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結婚祝いのお返しマナー!親戚・友達・職場宛ての相場・人気は?

入籍後や結婚式前後は、様々な方から結婚祝いをいただきます。

お相手のお祝いの気持ちに対して失礼のない様に返すにはどうしたら良いのか、内祝いのマナーについてお伝えします。

結婚祝いのお返し(内祝い)の意味とマナーを知ろう!

元々「内祝い」とは、結婚や出産などの祝い事があった際にその喜びを分かち合うという意味で、親戚やご近所さんなど広い範囲に赤飯や砂糖などを配っていました。

しかし現在では、地域にもよりますが、広範囲への内祝いは簡略化されており、結婚式のお祝いをいただいた方だけに「お返し」として内祝い品を贈るのが一般的です。

では、改めて、今どきのお返し(内祝い)のマナーを確認してみましょう。

結婚祝いのお返し(内祝い)はいつまでに贈るべき?

結婚祝いのお返し(内祝い)はいつまでに贈るべき?

まず、結婚式や披露宴に参加された方々には、当日受付でご祝儀をいただいているので、披露宴で「引き出物」を渡すことでお返し(内祝い)は完了になります。

また、事前にお祝いをいただいたけれども挙式・披露宴に参加できなかった方々へは、式が終ってから1ヶ月以内にお返し(内祝い)を贈るのがマナーです。

しかし、挙式後は新婚旅行があったり新生活が始まったりと忙しく、内祝いの段取りをしそびれる場合があるため、挙式前には、親戚や友人、同僚など相手ごとにお返しの品をあらかじめ決めておきましょう。

尚、入籍と結婚式の日取りが離れているなどの理由で、挙式よりも早く結婚祝いをいただくこともあります。

その場合は、あまり遅すぎると逆に失礼に当たりますので、式の前に内祝いを贈る様にしましょう。

こちらも、お祝いをいただいてから1か月以内を目安に、お相手に届く様にします。

内祝いと別に「引っ越し案内はがき」や「結婚報告はがき」も送るべき?

内祝いと別に「引っ越し案内はがき」や「結婚報告はがき」も送るべき?

挙式・披露宴に参加された方々へは、出席のお礼と新居の案内を兼ねた「引っ越し案内はがき」や「結婚報告はがき」を送るのが一般的です。

現在は、手紙や年賀状のやり取りをする世帯が少なくなっているため、「引っ越し案内はがき」は省略し、結婚式の参加者だけに新居の案内を披露宴で配布する場合もあります。

特に、遠方の方や事情により挙式・披露宴へ参加できなかった方々は、当日の様子をお知らせする意味も兼ねて、披露宴の写真入りで出すことが多い様です。

はがきを出す時は、以下の項目を載せます。

  • 挙式の年月日
  • 新居の案内
  • 今後の指導、支援のお願い
  • 媒酌人の名前(いない場合は省略可)

印刷の文字だけでは味気ないので、文章の最後に手書きで「結婚祝いありがとうございました」「今後ともよろしくお願いします」「新居にもぜひ遊びに来てください」など一言を添えるとより丁寧です。

これらのはがきは内祝いと同様、挙式後(または転居後)1ヶ月以内に贈るのがマナーです。

※結婚報告はがきについては、「結婚報告のはがきは出すもの?文例や時期はどうする?」で詳しく紹介していますので、併せてご覧ください。

お返し(内祝い)にお礼状は必要?贈る時は郵送でも良い?

お返し(内祝い)にお礼状は必要?贈る時は郵送でも良い?

内祝いというと、昔は訪問して手渡しするのが普通でしたが、最近は遠方の方や贈り先の都合も考え郵送で贈るのが一般的になっています。

例えば、デパートで購入した後、サービスカウンターからご自宅へ郵送する手配をしたり、インターネットから注文し、ご自宅へ郵送したりできます。

どの様な方法であっても、結び切り10本の絵柄が書かれた熨斗(のし)をつけ、上段には「内祝い」、下段には「新姓」または「夫婦フルネーム連名」を書きましょう。

ただし、郵送で内祝いを贈る場合は「お礼状」を出すのがマナーです。

「お礼状」は内祝いの品が届くよりも先に、送り先へ到着するように出します。

品物を発送する時に日付指定をし、その1~2日前までにお礼状が届くようにすると良いでしょう。

親しい友人や兄弟などごく近い関係の方であれば、あえて堅苦しくお手紙を出さず、LINEなどで事前連絡を済ませる事も増えてきました。

親戚や職場関係の方など目上の方には、内祝いが届く前にお礼状を出すよう心がけましょう。

お返しを選ぶ時は「縁起」に気を付けた方がいい?

