第二子の妊活は難しい!?増加している「2人目不妊」の正体と対策

初めての育児に少し余裕が出てくると上の子に兄弟を作ってあげたいと考える夫婦も多いと思います。

しかし、いざ妊活を再開してもなかなか授からず焦りを感じる人もいるのではないでしょうか?

今回は、年々増加傾向にある「2人目不妊」について詳しく調べていきます。

なかなか授からない!出産経験があっても2人目で不妊ってあるの?

実は増えてる!? 2人目不妊っていったい何?

実は増えてる!? 2人目不妊っていったい何?

第一子を妊娠・出産し育児に慣れ始め、第二子を授かりたいと妊活をしてもなかなか妊娠に至らない事を「2人目不妊」と言います。

医学的には、「続発不妊」といい妊娠・出産経験がある女性がその後、妊娠が難しい状態となった場合が定義となっていて、1度も妊娠・出産の経験がない女性の不妊は「原発不妊」となり区別されます。

不妊の定義は、「夫婦で妊娠を希望しある一定期間(1年間)性生活をもっているにも関わらず妊娠できない場合」となっています。

1年間という一定期間はありますが、年齢や個人の体質にもより様子を見る期間は変わってくるので、「1人目は自然に授かる事が出来たから」と過信せず2人目がなかなか授からないと感じたら、産婦人科に相談してみる必要があります。

誰でも起こり得る?2人目不妊になってしまう3つの原因

誰でも起こり得る?2人目不妊になってしまう3つの原因

①夫婦ともに年を重ねた事

第一子出産から育児をしている間、夫婦も当たり前に年を取ります。

第二子が欲しいと希望するまでの期間が長ければ長いほど、年齢を重ね年齢を重ねるごとに女性の卵子の質の低下や男性の精子も老化していってしまいます。

卵子の質の低下と精子の老化が進めば妊娠に至る確率も下がってしまい、結果2人目以降をなかなか授かりにくい状況になってしまうという事です。

卵子の質の低下は主に、卵子の染色体異常の増加・卵子細胞質の機能の低下を指し、20代後半~だんだんと始まり35歳で老化が加速して、40代以降はさらにどんどんと老化は進んでいきます。

また、精子も卵子と同様にストレスや加齢によって老化は進んでいきます。

しかし、女性には「閉経」という大きな生殖変化が起こりますが、男性にはこのような変化は見られない為、何歳から老化が進むという明確な目安がありません。

40代でも妊娠する女性がいたり、60代でも子供に恵まれる男性もいる事から、卵子の質の低下や精子の老化が2人目不妊の「主原因」とは言い切れないという事になります。

②夫婦生活の関係と性生活の減少

結婚し始めの頃は、夫婦2人だけの時間も多くコミュニケーションも性生活もそれなりに取れていたのが、子育て中となるとどうしても子供が中心の生活になりがちです。

授乳期は、短時間の睡眠のせいで慢性的な寝不足に悩まされ、夜は寝かしつけと共に夫婦で寝てしまう事も珍しくはありません。

女性は初めての育児という事もあり、試行錯誤しながらの日々にゆとりが減ってしまったり、男性は仕事でのストレスや疲労などで夜の子供が寝付いた時間でも、夫婦でゆっくりと話す時間も性生活も減ってしまう事もあると思います。

こうしたほんの些細なすれ違いによって、夫婦間のコミュニケーション不足や性生活の減少、それにより排卵の時期とのタイミングが合わず妊娠が成立しない状態が続いてしまいます。

③婦人系の病気発症や悪化

女性は加齢に伴い、卵管炎・子宮筋腫・子宮内膜症など婦人科系の病気を発症する確率が上昇します。

女性特有の婦人病が原因となって排卵障害や、受精卵が子宮内膜への着床が困難になるなどして不妊に繋がってしまう事もあります。

また、ホルモンバランスが不安定になったり、体質の変化が生じることなども不妊の原因に挙げられます。

さらに、授乳中~断乳後の女性も、実は2人目不妊につながっているケースがあるのです。

母乳を作るプロラクチンというホルモンは、排卵を抑制する作用があります。

その為、授乳している間は妊娠しにくい時期とも言えますが、断乳して月経が再開されるとプロラクチンのホルモン値は低下します。

しかし、断乳後もこの値が高い状態の場合もあり、プロラクチン値が高い女性は妊娠が成立しにくいため、医学的な介入が必要となります。

やっぱり2人目が欲しい!自分達で出来る対策ってあるの?

