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赤ちゃんの予防接種(必須・任意)一覧表|時期や費用、注意点も紹介

赤ちゃんが受ける予防接種は、種類が多すぎて混乱してしまいがちです。

どの注射が必須または任意なのかをはじめ、打つ時期や費用などもしっかりと把握しておきたいところでしょう。

今回は新米ママさんたちに向けて、予防接種の内容・費用をわかりやすく解説します。

これで全部わかる!赤ちゃんの予防接種を紹介

これで全部わかる!赤ちゃんの予防接種を紹介

赤ちゃんの予防接種は、命や健康を守るために必要なことです。

予防接種を受けることで、将来の病気を回避したり軽減したりすることができるので、時期が来たら忘れずに接種したいところでしょう。

しかし、冒頭でもお話したように、赤ちゃんの予防接種は種類が多く、どれをどの時期に打てばいいのか混乱しがちです。

また、「どれが定期接種で、どれが任意接種なのか」というのも知っておきたいところですよね。

定期接種と任意接種の違いはなに?

定期接種とは、一定の年齢になったら受けるように務めなけらばならないと国が定めている予防接種です。

定期接種に定められているものは、ヒブ(インフルエンザ菌b型)やBCG(結核)など、感染力が強く、予防する必要性が高いものが該当します。

定期接種にかかる費用は、定められた期間に接種するのであれば、自治体から支払われるので無料です。

国から受けるように推奨されているものですし、金銭的な負担がないのであれば、受けられる時期になったらサクッと接種することをおすすめします。

一方、任意接種とは、親の希望により必要に応じて受ける予防接種です。

接種に関して特段の定めがなく、基本的には費用は自己負担ですが、自治体によっては助成金が出るところもあります。

赤ちゃんが受けるべき予防接種はコレ!

赤ちゃんの予防接種は回数が多く、育児にまだ不慣れなママにとっては予防接種のスケジュール管理はとても大変なことでしょう。

また、予防接種の多くが免疫をしっかりと付けるために数回の接種が必要なので、その辺もしっかりと把握しておかないといけません。

ここでは定期接種と任意接種を分けて、それぞれのワクチンの種類や受ける時期、接種する回数などを一覧表にしますので、良かったら参考にしてくださいね。

定期接種はこの8つ!

ワクチン名標準接種時期接種回数接種間隔
B型肝炎生後2ヶ月から3回の接種が必要1回目から4週間あけて2回目、さらに1回目の接種から20週以上経ってから3回目を接種
小児用肺炎球菌生後2ヶ月から4回の接種が必要1回目の接種後に4週間隔で2回目と3回目、生後12~15ヵ月未満に4回目を接種
ヒブ(Hib)生後2ヶ月から4回の接種が必要1回目の接種後に4~8週間隔で2回目と3回目、その後7ヵ月~13ヵ月以上あけて4回目を接種
四種混合(DPT-IPV)
二種混合(DT)
生後3ヶ月から5回の接種が必要四種混合(1期):1回目の接種後に3~8週間隔で2回目と3回目、さらに約1年後に4回目を接種
二種混合(2期):11歳で1回接種
BCG(結核)生後5ヶ月から接種は1回のみ特になし
MR(麻しん風しん)1歳から2回の接種が必要1期:1歳以降に1回
2期:小学校入学前の1年間に1回
水痘(水ぼうそう)1歳から2回の接種が必要1回目から3ヵ月から1年の間隔をあけて2回目を接種
日本脳炎1歳から4回の接種が必要1期:1回目から1~4週間隔で2回目、その約1年後に3回目
2期:9歳で1回接種

このように、赤ちゃんが受けるべき定期の予防接種はたくさんあります。

BCG以外の定期接種は複数回の接種が必要なので、予防接種のスケジュールはしっかりと考えて立てなければいけません。

スケジュールが立て込んでしまいそうだなと思うときは、医師に相談して同時接種も検討することをおすすめします。

任意接種はこの4つ!

