子供のために「幼児教育を」と考えている人はいるかと思いますが、幼児教育は本当に必要なものなのでしょうか。
ここでは、幼児教育をやらせるべきなのかどうか、メリット・デメリットと一緒に考えていきましょう。
人気の幼児教育の方法とメリット・デメリットをご紹介!
子供の可能性を伸ばすために、幼いうちから何か学ばせたいと思って「幼児教育を始めようか」と考える親は多いものです。
しかし、世の中にはどんな幼児教育があって、どんなことが学べるのかが分からないという人もいることでしょう。
また、幼児教育にはどのようなメリットやデメリットがあるのかを知っておく必要があります。
ここでは人気の幼児教育の方法とメリット・デメリットをご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
昔からの定番であり不動の人気!「スイミングスクール」
スイミングは、昔からの定番の習い事ですよね。
0歳児から通うことができるスイミングスクールもあるので、早いうちから子供に何かさせてあげたい、経験させたいと思っている親御さんにピッタリでしょう。
早いうちからスイミングを習って泳げるようになっておくと小学校に入ってから慌てることもありませんし、いざというときに身を守ることができるのでとてもおすすめです。
スイミングスクールのメリットは?
スイミングのメリットは、全身運動なので全身の筋力をまんべんなく鍛えられると同時に、心肺機能を高めることができるというところです。
それのよって丈夫な体を作ると同時に、自然と体力もつけることができます。
また、水に浮いたり潜ったりという行動は体幹を鍛えて、ボディコントロールの力を養うことができるというのもメリットの1つです。
ほかには、スクールに通うことでお友達と触れ合うことができます。
時にはお友達が良きライバルにもなるので「自分も頑張らなきゃ!」という向上心を育むことができるでしょう。
スイミングスクールのデメリットは?
スイミングのデメリットは、プールの塩素が肌への刺激が強いのと、プールを介して感染症をもらってきやすいというところです。
皮膚が弱いお子さんの場合は、1回プールに入っただけで塩素によって肌荒れをしてしまうことがあります。
また、塩素で殺菌しきれなかったウイルスや菌に感染してしまうリスクも大きいです。
スクールの子に結膜炎や手足口病、水いぼなどの子がいたら、我が子も感染する恐れがあることをよく覚えておきましょう。
楽しく体を動かすことができる「体操教室」
子供の元気や体力が有り余っていて、それを何かに活かしていい方向に持っていきたいと思っている親御さんに人気なのが体操教室です。
マット運動や鉄棒、跳び箱、縄跳びなどをまんべんなくする体操教室が多く、体を伸ばす、跳ねる、転がる、ぶら下がるなどの体の動かし方をたくさん学ぶことができます。
将来、運動嫌いにならないためにも、幼児期から体操教室で運動をする楽しさを知るのはとても大切なことでしょう。
体操教室のメリットは?
体操教室のメリットは、小学校に上がるまでのたくさんの運動を学べることと、「出来た!」という達成感を味わえることです。
幼児のうちは運動が出来なくてもあまり困ることはありませんが、小学校に上がると授業として「体育」をすることになります。
体育の授業のときに運動ができないと、子供が恥ずかしい思いをしてしまいますし、それをきっかけに運動嫌いになってしまう恐れがあるのです。
しかし、幼児のうちから体操教室に通っておくと、小学校の体育の授業で行われることを一通り経験することができます。
また、幼児のうちに達成感を味わうのはとても大切なことです。
達成感は次へのチャレンジ意欲にも繋がりますし、自己肯定感を高めることができます。
体操教室では先生が段階を踏んで子供に合ったレッスンをしてくれるので、達成感を得やすいことでしょう。
体操教室のデメリットは?
体操教室のデメリットは、ケガをするリスクがあることです。
先生やトレーナーがついており、しっかりと様子を見てくれていますし、幼い子供に危険なことはさせないので、大ケガをするようなことは滅多にありません。
しかし、やはり自分の体を使って運動する以上、軽い打ち身、擦りむき、捻挫程度のケガはたまに起こります。
多少の軽いケガは運動する上で仕方ないことなのですが、親としては心配になりますよね。
早期教育の定番「幼児教室」
幼児教室とは、0歳から小学校に上がる前までの幼児に、様々な教育をする教室です。
言葉や数字を使った学習だけでなく、音楽や英語を教えてくれる教室などもあり、早くのうちから幅広い教育を我が子に受けさせさてあげることができます。
また、小学校の受験に向けての対策をカリキュラムに組み入れている幼児教室もあるので、将来お子さんの受験を考えている親御さんにおすすめです。
幼児教室のメリットは?