やっぱり2人目が欲しい!自分達で出来る対策ってあるの?

夫婦関係の改善と入念な話し合い

「産後クライシス」という言葉がある様に、産後は育児や仕事に追われ、夫婦共に余裕や相手への気遣いが足らなくなってしまう事により、急激な夫婦関係の悪化がみられる家庭が多くあります。

また、子供の育児でいっぱいいっぱいの妻と、育児の手伝いはしても基本的に生活リズムの変わらない夫では、温度差が生まれやすくなるのも現実です。

2人目不妊を防ぐためには、日ごろからお互いの存在のありがたさを心に置き、子供中心の生活の中でも夫婦2人時間を取る事が大切になります。

「1人目とは何歳差で欲しいのか」「2人目がなかなか授からなかった時の事」など、話しておかなければいけない事は様々ありますが、夫婦でゆっくりと話す事で、2人目の妊娠についてもきちんとお互いのビジョンが見えてくるものです。

特に、授からなかった時の「不妊治療はするのかしないのか」については、夫婦と言えど考え方が違っている場合も多い為、しっかりと相手の考えを聞き夫婦での方針をしっかりしておく事が、2人目妊活をする中でも重要な事となってきます。

夫婦生活の頻度の改善や生活習慣の見直し

産後では子供中心の生活のため夫婦生活が減少しやすい傾向にあります。

「2人目が欲しいから励む」というスタンスでは義務的になってしまい、精神的なプレッシャーを感じる場合もあります。

最初から性生活を求めるのではなく、まずは夫婦でのスキンシップの回数を増やして行く事から始めるのも良いでしょう。

また、産後はホルモンバランスが乱れがちなので、「月経はあるが無排卵」という事も可能性は0ではありません。

その為、基礎体温を計測しておいたり月経周期の確認やオリモノの変化なども十分に記録しておくと、いざ受診する際も慌てる事も少なく済みます。

もちろん、生活習慣の改善も妊活する上ではとても重要です。

十分な睡眠時間とバランスの取れた食事に加え、適度な運動も必要となります。

急激な体重の増加や減少はホルモンバランスを乱す事になるので、子育てで生活リズムが変わっても気を付ける必要があります。

また、煙草は出来れば禁煙が望ましく、お酒は飲み過ぎない様に気を付けましょう。

ストレスは体調にも影響を与えるので、自分の好きな事をしてリフレッシュをして、普段から溜め込まない様に心掛けます。

年齢によっては早めに受診!

2人目を希望する年齢によっても、妊活を開始してから受診するまでの期間に幅があります。

歳をとるごとに体は確実に老化し、妊娠率が下がっていくので、30代後半に差し掛かっている場合は早めに受診して相談する事も早期の妊娠に繋がる手立てです。

早期に受診する事で妊娠に繋がるまでの期間も短く済み、その分治療にかける費用の負担も軽減できる事もメリットの1つです。

2人目がなかなかできない場合は受診も!夫婦で悩まず専門医に相談を

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1人目が自然に出来たんだからと、2人目もそのうち出来ると安易に考えすぎるのは危険です。

年齢が上がるにつれ妊娠は難しくなってくるだけでなく、出産や胎児への様々なリスクも増えていきます。

焦り過ぎも精神的な負担となりますが、2人目を考え始めてなかなか授かれなければ、産婦人科で相談してみる事も大切です。

夫婦できちんと話し合い、お互いが本当に授かりたいと願うのなら治療の相談に行く事から初めて見るのも2人目妊活の1歩となるでしょう。