初めてレストランウェディングに招待されると、式場での結婚式や披露宴とは形式が違い、どうするべきなのか悩む人も多いのではないでしょうか?
今回は、レストランウェディングに招待された時の服装やご祝儀などの違いについて、調べていきたいと思います。
レストランウェディングにお呼ばれ!式場での結婚式との違いって?
実はよく知らない!?レストランウェディングってどんな式?
レストランウェディングは言葉の通りレストランを貸し切り、結婚式やウェディングパーティーを挙げる事です。
ホテルや式場でのお式との大きな違いと言えば、料理にこだわれる事とアットホームにお式を挙げられる事だと思います。
式場での婚礼料理は、ある程度コースが決められていてそれにオプションでお料理を追加するなどしますが、レストランウェディングは普段はレストランとして営業をしている所を貸し切って式を挙げるので、イタリアン・フレンチ・オーガニック料理など自分達がこだわりたいお料理でゲストをもてなせるなど式場では制限されがちな事もレストランウェディングでは可能となります。
また、少人数で行いたい場合や、格式ばった式ではなくカジュアルに仲間内や身内だけで行いたい場合なども、レストランを貸し切る事で近い距離感で結婚式を楽しむ事が出来ます。
その他にも、レストランウェディングでは会場の幅が広く選択肢が増える事も、結婚式場とは違うメリットとも言えます。
しかし、レストランウェディングにもデメリットはあり、式を挙げる事が前提の会場ではないのでゲストや新郎新婦の控室が必ず確保が出来るとは限らない事や、席同士での距離感が近い事が良い所である反面、ドレス姿で歩く動線・スペースに困難があるなどがデメリットとしてあげられます。
普通の結婚式とは違う?レストランウェディングでの服装マナー
いまさら聞けない!結婚式での服装のマナーって?
レストランウェディングとはいえ、基本的には式場・ホテルで行われる結婚式と服装のマナーは変わりません。
ここでは、必ずおさえておきたい結婚式の服装マナーをご紹介します。
ドレスの選び方
お呼ばれでの服装では、華やかな色合いでフォーマルなデザインのスカートタイプが基本となっています。
しかし、あくまでメインは新郎新婦なので、派手な色合いになり過ぎないよう原色系や華美すぎるデザインは控えるのがおススメです。
ブラックワンピースも着用できますが、弔事のイメージが出ないよう、小物やボレロを明るい色にして調整しましょう。
また、スカートの丈にも注意が必要で友人としての招待であれば膝下~膝上5センチまで、親族としてであれば膝下~膝丈がベストです。
ロングのドレスも、イブニングドレスでなければ基本的には構いませんが、レストランウェディングは比較的カジュアルに開かれるパーティーも多いため、場で浮いてしまう可能性がある事を考えるとあまりオススメできません。
羽織物・小物の選び方
ボレロやショールなどの羽織物は、綿やニットなどの普段使いの素材は避け、パーティー用のものを着用してください。
目立つ柄やプリントの入った物も、フォーマルな場ではそぐわない物になるので、注意が必要です。
冬場の場合、ファー付きのボレロやコートを着用する人もいますが、お祝いの場では「殺生」を連想するため、たとえフェイクファーであっても着用は控えましょう。
アクセサリーは、パールやダイヤなどドレスのデザインと併せて考えますが、2連のネックレスや目立ちすぎるもの、揺れるピアスなどはNGです。
また、たとえブランド品でも、挙式・披露宴の会場に大きいバッグを持ち込むのははばかれるので、コンパクトなパーティーバックを持参し大きな荷物はクロークに預ける様にします。
靴の選び方
靴の基本はパンプスで、ヒールの高さは5センチ以上もので細いタイプがフォーマルとされます。
かかとのない靴や、つま先が見えるミュールなどの靴、底面が厚すぎるカジュアルなデザインは、マナー違反の範囲になるので気を付けましょう。
ただし、妊娠中の方や高齢などの場合は安全面の配慮が必要ですから、カジュアル過ぎないデザインであれば、フラットシューズやヒールの低いパンプスでも問題ありません。
靴も素足で履くのはマナー違反になるので、夏場であっても必ずストッキングの着用は必須です。
カジュアル過ぎてはダメ!?服装は会場の雰囲気を考慮する事が大切!
レストランウェディンでは、「平服でお越しください」「カジュアルな服装で」などの添え書きが招待状に記載されている場合も多くあります。
平服とは、「正礼装(アフタヌーンドレス)や準礼装(フォーマルなワンピースなど)のような礼装でなくても大丈夫です」の意味となりますが、だからといいカジュアルなパンツやTシャツなどの普段着や会場の雰囲気に合わないものなどはマナー違反となってしまします。
その為、準礼装を基準にしつつ髪型や小物などでカジュアルな雰囲気を作るのもオススメです。
しかし、行われる会場や形式(着席スタイル・立食スタイルなど)または、新郎新婦の考え方によっても服装の基準も違ってきますので、どうしても迷ってしまったら一緒に呼ばれている友人や直接本人に確認をとるのも1つの手です。
なかなか聞けない!レストランウェディングのご祝儀事情
「ご祝儀制」か「会費制」かによって変化する!
結婚式場やホテルなどで開かれる結婚式では、主にご祝儀制が多く、ゲストはご祝儀を持参し受付の際に渡す形式となっています。
北海道などの地域では会費制が主流であったりと、地域やしきたりによっても異なりますので、招待状で会費制の記載があるかは必ず確認しましょう。
ご祝儀制のレストランウェディングの場合
ご祝儀の相場は、友人や職場の同僚の方で3~5万円・職場の上司や親族などは3~10万円となっています。
「レストランウェディング=安い」とイメージする方もいると思いますが、引き出物が準備されていたりお料理にこだわっているなど、一流レストランなどであれば通常より費用が高い場合もあります。
そのため、ご祝儀の金額は通常の結婚式と変わらず、相場の額を包みましょう。
会費制のレストランウェディングの場合
会費制のレストランウェディングの場合は、あらかじめ招待状等で指定された金額を受付で支払います。
基本的に会費制の場合は、別途ご祝儀を用意する必要はありません。
親族などで多めに包む方は、ご家族や周囲の人と相談した上でご祝儀を別に用意しても良いでしょう。
ただし、自分が結婚式に招待した方であると、友人でも「自分の結婚式ではしっかりご祝儀を頂いてしまっているのに、会費だけで本当に良いのかな?」と思う方もいるでしょう。
そのような場合は、結婚式当日を避けた別の日に、別途お祝いをお贈りする形で、お返しをすればOKです。
当日その場で渡すと他の方が不安に感じてしまったり、新郎新婦の荷物が増えて困らせてしまうため、必ず当日以外で渡す様にしてください。
また、会費制ですとその場でお支払いの形式が多いため、新札でなくとも大丈夫ですが、なるべく綺麗なお札を用意する、お釣りの出ない様にあらかじめ準備しておくなどの気遣いは、喜ばれると思います。
アットホームとはいえカジュアル過ぎず雰囲気に合った装いを!
レストランウェディングと言うとなかなか行き慣れていない人も多く、通常の式場での装いとどう違うのか困惑してしまう人も多いと思います。
レストランだからと簡単に考えず、会場の雰囲気や周りとのバランスなどを考慮し素敵なお祝いの席を楽しみましょう。