仕事や結婚式の準備で多忙にしていると、知らず知らずのうちに肌荒れが・・・ということもありますよね。
今回は、結婚式前の何とかしたい肌荒れを改善するスキンケアや薬について紹介します。
急いで肌荒れを治したい!原因を知って改善につなげよう!
大事な結婚式を控えているのに肌のトラブルが起こってしまうと大変です。
顔に肌荒れが出ると化粧のノリが悪くなりますし、二の腕や背中などドレスで覆われない部分の肌荒れも目立ってしまうので困ります。
花嫁にとって、結婚式の瞬間はいちばん美しい自分でありたいものです。
肌荒れの原因を知って正しいスキンケアを行うことで、最高の自分で結婚式を迎えられるようにしましょう。
肌荒れの主な原因とは?
肌荒れといっても、乾燥やニキビ、かゆみを伴うものなどその症状は様々ですが、主な原因は以下の通りです。
| 肌荒れの原因 | 詳細 |
|---|---|
| 間違ったスキンケア |
|
| 肌の乾燥 |
|
| 生活習慣の乱れ |
|
| ストレス |
|
| 季節の変化 |
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肌荒れの原因がわかったら、式当日まで自分でできる努力を続けよう!
上記の中で1つでも当てはまることがあれば、まずそこから改善するようにしましょう。
結婚式当日まで肌を最高の状態で維持するためには、生活習慣を整えるなど自分でできる努力は徹底し、上記の肌荒れにつながる原因を少しでも減らすようにすることが大切です。
症状が酷い場合やなかなか治らない時は、市販薬を購入したり、皮膚科に相談することも検討した方が良いでしょう。
肌荒れのタイプや場所に合わせ、効果的な薬を選ぼう!
食生活を整え睡眠を確保するなど、生活習慣を見直すことはキレイな肌を維持するために大切なことですが、結婚式目前の時期に肌荒れが出てしまった場合は、患部に薬を直接塗る方法が有効です。
化粧品や美容法は肌の負担が少ない分作用がゆっくりなので、式直前の段階では間に合わない可能性もあり、薬に頼った方が素早く改善できる可能性があります。
そこで、身近な薬局で手に入る市販薬について詳しく見ていきたいと思います。
ただし、ステロイド系の塗り薬は市販薬では強さに限界があるため、症状があまりにもひどい場合は皮膚科に相談しましょう。
薬の成分や強さの違いを知ろう!

まずは、市販薬の成分についてご紹介します。
肌荒れ用の塗り薬は主に、「保湿成分」「ステロイド」「抗炎症成分」「かゆみを抑える成分」「殺菌成分」の5つの成分が含まれています。
| 主な成分 | 名称 | 効能・注意事項 |
|---|---|---|
| 保湿成分 | ワセリン |
|
| ヘパリン類似物質 |
| |
| ステロイド | 下記の表を参照 |
|
| 抗炎症成分 | グリチルリチン酸/ギリチルリチン酸ニカリウム/アラントイン/イブプロフェンピコノールなど |
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| かゆみを抑える成分 | ジフェンヒドラミン塩酸塩/クロタミトン/dl-メチルエフェドリン塩酸塩/リドカインなど |
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| 殺菌成分 | イソプロピルメチルフェノール/トリクロロカルバニライドなど |
|
ステロイドの強さと名称
| 強さの度合い | 成分名 |
|---|---|
| ストロンゲスト | 処方薬のみ |
| ベリーストロング | |
| ストロング | ベタメゾン吉草酸エステル/フルオシノロンアセトニドなど |
| ミディアム(ふつう) | プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル/デキサメタゾンなど |
| ウィーク(弱い) | プレドニゾロンなど |
肌荒れのタイプや部位に適した薬を使おう!

肌荒れのタイプは、主に肌がカサカサと乾燥し赤くなる敏感肌タイプと、吹き出物やニキビができるタイプの2種類に分けられます。
さらに、肌荒れが起こる場所は人によって様々ですが、特にウェディングドレスで隠せない部分の肌荒れや、デリケートゾーンのかゆみなどは大変困ります。
肌荒れのタイプや場所によってオススメの市販薬は異なりますので、購入する場合は症状のタイプと塗る場所に合ったものを選びましょう。
| 肌荒れの症状 | オススメの市販薬 | 効能や特徴、部位 |
|---|---|---|
| プロペトホーム |
|
| HPクリーム |
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| HPローション |
|
| ベトネベートN軟膏AS |
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| フルコートf |
| |
| オイチミンD |
| |
| エンクロンローションEX |
| |
| マイゼロックL |
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| プレフェミン |
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| ヒリプロ |
|
| フェミニーナ軟膏 |
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スキンケアに気を付けて肌荒れ復活を阻止しよう!
肌荒れの緊急措置としては、症状に適した薬を塗ることが一番です。
正しい薬を塗ることで肌荒れの症状を改善につなげることができます。
ところが、間違ったスキンケアを続けていると、いずれまた肌荒れは復活してしまいます。
肌荒れしないためのスキンケア方法とは?
そこで、肌荒れを復活させないためにも、「クレンジング」「洗顔」「化粧水・乳液」「パック」「紫外線対策」のジャンル別に正しい手順を紹介します。
クレンジング

