仕事は続ける派?それとも辞める派?
結婚というライフスタイルの転機を迎えると、仕事の働き方について見直す必要が出てきます。
もちろん、今の仕事を続けたいという方もいますが、新婚生活や子育てのことを考えると「独身と同じ様には働けない!」と考える方も意外と多いものです。
また、今の仕事に不満を持っている場合は、結婚を機に今の職場を退職したり、新しい仕事へ転職することを考える方もいます。
そこで、現在結婚した女性の方が、仕事についてどのような意識を持っているのか調べてみました。
結婚後・出産後の働き方の意識
ウェディングパークが20~30代の女性200名を対象に仕事に関するアンケートを行ったところ、下記のような結果になりました。
- 結婚・出産に関わらず、今と変わらずに働きたい:38.0%
- 出産後は、量や時間を減らして働きたい(働く):24.3%
- 結婚後は、量や時間を減らして働きたい(働く):17.3%
- 出産後は、仕事を辞めたい(辞める):13.0%
- 結婚後は、仕事を辞めたい(辞める):7.3%
結婚や出産という生活の変化を考えた時に、今と同じ様には働けないと考える女性がほとんどだということが分かります。
中には、仕事を辞めるという選択を考えている場合もあり、産休・育休などの制度の活用ではなく、退職という方法も現実的に考えている様です。
結婚後の理想の就業スタイルは?
また、すぐ婚naviによる女性の働き方の調査では、結婚後の理想の就業スタイルについて下記の様な結果が出ています。
- 正社員:49.1%
- パート・アルバイト:35.1%
- 専業主婦:10.2%
- 派遣・契約:4.3%
- その他:1.2%
経済的な事情ややりがいなどの理由で正社員を希望する方も多いものの、意外に35%の女性がパートやアルバイトといった時間に融通の利く就業スタイルを希望しています。
フルタイムの仕事と家事の両立に不安を抱いている方も多く、やはりメディアで取り沙汰されている企業の「休暇の取りにくさ」「時短勤務の難しさ」という点も関係しているのかもしれません。
結婚した人の実際の就業状況は?
では、実際に結婚した人の就業状況が変わっているのかというと、ラルーンの調査では子どものいない既婚女性の61.9%が正社員勤務を行っており、今までと変わらず仕事を続けていることが分かります。
しかし、子どものいる既婚女性の就業状況では、正社員の割合が半数以下に下がり、「専業主婦」と「パート・アルバイト」の就業スタイルが増加していました。
やはり、子どもを持つと家庭での時間を持ちたいと考える方が増えたり、子どもの万一の病気・怪我に対応できるようにと、働き方を変える方が多いようです。
仕事を辞める決断ができない最大の理由は「収入減」!
夫婦そろって仕事をしている共働き世帯は、やはり働き手が1人の家庭よりも収入が多くなるため、結婚や出産を経てもなかなか仕事を辞められないものです。
平成26年の全国消費実態調査(総務省)では、共働き世帯の平均月収は49万2000円となっており、年収に換算すると賞与を除いても600万円近く収入を得られることになります。
一方で、転職サイトDODAの調査によれば、20代男性の平均年収は374万円、30代男性では501万円となっており、共働き世帯が旦那さんだけに仕事を任せると、年間の収入に100万円以上の差が生じてしまうものです。
しかも出産ともなれば、子育てに必要なお金が加わるため、今まで以上に支出が増えます。
それを考えると、なかなか正社員の仕事を辞めるという決断ができる女性は少なくなってしまうのです。
結婚・出産を機に「在宅ワーク」を考える人が多数!
実は、「家事に専念したい」「子どもとの時間を作りたい」という女性の理想と、「家計が心配」「収入はできるだけ減らしたくない」という現実を両面からサポートする新しい働き方があります。
それが、在宅ワークです。
在宅のお仕事を引き受けるには様々な方法がありますが、中でもクラウドソージングの人気が高まっています。
ネットで仕事を受発注する「クラウドソージング」
クラウドソージングは、インターネットを介して仕事の受発注を行うサービスです。
サイトの中には、様々な個人・企業が発注している仕事が多数寄せられており、その仕事内容・価格・納期などを確認し、自分に合った仕事を選びます。
仕事内容は、誰でもできる「記事やブログの作成」「文字起こし」「データ入力」といったものから、今までの仕事の経験を活かせる「事務作業」「外国語翻訳」「ネットショップ運営代行」、専門的なスキルや資格の必要な「システム開発」「ハードウェア設計」「音楽制作」など幅広く募集されています。
仕事の連絡や納品は、サイト上のメッセージ機能やメールを介して行います。
ものによっては、先方の事務所まで説明を受けに行ったり、研修を受ける必要があるお仕事もありますが、ほとんどは自宅から一歩も出ずに仕事を受けることが出来ます。
また、支払いについても運営会社を介して振り込まれるため、利用手数料や振込手数料はかかるものの、未払いなどのトラブルが起こることがありません。
なぜ、クラウドソージングが人気なの?
