年末近くになると、「そろそろ大掃除の時期か・・・」と憂鬱になってしまう人もいるのではないでしょうか?
掃除しなければならない場所が多いので、億劫になってしまう気持ちも分かりますが、きちんと計画を立てて取り組むことで、無理なく大掃除を終わらせることも可能です。
おすすめの大掃除のスケジュールや、場所ごとの掃除方法も紹介しているので、これからの大掃除に役立ててみてください。
年末の大掃除スケジュール、どうやって決める?
毎年、なぜか全ての場所に掃除の手が回らず、困り果てている方もいるでしょう。
そういった場合は、大掃除のスケジュールを立てることで、悩みが改善されるかもしれません。
「スケジュールと言っても、どこから掃除すれば良いか分からない」という人は、以下のスケジュールを参考にしてみてください。
これで完璧!無理のない大掃除スケジュールは?
1日目
お掃除の基本は、床を掃除するよりも前に、高い場所のホコリを取り除くことです。
まずは天井や照明器具、家具や棚の上を掃除しましょう。
掃除場所
- 天井、照明器具、壁
- 障子、ふすま
- 家具や家電の上
- カーテンレール、カーテン
高い位置にあるホコリを取り終えたら、掃除した場所の床は一通り掃除機をかけるようにしてください。
そのままにしておくと、高い所から落ちて来たホコリが舞ってしまいます。
2日目
お風呂やトイレを掃除する場合は、時間を節約するためにも放置系の洗剤を上手に利用するのが有効です。
お風呂、トイレの汚れが目立つ部分には洗剤や泡を吹きかけておき、その間に窓やベランダの掃除を済ませることで、時間の短縮になります。
窓、ベランダの掃除を終えたら、お風呂・トイレの洗剤を水で流すのも忘れないようにしましょう。
掃除場所
- お風呂
- トイレ
- 窓、ベランダ
3日目
3日目に掃除するリビングは、主に床のことを指し、キッチンのシンクやレンジフードのことではありません。
余裕があれば、キッチンまで掃除を始めても問題ありませんが、エアコンのお掃除もあるので、まずはそちらを終わらせてからです。
エアコンはカバーを開けて掃除機をかけ、フィルターも綺麗に水洗いしてください。
掃除場所
- リビング
- エアコン
4日目
一番手がかかることが予想される、キッチンは最後に掃除します。
汚れ具合によっては、数時間かかることもあるので、シンクやレンジフードの掃除は休日に行うのが得策です。
掃除場所
- キッチン(シンク、レンジフード)
- 玄関
このポイントをおさえれば大掃除もスムーズに!
大掃除が上手くいかない、という人に知ってほしいアドバイスをまとめました。
大掃除の際に実行していない物があれば、内容をよく確認してぜひ実践してみましょう。
1.掃除の計画を立てる
「大掃除をしよう」と、あいまいに思っているだけでは掃除はスムーズに進みません。
まずは、どのような順番でどこを掃除するのか、部屋や場所ごとに掃除の順番を決めるようにしましょう。
気付いた場所から適当に掃除を始めると、結局どこもやりかけで、綺麗にならないことが多いです。
しっかりと計画を立てて、一か所ずつ綺麗にしていけば、やり残しもなく、スッキリ大掃除を終わらせることができます。
また、1日で大掃除を終わらせることはほぼ不可能なため、多めに4日程かかることを想定して計画を立てると良いでしょう。
簡単に掃除の終わる場所は平日に、レンジフードのように掃除に時間や手間がかかる所は休日にやるのがオススメです。
2.必要なものを揃えてからとりかかる
計画を立てたら、掃除に必要なものがちゃんと自宅にあるのかを確認します。
掃除をしている最中に掃除道具を買っていなかったことに気付いたり、洗剤が切れてしまって結局汚れが落ち切らなかった、といったことがあると、モチベーションも下がるうえに時間も無駄に消費してしまいます。
掃除をする場所ごとに、必要になる掃除道具を確認し、足りないものがあれば調達してください。
古歯ブラシや、ゴム手袋、雑巾、新聞紙、エタノールやフローリングワイパーなど、大掃除で活躍するものは沢山あります。
道具が揃ったことを確認したら、さっそく掃除にとりかかりましょう。
3.掃除は「高い所から低い所」「奥から手前へ」
賢く手間なく掃除をこなすなら、「高い所から低い所」「奥から手前へ」というルールを守るのが大切です。
たとえば、フローリングを綺麗に磨いたあとに、天井や照明の掃除をすると、上からホコリが落ちてきて、結局もう一度床の掃除をすることになりますよね。
二度手間にならないためにも、一度綺麗にした場所が汚れない順番で掃除をすることが重要になります。
証明や棚の上、天上のホコリは最初に掃除をして、ホコリが落ちたら床に掃除機をかけるようにしましょう。
「奥から手前へ」は部屋の中から玄関、もしくはベランダへ、という意味です。
玄関やベランダの方から掃き掃除をすると、かえって室内に外のホコリを持ち込むことになります。
必ず部屋の中から、玄関に向かって掃除をするようにしましょう。
4.いらないものはちゃんと処分する
大掃除は、使わずに放っておいたものを処分するのに良い機会と言えます。
物がたくさんある程、大掃除はもちろん、日々のお掃除も大変になるため、使わないものなら捨ててしまうのが得策です。
何年も使用されずに放置されているものや、とっておいてはいるものの使う機会が見当たらない物は処分して、本当に必要な物だけを手元に残すようにしましょう。
そうは言っても、捨てるべきかどうかに長い時間悩でんしまい、気付いたらまったく掃除が進んでいなかった、という人も少なくありません。
どうしても決められないようなら、「捨てるボックス」と「迷い中ボックス」を作り、その中に入れて保留にしておくのも一つの手です。
大掃除がひと段落したら、箱の中身を捨てるかどうか決定してください。
場所別!掃除の仕方と綺麗にするコツを紹介!