化粧はその日のうちに、クレンジングで落とすのが基本です。
眠たくて面倒な時でも、結婚式を控える今だけはきちんと落とし、肌荒れを防ぐことが大切です。
落とす際は、1分以内に指で優しく洗い落とすようにしましょう。
先ほど紹介したワセリン(プロペトホーム)は、クレンジングとしても使えるため、肌への刺激が気になる方はチャレンジしてみると良いでしょう。
洗顔

手でこするのではなく、よく泡立てた泡で洗うイメージです。
スクラブ入りの製品は肌を傷つけるため、結婚式前にはあまりオススメできません。
スクラブの代わりに皮膚のターンオーバーを高めるのであれば、「炭酸洗顔フォーム」を使ってみましょう。
また、肌荒れがある場合は、低刺激のものを使うと安心です。
化粧水

アルコールや香料など余計な成分が入っていない無添加がオススメです。
特に、乾燥肌・敏感肌の場合、アルコールが入っていると揮発する際にお肌の水分まで失われてしまうので、成分に注意して選びたいところです。
肌荒れがある場合はしみるので、低刺激製品や敏感肌用を選びましょう。
乳液

保湿の仕上げアイテムで、セラミド、ヒアルロン酸、コラーゲン配合のものがオススメです。
たっぷりつけて使わないと効果が得られませんので、しっかりとお肌に使いましょう。
また、夜のスキンケアや乾燥が特に気になる時は乳液の後にクリームを使い、水分の蒸発を防ぐようにするとより効果的です。
パック

乾燥しがちなお肌には、はちみつやセラミドが配合されたパックが有効です。
お風呂上りのお肌が温まっている時に使うと、成分の浸透力が高まります。
結婚式前に美白効果を求める人も多いですが、その場合は、プラセンタ、アルブチン、ビタミンC、ハトムギなども入っているパックを使えば一石二鳥です。
肌荒れしている時は悪化するのを防ぐため、パックを使用するのは控えましょう。
紫外線対策

紫外線は夏だけでなく1年中降り注いでいますので、どの様な時期でも日焼け止めやUVカット効果のある化粧品を使用しましょう。
肌荒れしやすい人は、低刺激の「ノンケミカル(紫外線吸収剤不使用)」がオススメです。
肌荒れにオススメの化粧水を選ぼう!
肌荒れに対して適切なスキンケアをするためには、肌荒れの状態に合わせた化粧水を選ぶことも大切です。
例えば、カサカサした乾燥肌やヒリヒリした敏感肌の場合は、高保湿セラミドなどが配合されており、かつ低刺激の化粧水がオススメです。
また、ニキビや吹き出物には、ステロイド系の塗り薬やノンコメドジェニック製品、特にビタミンC誘導体やグリチルリチン酸配合の化粧水が効果的だと言われています。
肌荒れタイプ別!今注目の基礎化粧品
| 肌荒れタイプ | メーカー/製品 | 特徴 |
|---|---|---|
| 乾燥、敏感肌 | ETVOS/モイスチャーライン |
|
| NOV/ノブⅢシリーズ |
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| 持田製薬/B.K.AGE |
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| ニキビ、吹き出物 | 富士フィルム/ルナメアAC |
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| NOV/ACアクティブシリーズ |
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| シーオーメディカル/ルメディカACNローション |
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結婚資金に余裕があればブライダルエステという方法も!

結婚式は花嫁にとって一生に一度の晴れ舞台なので、誰でもいちばん美しい自分で臨みたいものです。
自分にできるスキンケアで限界を感じた場合、少し奮発してブライダルエステを利用するのも一つの方法です。
ブライダルエステを利用する人はどれくらい?その費用は?
実際にゼクシィのアンケートによると、9割以上の方が結婚式の1~3か月前にブライダルエステを利用しているというデータがあります。
ブライダルエステの専門店では、小顔や美白ケアだけでなく、ドレスから見える全ての肌部分において、ニキビや乾燥などの肌トラブルに合わせたスキンケアをしてくれるのです。
ブライダルケアに掛ける費用としては、5~10万円をかけるという人が最も多く39%、ついで3~5万円が24%、中には10~30万円もかける人が20%もいます。なお、3万円以下の人は15%となっています。
式当日が近づいている中での肌のトラブルは焦りますが、1割程度の人は、当日の1週間前にブライダルエステを受けているようです。
急な肌トラブルでも、美容のプロに解決してもらえるなら、少し費用はかかっても通ってみる価値はあるかもしれません。




















