笑った時に見える歯って、意外と見られているのではないかと気になりませんか?
私自身もそう感じていました。自信を持って笑いたいですよね。
ホワイトニングという言葉は知っているけどいまいちわからない…そんな方も、ここで理解して自分を変えてみる1歩に繋げましょう。
ホワイトニングの基礎知識
ホワイトニングとは、「薬剤を歯に塗布し、歯を漂白し、白くすること」をいいます。
主な成分は過酸化水素や過酸化尿素が用いられ、過酸化水素は強い漂白作用を持っていますが、人に対して害はないとの研究結果があるため、問題はありません。
ホワイトニングの方法は、下記の3種類があります。
1.オフィスホワイトニング
歯科医院で行うオフィスホワイトニングは、過酸化水素を含む薬剤を歯に塗布し、LEDライトやレーザーなどの光を当て熱を加えます。
そうすることによって、過酸化水素が酸素と水に分解され、この時発生した酸素がエナメル質内部の色素を分解し漂白する仕組みです。
基本的にホワイトニングは、保険診療ではなく自由診療なので、歯科医院によって値段が変わりますが、オフィスホワイトニングの相場は1回25,000円くらいです。
効果はすぐ出ますが、1~2年もすれば元に戻ります。
2.ホームホワイトニング
ホームホワイトニングには過酸化尿素を含む薬剤を使用し、自然分解して、過酸化水素と尿素に分かれ、過酸化水素がゆっくりと歯を漂白していきます。
歯科医や歯科衛生士の指導のもと、歯科医院でマウスピースを作ってもらい、毎日最大2時間は装着し、2週間程度続けることが基本です。
ホームホワイトニングは最初の値段は低いですが、白さを求めれば追加で薬剤を購入していくことになるので、相場で30,000円くらいです。
効果を感じるまでに時間がかかりますが、1年は白さを維持出来ます。
3.デュアルホワイトニング
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用する方法です。
デュアルホワイトニングは、まず歯科医院でオフィスホワイトニングを行い、24時間以上経ってから、自宅でホームホワイトニングを行います。
2つを併用することによって、より効果的にホワイトニングを行うことが出来ます。
歯はどうして黄ばむの?
毎日の食事などで歯の表面は汚れますが、歯磨き粉などである程度キレイにすることが出来ます。
それでも落ちない歯の黄ばみは、下記の様な原因が考えらえます。
歯の黄ばみの原因はココにあった!
黄ばみの原因 | 黄ばみが起こる理由 |
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色の濃い食品の摂取 | コーヒーや赤ワインなどの色の濃い食品の色素が染み込むことによって着色がおきます。 |
タバコのヤニ | タバコをよく吸う人はヤニが付着します。 |
加齢による黄ばみ | 歯の内側にある神経は新陳代謝を繰り返すことで、加齢とともに黄ばんできます。 |
抗生物質の服用による着色 | 0~12歳頃の歯の形成期に、テトラサイクリン系の抗生物質を服用することで、象牙質にグレーの着色や縞模様が生じてしまうことがあります。 |
色の濃い食品の摂取や、タバコのヤニは外部からの着色なので、洗浄効果の高い歯磨き粉を使うことで、ある程度は除去することが可能です。
しかし、自分で除去することにも限界はあるので、検診を兼ねて歯科医院で歯のクリーニングをしてもらうことがおすすめです。
あとの2つの原因は、歯の表面ではなく内部からの着色なので、歯磨きだけでは除去が難しく、白くしたいなら歯科医院でのホワイトニングが必要になります。
自宅で行えるホワイトニングの方法
市販の歯磨き粉が一番手軽!ただし使用時は注意を
歯科医院に行って短時間でしてもらうのもいいけれど、値段を抑えてライフスタイルに合わせると自宅で出来るのが1番だという方には、市販のホワイトニング歯磨き粉があります。
ホワイトニング歯磨き粉は研磨剤によって歯の表面を削り、着色を除去することで白くするというものなので、歯科医院で行うホワイトニングに比べると白くはなりにくいです。
また粗い研磨剤が配合された歯磨き粉で強めにブラッシングを繰り返すと、エナメル質が傷つき、知覚過敏を起こすこともあるので、使用には注意が必要です。
他にも、低価格で自分で出来るホワイトニングの方法には、歯の消しゴムや、歯のマニュキュアなどもあります。
ただし、消しゴムは研磨剤によって歯の表面が傷つきやすく、マニュキュアはムラが出来てしまうというデメリットもあります。
定期メンテナンスで不足を感じたら、専門のホワイトニングを
ホワイトニングも色々な方法があるということが理解して頂けたでしょうか。
毎日の歯磨きや、定期的に歯科医院でのクリーニングをしてもらうことでも、ある程度は白くはなると思います。
「より綺麗にみせたい」「普通のお手入れでは白くならない」「すぐに効果を出したい」という時は、ぜひ一度かかりつけの歯科医院でホワイトニングの相談をしてみましょう。
口元というのは、人の印象を変えてしまうものです。自信を持って笑顔が見せられる、キレイな白い歯を目指しましょう。