ワクチン名標準接種時期接種回数接種間隔
ロタウイルス(1価)生後8週から2回の接種が必要1回目から4週間あけて2回目を接種
インフルエンザ生後6ヶ月から毎年、秋から冬にかけて2回の接種が必要1回目から2~4週間あけて2回目を接種
おたふく1歳から1回でもいいが、2回接種を推奨2回受ける場合は、小学校入学前後に2回目を接種
A型肝炎1歳から3回の接種が必要1回目から2~4週間後に2回目、さらに半年後に3回目を接種

2016年にB型肝炎が任意接種から定期接種に移行し、主な任意接種のワクチンはこの4つになりました。

任意接種ではありますが、どれも接種することで事前の予防や重症化の予防の効果を期待することができるので、出来れば打っておきたいものばかりです。

また、前述したように任意接種は原則として費用は自己負担となります。

その費用はワクチンや医療機関によって異なるので、一概に「コレは■■円!」ということが言えません。

任意接種のワクチンの費用は、医療機関にワクチンの予約をするときにしっかりと聞いておくようにしましょう。

予防接種をするときの注意点は?

予防接種をするときの注意点は?

予防接種は赤ちゃんの身を守る大切なものですが、決まりや注意点を守らないと適切な効果を得ることができません。

せっかく予防接種をするのですから、ちゃんと抗体を付けておきたいものですよね。

また、予防接種後にも何かと注意すべき点があります。

気を付けておかないと大変なことになったり、予防接種すら受けられないなんてことになったりすることもあります。

予防接種を受けるときは、どんなことに注意すればいいのでしょうか。

予防接種前に注意しておきたいこと

予防接種は、基本的に体調が良いときに受けるのがいいとされています。

しかし、季節によってはいつも完全に元気と呼べる時期が少なかったり、スケジュールが押しているので、多少の鼻水や咳がある程度なら打ってしまいたいと思う人もいることでしょう。

予防接種は鼻水や咳があっても元気であれば、保護者が同意の上で打つことが出来ます。

しかし、37.5℃以上の熱があると原則として接種することができません。

予防接種前は「熱があるかないか」を注意してよく確認しておくようにしましょう。

また、熱はなくてもしんどそう、あまりにも鼻水や咳が激しいという場合は、予防接種を控えるのが賢明です。

見た目の様子もしっかりと見た上で、予防接種を受けるかどうかを判断してください。

予防接種後に注意しておきたいこと

赤ちゃんの予防接種は、受けるまでがバタバタとして大変なのですよね。

無事に打ち終わるとホッとして気が抜けてしまいがちですが、接種後にも注意すべきことはあります。

まずは、予防接種から30分は赤ちゃんから目を離さないように注意しましょう。

極めてまれではありますが、赤ちゃんによってはワクチンに含まれる成分でアナフィラキシーショック(接種後30分以内に起こる急激な副反応)を起こすことがあります。

万が一に備えて、接種後の30分は予防接種を受けた医療機関で様子を見たり、すぐに医師に連絡を取れるようにしたりしておきましょう。

そしてお次は、予防接種後から丸1日は赤ちゃんの様子をよく見ておくようにしましょう。

前述したようなアナフィラキシーショックは例外ですが、発熱したり、機嫌が悪くなったり、打った部分が腫れたりなどのごく軽い副反応があらわれることがよくあります。

2日~3日もすれば自然と治っていくものですが、副反応が出た場合は予防接種を受けた医療機関に連絡をして、医師に相談するようにしてください。

母子手帳の持参し忘れにも注意を!

赤ちゃんを連れての外出はとても荷物が多く、ママはとても大変ですよね。

ついつい何かを忘れてしまうこともあるでしょうが、予防接種を行くときは必ず「母子手帳」だけは忘れないように注意してください。

母子手帳の持参は義務ではありませんが、医療機関によっては母子手帳がないと予防接種を拒否しているところもあります。

予防接種時の母子手帳は、打った予防接種の記録をしたり、医師がほかの予防接種との間隔などをチェックしたりするための重要なアイテムです。

病院で門前払いにならないためにも、母子手帳は持参し忘れがないようにしましょう。

予防接種の情報や状況はまめにチェックを!

予防接種の情報や状況はまめにチェックを!

赤ちゃんの予防接種は、急激な変動はありませんが、これまで任意接種だったものが定期接種になったり、新たな予防接種が導入されたりと必要性に応じて見直されています。

ママは赤ちゃんの健康や命を守るためにも、アンテナを高く張って予防接種の情報に敏感でいましょう。

また、我が子が受けるべき予防接種を、日頃からよく確認しておくのも大事です。

1歳になるまでは予防接種の連続なので、接種し忘れがあることも珍しくありません。

予防接種の打ち漏れを防ぐためにも、まめに母子手帳を開いて予防接種の状況を把握しておきましょうね。