幼児教室のメリットは、親も子供も友達が出来るというところと、協調性や社会性力が身につくというとことです。
幼児教室には、自分たち親子のほかにもたくさんの親子が通っています。
そのため、母子ともにお友達を作りやすいのです。
ママも子供も楽しく教室に通えるというのはとても大事なことですよね。
また、レッスンを通じてお友達と協力しよう、相手のことを理解しようという気持ちが芽生えます。
先生やお友達との交流が子供にとってはいい刺激となり、集団の中での過ごし方やコミュニケーションを学ぶことができるのです。
こうして育まれた協調性や社会性は、今後の人間関係の構築に大いに役立つことでしょう。
幼児教室のデメリットは?
早くのうちから子供が様々なことを楽しく学べる幼児教室は、教室選びをしっかりとして子供に合ったところに通えば、デメリットらしいデメリットはありません。
敢えて挙げるのであれば、親の付き添いが必要なので時間が取られるというところでしょう。
共働き世帯が多い今は、幼児教室に親が付き添うのが難しいというご家庭も多くありますが、週1日休日を使って通うと継続しやすくなります。
子供にとって良い教室にめぐり合うためにも情報収取はしっかりとして、体験入学は必ずするようにしましょう。
幼児教育を選ぶポイントは?
現在は、幼児が何らかの教育を1つ2つ受けるのは当たり前になりました。
子供の可能性を伸ばしたい、小学校に上がったときに子供が苦労しないようにしたいなどの親心から、たくさんの親御さんが幼児教育探しに勤しんでいます。
例に漏れず、自分も我が子に幼児教育を受けさせたいと思っている人も多いと思いますが、どんな幼児教育を選んだらいいのかわからないという人もいるでしょう。
ここでは幼児教育を選ぶ際のポイントをお伝えするので、幼児教育選びの参考にしてくださいね。
子供が楽しく学べることを優先する
子供にどんな幼児教育をさせたらいいのかお悩みの人は、まずは子供のことをよく見てましょう。
そうすると、自然と我が子の好きなことや得意なこと、興味のあることが見えてくるはずです。
好きなことや得意なこと、興味のあることに関連する幼児教育はとても伸びやすく、子供も楽しんでレッスンを受けてくれるものです。
親がやらせたいと思うものもあるでしょうが、子供の長所を伸ばしたいのであれば「子供が楽しんで学べること」であることが一番でしょう。
親の希望は一旦横に置く
「子供が産まれたらこんなことをやらせたい」と昔から考えている人もいることでしょう。
しかし、実際に幼児教育を受けるのは子供であり親ではないので、「子供にやらせたい」という親の希望は一旦リセットしましょう。
例えば、我が子は運動が苦手なのに「野球をやらせたい!」とスポーツ系を、音楽に興味がないのに「楽器が弾けるようになってほしい!」とピアノを習わそうとするのは親の自己満足であり、子供のためにはなりません。
子供に合ってないのに親のエゴだけで幼児教育を選ぶと、行き渋りの原因になります。
せっかく通うのであれば、親の希望は二の次にして、子供が喜んで参加できる幼児教育を探しましょう。
費用面をよく確認!
幼児教育を習わせることになったら、毎月「月謝」が必ずかかります。
月謝は、習わせる内容や通う教室によって異なりますが、1つたあたり5,000円から10,000円ほどするものが多いです。
決して安い額ではありませんし、毎月かかるものなので家計に見合うものなのかをよく検討する必要があるでしょう。
また、ものによっては月謝以外にも教材費などの費用が随時かかる場合があります。
子供が好きなものをやらせてあげたい気持ちは大切にしたいですが、続けていくことを考慮して、費用面もよくチェックして選ぶようにしましょう。
幼児教育は経験させても損はない!じっくり選ぶことが大事
幼児教育には様々な種類があり、どれを選んだらいいのか悩んでしまうことでしょう。
「そもそも幼児教育は必要なのか」と考える親御さんもいらっしゃる子とでしょうが、幼児教育は家庭での教育に限界があるものもフォローできますし、早くのうちから子供に色んな経験をさせるいいチャンスです。
その経験は決して無駄になることはないので、子供と教育内容の相性や費用面などの親の都合がマッチすれば、やってみても損はありませんよ。
やらせる幼児教育や教室選びをしっかりと行えば、子供にとっていい影響を及ぼしてくれるでしょう。