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非常用持ち出し袋にはコレが必要!絶対に用意したい中身リスト【決定版】

非常用持ち出し袋は、災害時の生活をできるだけ安全・便利にするものです。

いざという時に家族が少しでも安心できる様、必要な物を揃えておきましょう。

災害時に活躍する非常用持ち出し袋とは?

災害時に活躍する非常用持ち出し袋とは?

みなさんの自宅には、「非常用持ち出し袋」はありますか。

起こってほしくないことですが、政府の地震調査委員会は、2018年1月、南海トラフ地震が30年以内に起こる確率を70~80%に引き上げました。

南海トラフ巨大地震は、関東から九州・沖縄までの広範囲で被害が予測されている地震です。

こうした巨大地震をはじめ、洪水や火災などの非常事態に見舞われた時、とっさに持ち出す袋が「非常用持ち出し袋」です。

今回は、非常用持ち出し袋に入れておきたい中身を紹介します。

非常用袋ってどんな物?

まず、中身について詳しく見る前に「非常用持ち出し袋」とはどんな物なのかを確認しておきましょう。

非常用持ち出し袋とは、地震や洪水、火災など災害が起こった時に当面必要とする最小限の用品を入れた袋のことです。

非常事態には両手が使える方がよいので、袋といっても肩から掛けられるバッグやリュックサックが相応しいでしょう。

袋は、背負う人の体格にあった大きさ、重さの袋を選びましょう。

用意の確認を!非常用持ち出し袋のに入れたい中身

用意の確認を!非常用持ち出し袋のに入れたい中身

それでは、非常用持ち出し袋に入れる物について具体的に見ていきましょう。

大きく分けると、貴重品、避難用具、食料品、生活用品、救急用具、衣料品など6種類の用品が必要になります。

これらを非常用持ち出し袋に入れ、玄関の靴箱や廊下の納戸の一番手前など、すぐに持ち出せる場所に保管しておきましょう。

最低限の貴重品は準備を

入れるもの備考
現金お札だけでなく公衆電話で使える10円玉も用意しましょう。
預金通帳万が一自宅に戻れなくても、ある程度お金が確保できる程度の口座だけ入れましょう。すべて入れるのは危険ですので、非常時用に1つ口座を作っておくのも良いでしょう。
印鑑認印に加え、上記で入れた預金通帳の銀行印も入れておくと安心です。ただし、通帳とまとめて入れず、ポケットを分けて保管しましょう。
健康保険証(コピー)被災により怪我をしたり、体調を崩す可能性があります。スムーズに受診できるよう、必ず入れておきましょう。
運転免許証(コピー)火災や水害で使用できなくなった場合、手続きをするのに持っていると便利です。

避難先でも安心して過ごせる避難用具

入れるもの備考
懐中電灯ライフラインが途絶える可能性があります。コンパクトなものなら人数分あると便利です。
携帯ラジオ避難所での情報収集に役立ちます。電池を使わなくても手動で発電できる物が良いでしょう。
ロウソク&ライター明りの代わりや、食品の調理で使用する火起こしに使えます。
防災ずきん、ヘルメット落下物等に備えて、一番大切な頭を守る備えが必要不可欠です。折り畳みのヘルメットなら、収納もかさばりません。
予備乾電池電池式の避難用具を入れている場合は、必ず用意しましょう。電池のサイズを間違わないように注意してください。
笛は、身動きできないような状況に陥った時に、人を呼ぶことができる救命用具として活躍します。女性や子供の場合、被災時の性被害等を防ぐためにも、持ち歩いた方が安心です。

救援物資が届くまで凌ぐ非常食

入れるもの備考
飲料水通常の備蓄品としては1~3リットルが理想ですが、持ち歩くには重すぎるので、非常用袋には1人1リットル程度を目安に入れましょう。
乾パン保存期間が長く、低価格でコンパクトなため、非常食として重宝します。
食料品缶詰なら、缶切り不要なプルタブタイプが便利です。常温で長期保存できるレトルトパウチも、多く販売されています。
栄養補助食品(カロリーメイトなど)不足しがちな栄養を手軽に補えるため、入れておくと安心です。スペースがなければ、錠剤・粉末のサプリメントでも良いでしょう。
アメ、チョコレートかさばらず、手軽にカロリーが摂取できます。暑さで溶けやすいので、夏は入れっぱなしにしたり、暑い場所で保管しないよう注意しましょう。
粉ミルク&ほ乳瓶小さなお子さんがいるご家庭では、準備必須です。粉ミルクはほ乳瓶がないと飲めないので、必ずセットで用意してください。被災時はお水が貴重なので、少し重たくなりますが、液体タイプのミルクも検討しましょう。
食べ慣れている食品被災時は心が不安定になりやすいため、普段から食べている食品を入れておくと落ち着きます。