お返しを選ぶ時は「縁起」に気を付けた方がいい?

お祝いを選ぶ時には、縁起の悪い数字や言葉・物を選ばないように注意するかと思います。

お返しを選ぶ際も同様に、「割れ物」や「切れる物」は縁起が悪い印象があるため避けた方が良いでしょう。

小鉢やボンボニエールといった割れるイメージが少ない食器ならOKと考える人もいますが、ガラスや薄手のカップなど、割れるイメージが強い物は贈らないのが懸命です。

また、「死」を連想させる4や、「苦」を連想させる9は忌み数字と言われているため注意しましょう。

そもそも割り切れることから偶数を避ける場合もありますが、「ペア」と捉える人もいるため、偶数か奇数かに関してはそこまで難しく考えなくても良いでしょう。

しかし、明らかな忌み数字や縁起の悪い物は、受け取った相手も複雑な気分になる可能性があるため、贈るのは控えることをオススメします。

いただいたお祝いよりもお返しが高すぎるのはNG

いただいたお祝いよりもお返しが高すぎるのはNG

いただいたお祝いに対して安すぎる物をお返しするのは当然失礼にあたりますが、高価すぎる物を贈るのも失礼にあたるということをご存知ですか?

高価な物をお返しするとかえって相手を困らせたり、委縮させてしまうので、いただいた贈り物の半額、親戚なら1/3程度の物を返すのが理想でしょう。

また、お祝いが5~10万円と高額だった場合、半額の値段でお返しを考えても高価になってしまいます。

その場合、目上の人に高価すぎる物を贈ると「あなたのお祝いはいりません」という意味に取られることがあるため、半額より低い金額でお返しをしても全く問題ありません。

お返しについては、「目上に少なく、目下に少なく」が基本と言われている程なので、たとえ高額なお祝いをもらってもキッチリ半分返す必要はないのです。

もし、お返しだけじゃ物足りなさを感じるなら、後日手紙や写真を贈ったり、別のタイミングでお土産やプレゼントを渡すのも有効でしょう。

結婚祝いをもらったらすぐにお礼を伝える

結婚祝いをもらったらすぐにお礼を伝える

お祝いを直接ではなく郵送などで受け取った場合、その日の内にお礼の電話をするようにしましょう。

後でお礼の連絡をしようと後回しにして、お礼を言うこと自体をを忘れてしまうのはとても危険です。

また、贈った側も連絡がないと、問題なく贈り物が到着したのか不安に思うので、できるだけ早くお祝いが届いたことと、お礼を伝えるようにしましょう。

お祝いが届いた当日中にお礼を伝えるのが難しかったり、電話をかけるのが深夜になってしまう場合は、翌日に早朝を避けて電話をしてください。

相手と電話が繋がらず留守電のようなら、留守電にお礼のメッセージを残してまた再度電話をするようにしましょう。

お返し(内祝い)の相場とオススメ商品とは!?

それでは、実際に内祝いの品にはどれほどの金額のものを贈れば良いのでしょう。

贈り先の相手ごとに予算とオススメ商品を紹介します。

親戚、友人、職場、それぞれの内祝いの相場はどれくらい?

親戚、友人、職場、それぞれの内祝いの相場はどれくらい?

お返し(内祝い)の予算は、「半返し」といって贈っていただいた額の3分の1から半額程の品を贈るのがマナーです。

今はインターネットで頂いた物の大体の値段が調べられますので、特にいただいた金額が多い場合は半額にした方が無難でしょう。

披露宴に参加しない場合の結婚祝いの金額と、その半返しの額を以下の表にまとめました。

贈る相手結婚祝いの相場内祝いの金額
友人10,000円3,000~5,000円
会社の同僚・部下10,000円3,000~5,000円
会社の取引先10,000円3,000~5,000円
兄弟・姉妹、親しい親戚50,000円15,000~25,000円
いとこ10,000円3,000~5,000円
姪・甥10,000円3,000~5,000円

※連名で結婚祝いをいただいた場合は、お祝いの金額を連名の人数で割り、その半額を内祝いとします。

※手作り品などいただいたお祝いの相場が分からない場合は、3,000円程度の相手が恐縮しない内祝いを贈ります。

友人やいとこ、姪・甥などにオススメの内祝いとは?

