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耳鳴りの原因・対処法は?難聴になる可能性はあるの?

突然「キーン」と耳鳴りがして、不快感を感じたことがある人も多いと思います。

では、耳鳴りはいったいなぜ突然起こるのでしょう?

今回は「耳鳴り」の原因と対処法について紹介していきます。

実は怖い!たかが耳鳴りと思っていても難聴に繋がる可能性もある!?

実は怖い!たかが耳鳴りと思っていても難聴に繋がる可能性もある!?

そもそも耳鳴りは何で起こる?意外と知られていない原因とは

耳鳴りとは、実際には音など鳴っていないにも関わらず音が鳴っているように聞こえる現象のことを言います。

耳鳴りには、本人にしか音が聞こえない「自覚的耳鳴り」、聴診器などをあてれば他人にも聞こえる「他覚的耳鳴り」、ブーン・ボー・ゴーというような低音の耳が詰まった感じに聞こえる「低音性耳鳴り」、キーン・ピーなど金属音や電子音に近い高音が聞こえる「高音性耳鳴り」と様々な種類があります。

そして、耳鳴りが起こる原因も生活習慣が原因になっている事や耳の病気から来るもの、加齢によるものなど多岐にわたり原因があり、また、1つだけが原因ではなく複数の原因が合併し耳鳴りを起こしていることも考えられます。

生活習慣のどこに、耳鳴りを起こす原因があるの?

肉体の疲労や睡眠不足、過度のストレスなどが自律神経を乱してしまう事により耳鳴りを起こすきっかけとなります。

また、食生活の乱れや運動不足や過度の喫煙なども、直接は耳鳴りの原因とは繋がらなくとも、ホルモンバランスが不安定になったり血流が悪くなるなど巡り巡って、耳の不調に繋がってしまう事もあると思います。

騒がしい環境に日常的に長時間いたり、ヘッドホンなどで大きな音を長い時間にわたって聞き続ける事で、内耳の細胞に負担がかかり損傷してしまう可能性も出てきます。

内耳の細胞が損傷してしまう事で、耳鳴りや聞こえにくくなるなどの原因にもなります。

その他に、耳垢が溜まってる時や、異物が耳に入ってしまった時なども音がします。

大多数の人が耳掃除を自分で行うと思いますが、掃除のし過ぎで耳の中を傷つけてしまったり、余計に耳垢を奥へと押し入れてしまう事もあるので、無理に自分だけで頑張ろうとせず時には耳鼻科を受診する事も大切です。

その耳鳴りは病気が原因かも!?耳鳴りを伴う3つの病気

その耳鳴りは病気が原因かも!?耳鳴りを伴う病気とは?

耳鳴りで怖いのが病気を患っている事が原因の時です。

耳鳴りから難聴になるというよりは、「難聴になる原因が、耳鳴りという症状でSOSを発している」事が多いため、何度も耳鳴りを感じた場合は注意が必要です。

病気が原因の場合は、耳鳴りがなっているのはどちら片耳かまたは両耳なのか、耳鳴り以外の症状はあるのか(難聴・めまい・頭痛など)、耳鳴りが起こった時期や期間なども病気を判断する上でとても重要となってきます。

1.突発性難聴

突然きっかけもなく耳の聞こえが悪くなる病気で、ほとんどが両耳でなく片耳に発症します。

子供の頃にかかる事はそれほど多くありませんが、成人以降は30~60歳代と幅広い年齢でかかる可能性が高くなっています。

難聴・耳が詰まった感じ・耳鳴りなどが主症状ですが、発症する人の中にはめまいや悪心・嘔吐などを伴う事もあります。

強いストレスやウィルス感染などが関係しているのではないかと考えられていますが、発症する原因ははっきりと解明はされていません。

繰り返し発症する可能性は低い病気と言われているものの、治療は時間との勝負になり、発症してから1週間以内に投薬治療を開始することが重要です。

治療が遅れるほど予後が悪くなる危険性が高まりますので、突然耳の不調に見舞われたらすぐに耳鼻科を受診するようにしましょう。

2.メニエール病

元ジャニーズの今井翼さんが患っている事が報道されたメニエール病は、めまいやそれに伴う吐き気を発作的に繰り返す病気です。

人の平衡感覚には「内耳」が重要な役割を担っていますが、内耳の内部には空洞があり、そこに内リンパ液が満たされていて、リンパ液の動きが平衡感覚を保っています。

メニエール病を発症している際は、内リンパ液の調整が上手く行かず「内リンパ水腫」という状態が生じ、感覚細胞を圧迫する事がメニエール病の発症原因とみられますが、根本的に「内リンパ水腫」がなぜ起こるのかについての原因自体は詳しくは解明には至っていません。

