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紫外線カットにサングラスが効果的!正しい選び方も紹介

「紫外線」と聞くと「肌に良くない!」と想像する人も多いと思います。

しかし、紫外線が与える影響は肌だけでなく目にも影響があります。

今回は大切な目を紫外線から守る為にも有効なサングラスについて、正しい選び方などを紹介していきます。

強い日差しは目の大敵!紫外線は目にどんな影響を与えるの?

強い日差しは目の大敵!紫外線は目にどんな影響を与えるの?

日常の生活上でも目を守る為に紫外線対策は必要なの?

元々、目には紫外線を防ぐ力が備わっているので、普段の通勤・通学など日常生活をしている上で多少浴びる分には紫外線からの大きな影響はありません。

しかし、1日の大半を外で過ごしたり野外スポーツや登山をしたり長時間日差しの強い中で紫外線を浴び続けると眼病を引き起こす原因にもなりかねません。

その為、長時間野外にいる予定がある場合はしっかりと紫外線対策をする必要があります。

紫外線が与える眼の病気ってどんな病気があるの?

紫外線角膜炎

強い紫外線にさらされた時に見られる急性の角膜炎症です。

白目(結膜)の充血・異物感・流涙 が主な症状で、状態が進むと強い眼痛を生じます。

雪目(ゆきめ)と言って、雪面などの紫外線の反射が特に強い場所などで起きる事が多く知られています。

昼間に強く紫外線にさらされた場合、夜から深夜または翌朝にかけて発症しますが、目をゆっくりと休ませることで1日~数日ほどで自然と回復しますが、しばらく日にちが立っても違和感が残る場合などは眼科を受診しましょう。

翼状片

白目(結膜)が翼状に黒目(角膜)に向かい異常繁殖してしまい、瞳孔の近くまで侵入してしまうと視力低下などの障害を起こします。

通常、 30 歳代以降に発症し進行はゆるやかです。

主に農業・漁業従事者などの野外での活動時間が長い人に多くみられ、紫外線に長くさらされる事を含めた外的刺激が病気の発症に関係すると考えられています。

治療法は外科的な切除手術を行います。

白内障

白内障は眼病の中で最も多い病気です。

症状は、眼の中でレンズの役割を担っている水晶体が濁る事により、網膜まで光が届かなくなり目の見え方の質が低下してきます。

白内障にもタイプがあり、日本人に最も多く見られる皮質白内障は、紫外線との関連性も知られています。

白内障の治療は、超音波を使用し濁ってしまった水晶体を取り眼内レンズ(人工水晶体)と置換する手術で治療を行います。

間違ったサングラス選びは目に悪影響!?正しい選び方とは?

「色の濃いサングラス」なだけでは紫外線は防げないって本当?

「色の濃いサングラス」なだけでは紫外線は防げないって本当?

紫外線対策でサングラスを購入する時に、ただ色の濃いサングラスを選んでも紫外線は防ぐ事は出来ません。

さらに、紫外線対策用のレンズでなく濃い色のサングラスで紫外線を沢山浴びることは目にとってとてもいい状態とはいえません。

人の目は、瞳孔を通し光の入り具合を調節します。

暗い所ではより多くの光を取り込む為に自然と瞳孔が開く一方、明るい所では瞳孔が小さくなり光を取り込む量を減らすなどの調節をしています。

その為、ただ色の濃いサングラスを着用した状態で強い日差しを多く浴び続けてしまうと、光を取り込もうと瞳孔が常に開いた状態になり、多くの紫外線を目に取り込んでしまうという悪循環になってしまいます。

お洒落や顔に傷があるなどの理由で使用する場合は、なるべく紫外線を浴びない様に気を付けましょう。

サングラスを購入する時は「紫外線透過率」をチェック!

サングラスを購入する時は「紫外線透過率」をチェック!

紫外線カットのサングラスを買う際に必ずチェックしなければいけないのが「紫外線透過率」です。

光がレンズを通る際どれ位の紫外線を通すのかを数値で表したものを「紫外線透過率」と言い、数値が低ければ低いほど紫外線カット効果が期待できます。

また、紫外線透過率ではなく「紫外線カット率」での表示をして居るものもありますが、こちらは言葉通りで、紫外線のカット率を表していて数値が高ければ高いほど良い物です。

その他に、同じレンズに見えてもカット出来る紫外線の種類が違う事があるので注意が必要です。

紫外線には、UV-C200~280nm(大気や成層圏やオゾン層に吸収され地表には到達しない)・UV-B280~315nm(ほぼ成層圏やオゾン層に吸収されるが一部地表に到達)・UV-A315~400nm(地表まで到達)の3つの波長があり、「UV400」と明記されているものがすべての波長に対応しているので紫外線カットに優れているという事になります。

レンズの色の濃さも、紫外線対策を重視するならばなるべく薄い物を選ぶと良いと思います。

形も大きければいいというわけでなく、自分にフィットした形やサイズのものを選びましょう。

紫外線対策は肌だけでなく目も!長時間炎天下に居る時はサングラスを!

紫外線対策は肌だけでなく目も!長時間炎天下に居る時はサングラスを!

紫外線は目に見えないのでつい油断してしまいがちですが、目に与える影響で良い事はありません。

眼病を予防し、長い人生の中で明るい視野を保つためにも長時間外にいる場合はしっかりと紫外線をカットし目を保護できる正しいサングラスの着用を心掛けましょう。