友人やいとこ、姪・甥への内祝いの予算は3,000円~5,000円程度になります。

複数の友人から連名でお祝いをいただいた場合は、金額に合わせて500円~1,000円程度の品を一人ひとりに返すのも良いです。

贈る品としては、年齢が近かったり自分よりも若かったりする場合が多いので、食器や日用品を贈ってもかまいません。

また、自由に内祝いの品物を選んでもらえるカタログギフトなども人気です。

兄弟や親せきにオススメの内祝いとは?

兄弟や姉妹などの親戚からは、友人よりも高額のお祝いをいただくのが一般的です。

金額にもよりますが、少なくとも10,000円以上の品を贈った方が失礼ではないでしょう。

また、親戚が結婚するたびに食器や日用品などの引き出物をもらい、品物が余っている場合もあるので、物ではなく食べ物やお酒など形の残らない品物の方が喜ばれるでしょう。

例えば、以下のような品はいかがでしょう。

会社の同僚や部下宛にオススメの内祝いとは?

会社の同僚や部下への内祝いの予算としては3,000円~5,000円程度が適切です。

例えば、以下の商品はお手頃な価格ですし、上品な包装で同僚への贈り物として相応しいと思います。

また、複数の方から連名でお祝いをいただいた場合は、個包装タイプのお菓子を購入し、メンバー一人ひとりへ手渡しで配るのも好印象になります。

定番のお菓子やお茶などは、当たりはずれがなく贈りやすいでしょう。

結婚祝いのお返しをしなくても良いケース3例

結婚祝いのお返しをしなくても良いケース3例

1.結婚式で引き出物を既に渡した場合

内祝いを送る必要のないケースの1つとして挙げられるのが、結婚式で引き出物を渡した場合です。

結婚式に招待した人は、引き出物を渡したり、式場の食事などでおもてなしをすることが結婚祝いへのお返しとなるため、別途お返しを贈る必要はありません。

付き合いが深い人や、住んでいる地域によっては、ご祝儀が予想より高額なこともあるかと思いますが、その時はいただいた金額に応じて内祝いを贈っても問題ないでしょう。

また、内祝いとして何かを贈るのではなく、新婚旅行でお土産を買ってきて渡すのもアリです。

2.少額の品をいただいた場合

結婚祝いと一言でいっても、相手によっていただくお祝いの品は異なるかと思います。

高額な物をいただく場合もあれば、いただいた商品が少額の物である場合もあるでしょう。

一般的に、頂いた品物の半額程度の予算でお返しを贈ることになりますが、もし頂いた商品が少額だと、さらに少額なものを選んで贈らなければなりません。

贈れる商品の幅も狭いうえに、あまりにも安値なものをお返しすると、かえって相手に失礼になってしまうこともあります。

相手からいただいた物が少額なら、内祝いとしてお返しを贈るよりも、新婚旅行の際にお菓子か何かを買って来たり、後日ランチなどに誘ってお礼をする方が良いでしょう。

3.会社から制度の一環としてお祝いをもらった場合

勤め先によっては、自分の勤務している会社から、結婚祝いをいただく場合もあるでしょう。

会社の同僚や部下、先輩から個人的にもらったものならしっかりとお返しをする必要がありますが、もし会社の福利厚生の一環でもらった物ならお返しはしなくてもOKです。

会社の制度でいただいた物は、特定の相手にお返しするものではないため、内祝いは不要と考えて良いでしょう。

マナーを守ってお祝いへの感謝を伝えよう!

マナーを守ってお祝いへの感謝を伝えよう!

内祝いは、式が終わってから1ヶ月以内に贈らなくてはならなかったり、縁起が悪い物は避けたりと、気を付けなければならないルールがいくつかありますが、せっかくいただいた結婚祝いへのお礼なので、マナーを守って相手の気分が良くなるようなお礼をしましょう。

今回の記事で紹介した内祝いの予算の相場や、オススメの贈りものを参考に、何を誰に贈ろうか余裕を持って決めておくのがオススメです。

内祝いは結婚式のしめくくりである他、夫婦の最初の人付き合いとも言えるので、失礼がないように注意して、感謝の伝わる贈り物をしましょう。