スマホの普及もあって、現代人のほとんどが肩こりに悩まされており、場合によっては頭痛を引き起こして仕事や家事に手が付かないなんてこともあります。
今回は、そんな時に試したいおすすめの肩こり解消法を紹介します。
頭痛の原因で一番多いのは肩こりだった!?
頭痛薬のEVEなどを販売しているエスエス製薬の調べによると、頭痛を持っている人に思い当たる原因を質問したところ、65.5%の人が肩こりによるものだと申告しています。
そのほかにも、目の疲れ、首のこり、睡眠不足などが原因の候補としてあがっていますが、肩こりによって頭痛が引き起こされていると感じる人がほとんどでした。
肩や首の筋肉が締まると頸椎が圧迫されるため、血の巡りが悪くなります。
血流が悪くなったことにより、膨張した欠陥が脳を圧迫し、頭痛を引き起こすため、頭痛と肩こりに悩まされている人は、まずは肩こりから解消するのがオススメです。
近年肩こりに悩まされる人は増加中!
肩こりに悩まされている人の特徴として、デスクワークなどで長時間同じ姿勢を続ける機会が多いことがあげられます。
また、デスクワークでなくても、近年普及しているスマホやタブレットなどを頻繁に使用している人も、同様に首や肩にこりを感じているようです。
スマホもPCも今となっては手放せない必需品となっている他、ビジネスで利用している人も少なくないので、肩こりの一部の要因となっていることが分かっていても、使用時間を減らせない人もいるでしょう。
まずは、肩こりにはどんな原因が考えられるのかをチェックして、見直すことができそうな点から少しずつ改善していきましょう。
肩こりを引き起こす4つの原因とは?
①運動不足で筋肉が固まる
仕事をしているとなかなか運動の時間を取り入れるのが難しい場合もありますが、運動不足になって肩回りを動かす機会が減ると、慢性的な肩こりになってしまいます。
筋肉の活動機会が減ることで緊張状態になり、肩回りの筋肉が凝り固まってしまうので、デスクワークが中心の仕事やスマートフォンの操作が多い方は特に注意が必要です。
また、肩こりを起こしている時の肩や首は通常よりも血液の流れが悪くなっており、新鮮な酸素も脳に届きにくく、疲れやすさの原因にもなります。
②同じ体勢や悪い姿勢が続く
猫背になっている、肩が内側に入っているなど姿勢が悪い状態も、肩こりになる大きな原因の1つです。
背骨は頭を支えていますが、前傾姿勢になることで肩や首に負荷がかかりすぎてしまい、筋肉に対する負担が増加します。
すると、筋肉が常に緊張状態になってしまうため、肩回りの筋肉が凝ってしまうのです。
また、姿勢が悪い状態は肩こりになりやすいだけでなく、ストレートネックも引き起こしてしまいます。
首の骨は通常カーブを描いていますが、前傾姿勢になることで頭の重さに耐えきれず、カーブが伸びて骨が直線状になっている状態のことを「ストレートネック」と言います。
この状態になると肩こりだけでなく、頭痛やめまい、耳鳴りなどの症状が現れ、重症になると頸椎ヘルニアや自律神経失調症にまで発展してしまうため、十分な注意が必要です。
③冷え性は血行不良で肩こりになる
冷え性と聞くと手足の冷えに対するイメージが強いと思います。
冷え性は体が冷たいだけでなく、内臓や筋肉などの血流も滞らせてしまうため、肩こりを起こす原因になるのです。
また、冷え性は女性だけのものではなく、冷房のきいているオフィスの中で長時間仕事をしていれば、当然男性にも発症するので注意しましょう。
運動不足も重なれば、熱を作り出す筋肉の量が徐々に減少してしまうので冷え性をより悪化させ、肩こりが治りづらい状態を作ってしまいます。
④過度なストレスも肩こりの原因に
適度なストレスは人間にとって必要ですが、過度なストレスで精神的に負担がかかりすぎてしまうため、避けたいものです。
ストレスを感じている状態になると体の中で防衛機能が働くため、無意識のうちに体に力が入ってしまいます。
力が入った状態では筋肉が収縮しているため、ストレスを感じている時間が長引くほど、過度な緊張状態が続いてしまい、負担が大きくなり肩こりを引き起こすのです。
また、ストレスを受けると交感神経の働きで血管が狭まり、血圧が高くなります。
慢性的な高血圧は、血流の悪化に繋がり肩こりが酷くなるため、小まめなストレス解消をするのが望ましいです。
肩こりを解消したいならココに気を付けよう!
日常的に運動を取り入れる!