メニエール病にかかると、回転性のめまい(ぐるぐる回る感じ)に加え、めまい・難聴・耳が詰まっている感覚などの症状があります。

また、めまいを発作的に繰り返す事やめまいが長く続く事によって、吐き気と嘔吐の症状も現れます。

耳の症状は発作が落ち着いた後には軽減していきますが、めまいにかんしては悪化する事も考えられます。

治療は、内リンパの機能を正常に整える内服薬が処方される事が多いですが、薬でコントロールできない場合は手術を行う場合もあります。

3.聴神経腫瘍

その名の通り、耳の神経に腫瘍ができている状態で、初期症状は聴力の低下や耳鳴りが最も多いとされています。

段々と音の聞こえが悪くなり発症に気づいたり、突発性難聴を発症した後に発見されることもあります。

腫瘍そのものは良性であることがほとんどですが、腫瘍が大きくなるにつれて聴神経を圧迫し、神経に栄養を与える血管に血流障害が起こる事で耳鳴りなどの症状を引き起こしてしまうのです。

また、腫瘍が聴神経の付くにある顔面の神経を圧迫する事で、顔面のしびれや麻痺などの症状も生じる事もあります。

まだ腫瘍が小さい間は経過観察をすることもありますが、年齢や腫瘍の大きさ、症状の強さによっては放射線治療や手術が適用されます。

耳鳴りは起こしたくない!自分で出来る対処法はあるの?

耳鳴りは起こしたくない!自分で出来る対処法はあるの?

自分でできる耳鳴りの対処法としては、ストレスコントロールがあります。

ストレスが溜まる事により自律神経が乱れ、耳の機能低下に繋がるため、上手にストレスをコントロールする事が必要です。

精神的ストレスは、「自分の好きな事に打ちこんで発散する」「不安・不満要素を紙に書き出し、1つずつ対処する」「瞑想やマインドフルネスなどを取り入れて、心を落ち着ける」など様々な方法で解消することができます。

大きな悩みや長い不安を持っている場合は、心理カウンセラーの方に話を聞いてもらい、根本的なストレスの原因の追究・改善していくのもおススメです。

また、早く起きしっかり太陽の光を浴びたり食生生活も3食バランスの良い食事を心掛けるなど生活習慣の見直しをすることも、ホルモンバランスの安定の為に重要です。

適度な運動を心掛ける事で血行の促進の効果や、適度に疲れる事によって睡眠の質の改善にも繋がりストレスの軽減にもなります。

耳鳴りに直接アプローチする対処法としては、「音響療法」という方法もあります。

補聴器やサウンドジェネレータなどを用いて不快にならない音を長時間聞く事で、耳鳴りをなくすのでなく、耳鳴りが気にならない環境を作ります。

この方法は、静かな所では不快に感じる耳鳴りも、周囲が騒がしい状況では気にならなくなるという事を生かした方法となっています。

何度も起こる耳鳴りは病気のサインかも!気になる耳鳴りはまずは受診を

何度も起こる耳鳴りは病気のサインかも!気になる耳鳴りはまずは受診を

飛行機や登山など気圧の高い所に行くと、誰しも耳鳴りを経験したことがあると思います。「たかが耳鳴りだから」「しばらくすれば治るから大丈夫!」と油断せず、日常的に耳鳴りがしたり、めまいや聞こえにくさなどの症状を併せて感じたら、必ず専門医を受診して相談することが大切です。

早期発見・早期治療は、耳鳴りの改善にも非常に大切ですので、軽く考えすぎず、近くの耳鼻科にかかりましょう。