仮想通貨を採用している国もあり、今後も仮想通貨の活躍の幅が広がることが予想されます。

これだけは知っておきたい!代表的な仮想通貨5つ!

これだけは知っておきたい!代表的な仮想通貨5つ!

1:ビットコイン(BTC)

世界で一番最初に開発され、世界で最も流通している仮想通貨です。

仮想通貨の中では基軸的な役割を果たしており、今後も利用できる場面が広がることが予想されます。

決済に金融機関を通さないので、国際的通貨のやり取りでも手数料や経費を抑えることができるなどのメリットがあります。

仮想通貨の中で最も知名度が高く、主に仮想通貨の説明や例ではビットコインが用いられることが多いです。

2:イーサリアム(ETH)

ビットコインの次に知名度の高い仮想通貨で、2014年に構想されたプロジェクトのプラットフォームの総称です。

プロジェクト内で使用される仮想通貨の正式名称は「イーサ」ですが、イーサリアムと呼ばれることの方が多くなっています。

売買情報と一緒に契約情報の記録・管理をする技術「スマートコントラクト」が使われ、技術面でも期待を寄せられている仮想通貨です。

3:ビットコインキャッシュ

2017年8月にビットコインから分裂して派生した仮想通貨です。

昨日はビットコインとほとんど同じですが、データ内容が1MBのビットコインに対して、ビットコインキャッシュは8MBとなっています。

そのため、ビットコインよりも早く取引の処理ができるなどの特徴を持ちます。

4:リップル(XRP)

リップルは、アメリカのリップル社によって開発された金融商品の決済や送金を行うシステムを指し、仮想通貨の正式名は「XRP」です。

三菱東京UFJ銀行が海外送金にリップルを使うとのニュースも報道されて、話題になりました。

日本円、ドル、ユーロといった複数の国の通貨の橋渡し役になる「ブリッジ通貨」の機能が特徴です。

5:ライトコイン(LTC)

ビットコインが世界中のプログラマーが開発に携わったのに対し、ライトコインはチャーリー・リー氏1人によって開発された仮想通貨です。

性能は基本的にはビットコインと同じになりますが、ビットコインの送金時間の1/4程度で送金が完了するなど、優れた決済スピードが特徴の仮想通貨です。

日常で使う時の利便性に焦点をあてた仮想通貨で、第2のビットコインと名高いです。

取引所選びはしっかり比較して検討を

取引所選びはしっかり比較して検討を

仮想通貨を現金のように利用するためには取引所を選ぶ必要がありますが、日本での注目度が上がる今、様々な形態の取引所が設立されています。

しかしニュースでも話題になった様に、一歩間違えると大きな損失を出してしまったり、思わぬトラブルを起こしかねません。

新たに広がるサービスだからこそ、きちんと信頼できる取引所を選ぶことが大切です。

また、インターネット上で取引をする性質から、会社の信用度だけでなくサーバーなどの環境面も比較しましょう。