顔のテカりやニキビなど、オイリー肌の方は頻繁にお肌トラブルを起こしがちです。
しかし、正しいスキンケア方法を知ることでトラブルを防げる他、肌質の改善にも繋がります。
自分に合ったスキンケアを身に着け、スベスベお肌を手に入れましょう。
そもそもオイリー肌の基準は?自分の肌質はどう?
肌質は「普通肌」「乾燥肌」「脂性肌」「混合肌」の4つに大きく分かれますが、この脂性肌が「オイリー肌」と呼ばれるもので、お肌のトラブルを起こしやすい傾向にあります。
オイリー肌は1日の皮脂の分泌量が多く、毛穴もゆるんでいるので汚れが溜まりやすくニキビや黒ずみの原因となります。
また、最近では「脂性乾燥肌(オイリードライ肌)」と呼ばれる、オイリー肌なのに乾燥しているという肌質の人も多く、皮脂の過剰分泌によるお肌のトラブルに悩まされている人は男女問わず多いです。
オイリー肌の原因は?
オイリー肌に深く関わっているのが、男性ホルモンの一種である「テストステロン」と、ステロイドの一種である「アンドロゲン」です。
これらのホルモンは皮脂腺の分泌活動を高める役目を持っていますが、ストレス、生活習慣、遺伝的な要因によって必要以上に皮脂の分泌が行われ、結果的に常にお肌が脂っぽい状態になってしまいます。
特に食生活でお肉、牛脂、ラード、バダーといった脂質の高い物を摂っていると、皮脂を更に分泌して毛穴の詰まりを引き起こす原因にもなります。
また、偏った食生活以外にも、睡眠不足や生活習慣の乱れも皮脂の分泌のコントロールにも大きく関わるので注意です。
思春期にも過剰分泌は行われやすいですが、実は大人になった30代~40代にかけてが皮脂分泌のピークになる為、この時期に大人ニキビに悩む人も増えてきます。
オイリー肌は改善できるの?
「肌質は生まれ持ってのものだから、変えることは無理なのでは?」と考えている人も多くいますが、肌質は正しいスキンケアや習慣の見直しで改善することは十分に可能です。
そのため「生まれつきオイリー肌だから・・・」と綺麗な素肌を諦める必要は全くありません。
自分の肌質に合ったスキンケアを身に着けて、オイリー肌の原因となる行動を減らしていくことで顔のテカりやニキビといったお肌のトラブルも解消できるうえ、トラブルを起こしにくい肌質へと導くこともできます。
まずは、オイリー肌の方の正しいスキンケアの方法を確認し、普段自分が実践している方法と異なる点が無いかチェックしましょう。
オイリー肌の方は要チェック!正しいスキンケアの方法は?
クレンジングにオイルタイプはNG!
皮脂をしっかり落とすためにオイルタイプのクレンジングを使っている人も多いですが、オイリー肌の人にオイルタイプのクレンジングはNGです。
皮脂の取りすぎもお肌のダメージに繋がるので、オイリー肌の方はジェルタイプ、クリームタイプもしくはミルクタイプのクレンジングを使って優しくお肌を洗浄しましょう。
また、皮脂が気になるからといって1日に何度もクレンジングをすると、今度は必要な皮脂まで無くなりカサカサお肌となってしまいます。
オイリー肌でも、クレンジングは1日1回、多くても2回で十分です。
オイリータイプのクレンジング方法は?