お風呂
浴槽はいつも通り、お風呂用の洗剤で洗い、排水溝やドアパッキンの汚れは、古い歯ブラシなどを使用して綺麗に取り除きましょう。
また、黒カビなどが目立つ場合は、放置用の洗剤やカビ取り剤を塗布して10分以上時間を置いておきます。
その際に、ラップでパックをすることで、さらに汚れが落ちやすくなるので頑固な汚れがあった場合は実践してください。
シャワーヘッドも、クエン酸や重曹を入れた桶や洗面器の中に入れておけば綺麗になるので、排水溝や壁などを掃除する時にまとめてお手入れしてあげましょう。
トイレ
便器の縁裏は重曹を古歯ブラシに付けて磨き、黒ずみがある場合は汚れている部分にトイレットペーパーを置き、上からトイレ用洗剤を吹きかけ、パックします。
しばらく時間を置いてから水で流すと綺麗になるので、放置している間は他の所をお掃除しましょう。
ウォシュレットは見にくい部分にあるので汚れが分かりにくいですが、意外に汚くなっていることが多いです。
吹き出し口を引っ張って、歯ブラシなどでしっかりと掃除をするようにしましょう。
ウォシュレットの掃除に重曹を使うと、水が出る穴が詰まってしまう恐れがあるので、水だけでなく、何かを付けて洗いたいという方は、クエン酸水を使うようにしてください。
キッチン
レンジフードを掃除する場合は、安全のためにガスの元栓を閉めるのを忘れないようにしてください。
レンジフードは、中の部品を外し、パーツごとに洗剤液を塗布し、汚れを落とすために浸け置きをします。
浸け置きの間にレンジフードの内側・外側を洗剤で拭き、水で流したら乾拭きをします。
また、浸け置きしているパーツもスポンジやブラシを使って汚れを取ってください。
万が一、油汚れがひどくて浸け置きだけじゃ汚れが落ちそうにない場合は、重曹と一緒に70度以上のお湯に浸けるのが効果的です。
汚れを落としたら、しっかり乾拭きしてからパーツを取り付け、正常に作動するかを確認してください。
お湯と重曹の組み合わせは、シンクの排水溝などを綺麗にする際にも役立つのでおすすめです。
玄関
玄関の床やドアは、ホウキで砂やホコリを掃き掃除して、ドアは裏表を雑巾で拭きましょう。
靴箱は、一段ずつ靴を取り出し、砂やホコリを取り除いてください。
隙間用のノズルが使えれば簡単に掃除ができますが、雑巾やホウキでも汚れを取り除くことはできます。
消臭剤が切れていたら、新しく交換する、もしくは茶殻や重曹を置いておくことで、消臭効果が期待できます。
大掃除を済ませてスッキリした気持ちで過ごそう!
掃除のポイントやコツを知っているのといないのでは、大掃除の進み具合も変わってきます。
たしかに大掃除をするとなると、時間も手間もかかるため、時間に余裕がなければ4日あっても家全体の掃除が終わらない場合もあるかと思います。
まずは計画を立て、掃除の準備を整えてから始めるだけでも効率はアップするので、できる所から一か所ずつコツコツ終わらせていきましょう。
しかし、忙しくて大掃除まで手が回らない方や、自分で掃除するには難しい場所があるという人は、自分だけで掃除を済ませようとせず、家事代行サービスを利用するのも1つの手です。
全て代行サービスに頼むのではなく、時間のかかるキッチン周辺や、水回りの掃除だけ、といったように一部の掃除を任せる主婦も少なくありません。
安い料金でも、しっかりお掃除をしてくれるオススメのお店を紹介しているので、「人気の家事代行サービスを比較!安いのに安心して頼めるのは?」もぜひチェックしてみてください。