結婚することで新たに家族となる、義理の両親やその親族。
これからのことを考えるといい関係を築いていきたいものですが、上手く付き合うためにはどうしたらいいのでしょうか。
義理の家族と揉めやすいポイントは?
義理の家族は、夫の大事な両親や兄弟姉妹なので、出来ることなら仲良くやっていきたいものです。
しかし、元々は他人なのでどうしても上手くいかず、揉めてしまうこともあるでしょう。
自分の気持ちとしては上手くやりたくても、価値観や考え方の違いですれ違ってしまうのはよくあることです。
一体どのようなことで義理の家族と揉めてしまうのでしょうか。
義両親からすると可愛い息子である「夫」のこと
広い意味では義理の両親や兄弟姉妹も家族ですが、結婚した今は、夫と共に生活をして共に生きている家族は、妻であるあなたや子供たちになります。
一家の大黒柱として、愛する夫として、子供の父として大切な存在ですし、夫にはその自覚を持ってほしいものです。
ですが、義理の家族にとってはそうではありません。
息子は結婚しようがいつまでも可愛い息子であり、いつまで経っても自分の家族・世帯の一員のように感じている義理の家族は多いです。
特に、義理母の場合は「息子の一番の理解者は母である自分」「嫁に息子を取られた」と考えたり感じたりしている人がおり、妻と衝突することも少なくありません。
妻も妻で「夫の今の家族は私」と強気に出過ぎる人もおり、義理の家族との関係が悪くなるケースがあります。
食事や金銭感覚などの「価値観のズレ」
育ってきた環境や住んでいる土地の風習など、暮らす環境が違うと様々な「価値観のズレ」というものが生じます。
義理の家族の家で一緒に食事をした際に口に合わないものが出てきたり、お金の使い方や考え方が異なったりとするのは仕方がないことなのですが、それが積み重なるとストレスの元になるものです。
また、義理の家族から、食事を作った際に「うちはこういうの食べないから」と言われたり、買い物や旅行をするたびに「あなたは金遣いが荒い」など指摘されることもあるでしょう。
こういった価値観のズレは、義理の家族と同居していたり近距離に住んでいたりする場合に、よく揉める原因になりやすいです。
孫可愛さからの「育児への口出し」
夫と自分の子供は、義理の家族にとっても大切な孫になります。
可愛い息子の子供となれば、義理の両親は何かと世話やアドバイスをしたくなるものです。
実母にも言えることですが、義理の母は「子育てをやりきった」という自負があるので、若い夫婦に何かと口を出したくなってしまうのです。
夫や自分で色々考えながら育児をしている中で、義理の両親から「そんなんじゃダメだ」「もっとしないと」「こうした方が良いわよ」と言われると、不満がたまってしまうことでしょう。
また、まだ子供がいない夫婦に対し「子供はまだなの?」と聞いてくる義理の両親も多く、この点も揉める原因になりやすいです。
義理の家族と良い関係を築く4つのコツをご紹介!
義理の家族とは、これから長い付き合いになるので良い関係を築くことが大切です。
夫にとっては自分を育ててくれた大切な義理の家族ですし、子供にとっては義理の家族は血のつながった祖父と祖母、叔父叔母なので、険悪よりも良好な関係でいたいことでしょう。
もちろん、嫁である妻も義理の家族といい関係であることに越したことはありません。
しかし、元は他人である義理の家族とはどのようにすれば良い関係を築くことができるのでしょうか。
ここでは良い関係を築くコツをご紹介していきます。
義理の家族を優先して、義理の両親の顔を立てよう!
義理の家族を良い関係を築くためには、出来るだけ義理の両親の顔を立てることが大切です。
「夫と結婚はしたけど、自分の実家が一番大切」と思う人も多いでしょうが、それを周りにわかるようにするのはNGです。
自分の実家ばかり大事にして、夫の実家を蔑ろにするような嫁を大事にして可愛がるのは難しいでしょう。
義理の家族と上手くやっていくためには「義理の家族も大切」という精神を持つことが前提なのです。
もちろん、本音では自分の実家が一番という気持ちで良いでしょう。
ただ、心がけだけでも「あなたたちを大切にしています」という気持ちが伝わるようにすると、いい関係を築くことができます。
適度な距離感を保つようにしよう!
義理の家族に限らず、友達や自分の両親にも言えることですが、いい関係を築くためには「適度な距離感」というものが大切です。
特に近距離に住んでいると「マメに顔を出さなきゃ」と思ってしまう人も多いですが、それがストレスになってしまうことがあります。
そうならないためにも、家が近かろうが遠かろうが、適度な距離を保つことが大切なのです。
気を遣って義理の家族にベッタリになるのではなく、家族での時間を大切にし、困ったときに助け合えるくらいの感覚でいるのがいい関係を築いていけるコツです。
義理の家族によっては「せっかく会える距離なのに」「もっと顔見せてよ」と思っていることもありますが、それを気にしすぎていては自分が疲れてしまいます。
近距離でもベッタリとするのではなく、たまに少しだけ立ち寄ってみたり、定期的に困ったことがないか聞きに行くくらいが丁度良いのです。
義理の家族とは末永く付き合っていくことになるので、適度な距離感を大切にしていきましょう。
マメに贈り物をする!
近距離に住んでいてもでもなかなか会わない、遠方に住んでいるという義理の家族には「マメに贈り物をする」というのが良い関係を築くコツになります。
もちろん、義理の家族とよく会う方にも有効です。
母の日や父の日はもちろん、義理の両親や兄弟姉妹の誕生日には些細なものでも構わないので、贈り物をして「いつもそちらを気にかけています」ということをアピールしましょう。
贈り物をすると、お礼のメールや電話などで連絡が来るので「用事もないのに連絡するのが苦手、話題に困る」という人でも、自然と義理の家族と話す話題ができるのも嬉しいポイントです。
贈り物をし、適度なやりとりをすることで、素敵な関係を築くことができるでしょう。
「仲良し」ではなく「良い関係」を目指す!
夫の大切な家族である義理の家族、自分も仲良くしなきゃいけないと思ってしまう人は多いことでしょう。
ですが、無理に仲良くしようとしたり、いい嫁でいようとしたりすると大きなストレスとなり、それが反動で義理の家族が嫌いになってしまうことがあります。
せっかく受け入れてもらうおうと頑張っていても、相手のことを嫌いになってしまうと良い関係を築くことが難しくなってしまうことでしょう。
そうならないためにも、義理の家族とは無理に仲良くなろうとするのではなく「良い関係になろう」と思うのがコツです。
仲良しを目指すと、どうしても相手に何かと期待してしまうものです。
そしてその期待が少しでも裏切られたり、自分が望んでいるものではなかったりすると落胆してイライラしてしまうこともあるでしょう。
実の両親や兄弟姉妹のように、遠慮なく気楽に過ごせる仲良しな関係を目指すのではなく、お互いを意見や考えを言えて、存在を認め合えるような関係になれるのが良い関係を築くことに繋がります。
無理をせず自分らしく接するのが1番!
結婚すると、夫の実家である義理の家族とは、どうしても付き合いを持たないといけなくなるものです。
長い付き合いになる義理の家族とは出来るだけ良い関係でいたいので、必要以上に「いい嫁」をしようと頑張りすぎて、その結果、家族付き合いに疲れて義理の家族を嫌いになってしまい、良い関係どころではなくなってしまう人もいることでしょう。
そんなことにならないためにも、義理の家族と付き合うときは、自分らしくしているのが1番です。
無理に飾ったりせず、ありのままの自分でいるのが、これから良い関係を築くための大きなポイントになります。