投資といっても、株式や投資信託、債券など様々な種類がありますが、共通するメリットはお金を貯めることよりも増やすことに重点を置いている点です。
今回は投資初心者にオススメの低リスクの投資を4種類紹介します。
投資をするとこんなメリットがある!
投資と聞くと、「株価が上がって大儲けした」あるいは「株価が暴落して破産寸前に追い込まれた」というように、ハイリスクハイリターンというイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。
リスクがあっても投資をするのには、どのようなメリットがあるのでしょうか。
投資を始める前に、「投資のメリット」について押さえておきましょう。
投資とは、お金を貯めることより増やすことを重視したもの
投資のメリットは、貯蓄と比較するとわかりやすいです。
貯蓄は、資金を増やすことよりも「貯めること」に重点を置いています。
元本保証もあり、運用後に得られる金額が最初からわかっているため安心ですが、貯金した資金はほとんど増えることはありません。
一方投資は、資金を「増やすこと」を重視したものです。
事前に運用成果を予測することはできませんが、投資が成功すれば大幅な利益を得ることができます。
例えば、不動産投資や株式投資を通して元手100万円の資金を2億円まで増やした投資家や、元手200万円の資金を3年間で4億円に増やしたサラリーマンが、実際に存在するそうです。
預貯金よりは投資した方がマシ!?
先ほどの大きな利益を上げる株式投資や不動産投資などは、多大な損失を出すリスクもあるため、初心者にはあまりオススメできません。
しかし、投資の種類の中には株式の配当金や債券、投資信託のように比較的リスクの少ない投資方法も存在します。
それらに共通するのは、資金を大幅に増やすことはできないが、銀行に貯金しているよりは利回りが良いという点です。
現在は、大手銀行の普通預金の金利は0.001%、定期預金でも0.01%というように、超低金利時代になっています。
そのため、リスクの少ない初心者向けの投資であっても、銀行に貯金しているよりはお得に資金が増やせる可能性が高いのです。
初心者向けの低リスクの投資を4つ紹介!
投資の経験が少ない初心者は、「勝率」にこだわりすぎて大きな損失を出してしまう傾向があります。
投資は、小さな損失を出しつつも最終的には利益を出し、資金を増やすことが大切です。
そのためには、「資金を減らさずにキープし、長期的にじっくり増やして行くこと」を強く意識しなければなりません。
そこで、比較的大きな損失を出しにくい初心者向けの投資を4つ紹介します。
1.「株式投資」で配当金や株主優待をゲットしよう!
株式会社の中には、収益の一部を還元金として株主に還元してくれる「配当金」を実施しているところがあります。
配当金を実施している株式会社の株を購入すれば、持っているだけで銀行に貯金よりも良い利率で配当金がもらえるのです。
また、株主優待を実施している会社であれば、食品関係なら自社製品の商品券やギフト券、サービス関係ならサービス券や飲食券などをもらえます。
株主優待を実施している会社は業績も安定しているので、初心者にもオススメです。
一日のうちに売買を行うデイトレーダーのような投資は初心者向けではないので、まずは配当金や株主優待を目当てに株式投資を始めてみるのはいかがでしょう。
2.低リスクの「個人向け国債」なら、預金に近い感覚で取引可能!
リスクが比較的少ない債券投資と言えば、財務省が行う「個人向け国債」です。
国へお金を貸すことでその利息を利益として受け取ることができます。
最低1万円から投資が可能で、元本割れすることもないので初心者向けです。
また、年率0.05%の最低金利が保障されており、満期まで待てば利息が確実に受け取れるため、安心して運用できます。
なお、個人向け国債は身近な金融機関で毎月発行されているので、気軽に購入可能です。
3.難しい投資をプロにお任せできる「投資信託(ファンド)」
投資信託とは、たくさんの一般投資家から少しずつお金を集め、プロの投資家が一般の投資家に代わって株式や債券投資を行い、そこで得た利益を投資家に還元する金融商品です。
多くの一般投資家から資金を集めて運用するため、1万円程度の少額から購入できるメリットがあります。
また、個人で取引するのが難しい株式投資でもプロに運用してもらえますし、一度に複数の銘柄に投資できるので、資金が分散されて損失を出すリスクも比較的低いです。
ただし、投資家に取引を依頼しているため売買の「手数料」が引かれる場合があるので注意が必要です。
4.節税にもなる!「個人型確定捻出年金」とは?
個人型確定捻出年金とは「iDeCo」とも呼ばれ、個人で積み立てる年金のようなものです。
加入者は毎月決まった額の掛け金を振り込み、それを運用していきながら貯蓄し、60歳以降になれば年金のようにお金を受け取ることができます。
最近は国の年金制度が信用できないという人もいるため、銀行や保険会社など多くの金融機関が様々な商品を扱うようになってきました。
60歳以降でないと受け取れないのは難点ですが、掛け金が所得控除の対象で、運用で得た利益も非課税のため、税金を節約できるのが大きなメリットです。
定年後のリフォーム代など、目的と目標金額を明確に定めることで、必要な資金や月々の運用利回りが決まります。
自分の目的に合った運用商品を選ぶのが難しければ、一度ファイナンシャルプランナーなどに相談してみるのも良いでしょう。