肩こりは基本的に血流の悪さからくる場合が多いため、まずは血の流れを改善するのがオススメです。
デスクワークで長時間座っていることが多い方や、体を動かす機会が少ない方は、日々の生活に少し運動を取り入れるだけでも肩こりの改善が見込めます。
また、運動を継続すれば全身の血流が改善されるため、肩こりになりにくい体をつくることも可能です。
肩こりの改善や予防をするなら、筋肉に強い負荷をかけるよりも、筋肉を動かすことが重要になります。
わざわざジムに入会して筋トレを行う必要はなく、散歩やウォーキング、屈伸運動など、軽い運動でOKです。
軽い運動はストレス解消にも繋がるので、運動不足の自覚があるなら、日々の生活に適度な運動を加えましょう。
長時間のデスクワークには小まめなストレッチを
デスクワークをしていると、どうしても同じ姿勢での長時間の作業が続きます。
小まめに休憩をとれない方も多いと思いますが、軽く立ち上がったり、座ったままでいいので、首や肩を軽く回すだけでも、肩が固まりにくくなるのでオススメです。
血流が滞らないように、可能ならば1時間に1回は軽いストレッチや屈伸をしましょう。
また、パソコンやスマホの長時間の使用による眼精疲労も、肩こりに繋がります。
ディスプレイなど光源を見つめると、まばたきの回数が減りドライアイになりやすくなるため、意識的にまばたきをしたり、疲れたら眼を温め、目薬をさすようにしましょう。
湯船に浸かって血行促進!
仕事で疲れて帰宅すると、お風呂を沸かすのが面倒で、ついついシャワーで済ませがちですが、肩こりを感じている人こそお湯に浸かることが大切です。
お湯は熱すぎるとかえって体に負担がかかってしまうので、40℃くらいがベストでしょう。
入浴は、体を温めて血行を良くしてくれるうえに、筋肉を柔らかくほぐしてくれます。
運動不足なら、お湯に浸かりながら軽く肩のストレッチもしてみてください。
また、浴槽のお湯に浸した温かいタオルを絞って、首や肩に載せて温湿布にしながら入浴するのも良いでしょう。
肩こりの身近な解消方法は“入浴”
お風呂にゆっくり浸かることで体の血行が良くなり、凝り固まっていた筋肉がほぐれるので、入浴は肩こりの人には非常に効果的です。
また、しっかりと温まる事で体の冷えも改善されるため、夏場のクーラーの影響を受けている場合や、慢性的な冷え性に悩んでいる方の肩こり改善にも良い影響を与えます。
「ちゃんと毎日お湯に浸かっているけど肩こりが軽減されない!」という方は、お風呂のリラックスタイムに入浴剤・ホットタブを加えるだけで効果が上がるので、是非チェックしてみましょう。
ホットタブ重炭酸湯
重炭酸湯は“重炭酸イオンの温泉”に入ったような効果を得られる薬用ホットタブです。
タブをお湯に入れることで重炭素イオンと水素イオンに変化し、空気中に逃げることなく、お湯に炭酸ガスが留まります。
重炭酸湯は熱いお湯ではなく、ぬるめのお湯でも肩こり解消の効果が十分に得られるのが大きなポイントです。
お湯そのものの温度で体温を上げるわけでは無いので、体に負担をかけずに芯まで温めて、血行を良くしてくれます。
肩こり、腰痛、リウマチ、疲労回復以外に、肌荒れやニキビなどにも効果が期待できるのも魅力的です。
水素のめぐり湯
美容・健康効果で話題になった水素ですが、実は入浴剤として呼気・経皮から吸収することで、温浴効果を高めることができます。
様々な水素入浴剤が販売されている中で、今、特におすすめできるのが「水素のめぐり湯」です。
体をしっかり温めて筋肉をほぐしてくれるだけでなく、コラーゲンやシリカを配合することで美肌効果も期待できるため、特に女性の方に人気を得ています。
塩素を除去するグリシンも配合し、お湯自体の質も高めてくれるので、1番風呂でも安心して入浴できるのが嬉しい所です。
水素の濃度が十分に入っており、その効果は約8時間も持続するので、家族で順番に入浴されるご家庭でも最後までしっかりと実感できます。
ofclay muku(オブクレイ ムク)
普段毎日お風呂に入っているのに、旅行で温泉などに浸かると不思議と「いつもより疲れがとれた」と感じることがあるかと思います。
それを自宅のお風呂でも実現できるのがofclayから発売されている入浴剤mukuです。
mukuは、温泉の成分を凝縮した天然ミネラル成分「EnRich Mineral1000」が含まれており、体の芯から温まることができるので肩こりはもちろん、冷え性、腰痛、むくみ、寝つきの悪さなども改善してくれます。
mukuを入れたお湯は、温泉に浸かった時のようなまろやかさのある湯質になり、まるで本当に温泉に浸かったかのような気分になれます。
お風呂から上がった後も温もりが持続するので、凝り固まった体を十分にほぐすことができます。
グッズを使って効果的なストレッチを!