※非常用持ち出し袋に入れる食事は、3日分を目安に準備しましょう。

※カップ麺やレトルト食品も便利ですが、調理が必要なので無理に入れる必要はありません。

避難生活を少しでも快適にする生活用品

入れるもの備考
軍手物をどかしたり、動かす場面も想定されますので、準備しておきましょう。
毛布、タオル毛布は重たくかさばるため、スペースがなければアルミシートでも十分です。タオルは圧縮したものを数枚入れておきましょう。
ナイフ刃先にカバーがついている、大きすぎない物が便利です。
携帯用トイレ水が止まっても心配不要です。女性の場合は生理用品、乳幼児や高齢者はおむつも一緒に用意しましょう。
筆記用具伝言を書き残すのに使えます。ボールペン、油性ペン、メモ帳を入れましょう。
ビニール袋・ラップ(ミニサイズ)開けた食品の保管の他、紙皿などに被せれば洗う必要がありません。また、ラップは怪我をした際の止血にも役立ちます。
マスクホコリや粉塵で体調を崩す可能性があります。個包装の物を入れておきましょう。
ティッシュ、ウェットティッシュ特にウェットティッシュは、水が止まっている時の手洗いや洗面代わりになります。体拭き用や歯磨き用も販売されています。
新聞紙防寒のために地面に敷いて座ったり、棒状に巻けばたき火の「まき」として使ったり、様々な使い方ができます。
メガネ目が悪い方は、必ず準備するようにしてください。

※乳幼児、高齢者、障害者の方がいる世帯は、必需品を入れ忘れない様にしましょう。

病気・怪我の処置に必要な救急用具

入れるもの備考
救急箱ばんそうこう、包帯、消毒液、ガーゼなど、怪我の処置に必要な物品をまとめておきます。
常備薬普段飲んでいる薬の他に、胃薬、便秘薬、解熱鎮痛剤などがあると良いでしょう。
サプリメント避難生活では栄養不足に陥りやすいため、入れておくと安心です。マルチビタミンのような、1度に複数種類の栄養が摂れるタイプが良いでしょう。
処方箋の控え持病のある方は、処方薬の内容が分かる物を持っていると、救急隊員が把握しやすくなります。

意外と入れ忘れがちな衣料品

入れるもの備考
衣類(長袖、長ズボン)ジャージやスウェットなど、動きやすいものが良いでしょう。かさばりやすいので、圧縮して入れてください。
下着、靴下洗濯できない可能性が高いため、使い捨て下着が何着かあると便利です。
防寒用の上着寒い冬場のために、セーターなどの上着が1枚あるだけで防寒具として役立ちます。
雨具折りたたみ傘やレインスーツを入れておきましょう。

その他にあると便利な物

入れるもの備考
使い捨てカイロかさばらないので、冬季の被災に備えて入れておくと良いでしょう。
洗面用具避難生活が長引けば必ず必要ですが、2~3日凌ぐためなら無理に入れなくてもかまいません。
除菌ハンドジェル手が洗えない時でも、清潔を保てます。
除菌消臭スプレー衣類や寝具の臭い、衛生面が気になる時に役に立ちます。
スリッパ避難所での冷え、汚れの付着、ガラスや木片などから足元を守ります。折りたたみできるタイプが便利です。
給水バッグ(2~3L用)避難所に給水車が来た際、お水を確保することができます。
エコバッグ、ウエストポーチ折り畳んで小さく収納できるエコバッグがあると、物の持ち運びやちょっとした移動に便利です。避難所で貴重品を持って歩く時のために、アウトドアで活用されているコンパクトなウエストポーチも良いでしょう。
家族の写真裏に名前、生年月日、血液型を書いておくと、人探しや救急時に便利です。
レジャーシート(1畳分)避難所の場所の確保や、雨を凌ぐときに使えます。
ハザードマップ周囲の避難所や危険地帯の確認ができます。家族との集合場所も書いておきましょう。

非常用持ち出し袋は、一度用意すれば終わりではない!?

非常用持ち出し袋は、一度用意すれば終わりではない!?

非常用持ち出し袋は、リストに挙げた物を袋に入れれば一旦完成ですが、それを非常事態が起こるまで放置し続けるのは間違いです。

本当に役立つ非常用持ち出し袋にするために、以下の2点に注意しましょう。

一度背負って重さを確認してみよう!

非常用持ち出し袋が完成したら、それで終わりではなく一度背負って重さを確認してみましょう。

非常事態に持ち出すものですから、背負って軽く走れる程度の重さでないといけません。

立ち上がるのもやっとのような重さになってしまったら、中身を厳選して減らすか、軽量なものに変える必要があります。

一瞬の判断が命に関わるような津波や火災から逃れる場合は、全力疾走しなくてはならないので、その際は袋を捨てて走る必要があることも頭に入れておきましょう。

時々、中身のチェックをしよう!

非常食品は賞味期限があるため、時々消費期限が切れていないかチェックする必要があります。

また、乾電池は懐中電灯に入れっぱなしにしていると電池が知らない間になくなっている場合があるので、時々電池残量を確認するようにしましょう。

さらに、赤ちゃんが生まれれば、粉ミルクやほ乳瓶、おむつ、高齢者がいれば介護用おむつなども用意する必要があるので、家族構成によって中身を調整する必要があります。

一度つめたら完成と思わず、時折中身をチェックしてベストな状態を維持し、非常事態に備えましょう。