クレンジングを毎日きちんとしている、という方でも間違ったクレンジング方法で行っている場合、知らず知らずのうちにお肌を傷つけている可能性があります。
正しいクレンジング方法を身に着けて、オイリー肌を根本から改善していきましょう。
手順 | 詳細・注意点 |
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①ポイントメイクを落とす | クレンジングをする前に、まずは手を綺麗に洗います。 お顔全体をクレンジングする前に、一度目元、口元などのポイントメイクを落とします。 |
②クレンジングを手で温める | ポイントメイクを落としたら、乾いた手にクレンジングを取り、軽く揉むようにして温めます。 温まることにより、クレンジングがお顔の汚れになじみやすくなります。 手が冷たくてクレンジグがなかなか温まらないという人は、一度お湯で手を温めるのもおすすめです。 |
③クレンジングする | おでこ→頬→鼻→顎→顔と、油分の多い所からクレンジングをのせていき、優しくお肌になじませます。 お顔の中心から外側にかけて、軽い力でマッサージするようになじませ汚れを落とします。 オイリー肌の方は特に鼻も皮脂分泌が多いため、くるくると入念にクレンジングします。 皮膚の薄い目元は一番最後に優しくクレンジングします。 |
④ぬるま湯で洗い流す | お湯が熱すぎるとお肌にダメージを与えてしまうので、クレンジングを落とす時は人肌くらいのぬるめのお湯で洗い流します。 素早く落とそうと顔をゴシゴシこすると肌が傷付いてしまうので、ゆっくり少しずつ洗い流すようにしましょう。 |
正しい洗顔方法や洗う順番は?
正しいクレンジング方法を身に着けたら、次は洗顔方法です。
クレンジングでメイクだけ落として終わりとせず、洗顔もしっかり行うことでトラブルを起こしにくいお肌へ導くことができます。
手順 | 詳細・注意点 |
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①ぬるま湯で顔を濡らす | クレンジング後も手を一度洗い、クレンジング料を落としてから洗顔します。 クレンジングは乾いたお肌で行うのが普通ですが、洗顔は乾いた状態で行うと、摩擦でお肌にダメージを与えてしまうことがあるので、ぬるま湯で濡らしてから洗顔するのがおすすめです。 |
②洗顔料を泡立てる | 泡立てネットなどを使って洗顔料を泡立てます。 泡が細かければ細かい程、お肌への負担が少なくなる他、毛穴の奥など細かい汚れまで行き届きやすくなります。 |
③泡で顔を洗う | 泡で顔を洗う時は、クレンジングの時と同様に、おでこ→頬→鼻→顎→顔と油分の多い箇所から洗うようにしましょう。 お肌を直接ゴシゴシとこすらずに、お顔の上で泡を滑らすようにして洗います。 |
④ぬるま湯で洗い流す | ぬるめのお湯を使ってゆっくりと泡を落としていきます。 すすぎ残しがあると、それがニキビの原因にもなるので、入念に洗い流します。 洗顔後は清潔なタオルで、水分を吸わせるようにして拭いてください。 |
オイリー肌の改善と一緒にニキビ対策も!
スキンケア方法を身に着けてニキビも撃退!
オイリー肌はニキビもできやすく、肌質とニキビの両方に悩まされている人は多いです。
正しいクレンジングや洗顔方法で、お肌を清潔に保つことはオイリー肌にもニキビ対策にも有効ですが、その後のスキンケアも綺麗なお肌目指すなら欠かせないステップです。
化粧水や乳液を使う際にもいくつか注意したい点があるので、自分のいつもの使用方法と異なる点はないかチェックしてみて下さい。
手順 | 詳細・注意点 |
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①化粧水でしっかり保湿 | 化粧水は手で擦りつけると摩擦でお肌に負担がかかるので、擦らずにゆっくりと馴染ませてください。 化粧水の量を節約するとお肌がきちんと保湿されずに、水分が足りないと認識したお肌は余計に皮脂を分泌してしまいます。 化粧水はたっぷりつけましょう。 化粧水は手にとって少し温めた後、顔全体を両手で包み込むようにして浸透させます。 |
②乳液で潤ったお肌に蓋をする | 化粧水をつけた後はお肌に与えた水分を蒸発させないためにも、必ず乳液を使いましょう。 乳液には化粧水とは異なり油分も含まれているので、必要以上には塗らずに適量を守りましょう。 塗る時はムラができないように、優しくお顔全体になじませていきます。 |
スキンケアを見直して綺麗なお肌に近づこう!
普段何気なく行っているスキンケアも、ちょっと見直して改善するだけでお肌の調子も変わるものです。
お肌は生まれつきの物と思われがちですが、実際に肌質を改善している方はたくさんいます。
毎日のスキンケアを欠かさずに、今のオイリー肌からトラブルを起こしにくい健康なお肌へと導きましょう。