肩こりの改善には、長時間の同じ姿勢を避けて、ストレッチをすることが重要です。
しかし、職場の環境や仕事の内容によっては小まめなストレッチができない場合も多いでしょう。
また、肩が痛いから整体に行きたいけど時間が無い、という人もいるかと思います。
そんな時にはお家でのストレッチを手助けしてくれるストレッチグッズの利用がおすすめです。
ストレッチグッズがあれば少しの隙間時間でもケアが行えるので、時間に余裕がない方は、寝る前や自宅で休憩をしている時に、試してみましょう。
首ゆるストレッチピロー
首ゆるストレッチピローは肩こりの原因に多いストレートネックの改善に役立つストレッチグッズです。
PCやスマホを多用することで、本来ゆるやかなカーブになっているはずの首が真っすぐの形になってしまうことをストレートネックと言い、肩こりや頭痛などを引きおこします。
首ゆるストレッチピローは使い方も簡単で、ピローを首の下に置いて1日5~10分仰向けに寝るだけでストレートネックのケアができます。
ピローは首をのばすだけでなく、肩甲骨や腰にあててストレッチサポートをしたり、ふくらはぎや足首にあててむくみの解消をすることもできます。
揉まれる肩・首スッキリピロー
揉まれる肩・首スッキリピローには首や肩のツボに14個の突起がついており、頭と上半身の重さを利用して人の親指で揉まれているような感覚を得られるマッサージ枕です。
ピローの材質はやわらかいポリウレタンフォームが使われており、上に横たわると本体がたわんで肩こりのツボに丁度いい刺激を与えてくれます。
使い方は簡単で、ピローの上に5分程仰向けに寝るだけで、自然に胸が開く形になります。
胸が開き良い姿勢になることで呼吸が深くなり、有酸素運動やリラックスの効果も得られます。
枕を替えることで肩こり解消?自分に合ったピローを使おう!
適度な運動や入浴、ストレッチなど、肩こりを改善する方法は様々ですが、就寝の際に使っている枕を新調するのも手です。
私たちがベッドで寝ている時間は1日の1/3にあたり、長い時間自分に合わない枕を使って寝ていると、肩こりや首を痛める原因になります。
枕を替えたら肩こりが軽減された、治ったという声も多いので、今使っている枕が合わないと感じる人は一度新しい枕を使ってみましょう。
ここでは肩こりやストレートネックの解消におすすめの枕を紹介します。
ネックフィット枕
スマホやPCを頻繁に使っている人は前屈の姿勢が多く、頭痛や肩こりの原因になるストレートネックになりがちです。
ネックフィット枕は、首の下に敷いて寝るだけで自然に首を反らせて心地の良い寝姿勢を保ちます。
枕の首部分にボコボコとしたウレタンフォームが仕様されており、マッサージをされているような刺激を与えてくれます。
頭部分には厚みがあるため、本来の寝姿勢へ近づけ首に余計な負担をかけさせません。
2枚付属しているウレタンシートやパイプの量を変えることで枕の高さを調節できるので、ピローを自分に合わせて調節し、快適な睡眠で肩こりを解消しましょう。
めりーさんの高反発枕
人は睡眠時に寝返りを打つことで筋肉を休めています。
首や肩が気になって夜中に目が覚めてしまう、朝起きると首すじが固まったように感じる、などの悩みを持つ人は、寝返りが上手に打てていないことが原因しているかもしれません。
めりーさんの高反発枕は、一般的な枕に比べて寝返りする時に必要なエネルギーが少なく、筋力が弱くても自然な寝返りを打つことができます。
また、首筋の隙間が埋まるように設計されているので頸椎への負担も軽減されます。
高さ調整シートを使えば自分に合った高さを1㎝単位で調節できるので、寝心地の良い枕を作ることが可能です。
肩こりを改善させるために、日々の生活を見直そう
酷い時には頭痛まで引き起こす肩こりですが、軽い運動を取り入れたり、毎日しっかり入浴して体を温めたりと、日常生活でいくつかの点に注意するだけでも軽減が見込めます。
また、今は肩こりを効果的に改善するグッズも多いため、時間に余裕がない方はグッズの力を借りて肩こりを解消するのも有効です。
まずは自分の肩こりの原因が何であるかを把握し、日常生活で直すべき部分を少しずつ改善しながら嫌な肩こりを解消しましょう!