仕事を発注したい個人や企業が、その仕事のためだけに人を雇うのは非常に大変なことです。
そこで、クラウドソージングを利用することによって、高い技術や知識を持つフリーランスの人や、家庭の事情で固定の仕事につけない人、仕事はしたいが融通の利く仕事をしたい人など、埋もれた人材を活用することができます。
仕事を受ける側も、多くの仕事の中から自分に合った内容を選ぶことが出来るので、社員のような固定の仕事が難しくても、自分のペースで仕事をすることができます。
中には、初心者歓迎の仕事も多く、社会人経験がない方でも仕事の受注が可能です。
また、パートやバイトのように固定の仕事を続けなければならないという縛りがありませんから、ライフスタイルの変化に合わせて受注する仕事の量や内容を気軽に変えることが出来ます。
結婚・出産で仕事を辞めても、収入は確保できる!
「結婚を機に仕事を辞める」「子どものために家庭にいたい」という女性でも、クラウドソージングであれば自宅に居ながらお仕事をすることができます。
時間のある時にはできるだけ多くの仕事をし、また家庭や子どもの事情に合わせて仕事の量を変更することができるので、臨機応変な対応が可能です。
また、クラウドソージングで仕事を発注している方の多くが、納期などのスケジュールに融通を利かせてくれることが多いため、子どもが熱を出したり、義理の両親・祖父母が入院するなど万一の場合にも安心です。
在宅ワークは、正社員に比べれば収入は下がりますが、選ぶ仕事内容や受ける仕事量、継続実績などによって収入アップが見込めます。
さらに、「旦那さんの配偶者控除内」での仕事を考えている女性であれば、収入を103万円以内に収めるように調整することもできますから、主婦の傍ら副業をしたいという方にも便利です。
クラウドソージングを初める方法は?
クラウドソージングで仕事を受けたい場合には、まず、どのサイト(会社)を使って仕事を受注するかを決めましょう。
専門系に強いところ、ライティング系が多いところなどサイトによって特徴や強みが様々です。
また、サイトの使い方や受発注システムが多少異なりますので、この点も比較が大切です。
まずはサイトを覗いて見て、使いやすそうな所に登録してみることをオススメします。
主婦・女性に人気のクラウドソージング
ココナラ
自分の持っているスキル・知識・経験を「商品」にし、出品・販売する新しいタイプのクラウドソージングです。
他のクラウドソージングと異なり、「募集されている仕事に応募する」のではなく、「自分の得意を使ってくれる個人・企業を募集する」という形です。
200以上のカテゴリーがあり、仕事で培った知識・技術や、家庭・子育てで得た経験などをサービスとして提供することができます。
- 初期費用・月額:無料
- システム利用料:販売価格の20~30%(手数料)
- 匿名利用:可能
Bizseek
実名制のクラウドソージングで、受注者・発注者ともに高い信頼性でお仕事をすることができます。
初心者でもできるライティングから、システム・アプリ開発といった専門的な仕事まで多数揃っています。
受注者の利用手数料が安いので、クラウドソージングが初めての方でも気軽にはじめられます。
- 初期費用・月額:無料
- システム利用料:金額の5~10%
- 匿名利用:不可
情報ステーション
在宅ワークに特化した仕事の仲介をしているサイトで、加盟企業から仕事の募集行っています。
誰でも仕事を発注できるという訳ではないので、他社に比べると募集量は少なめです。
単発のお仕事から長期契約まで、幅広い雇用形態の仕事を扱っています。
- 初期費用・月額:無料
- システム利用料:無料
- 匿名利用:不可
※情報ステーションは、サービスを終了しました。