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ベビーシッターの料金や選び方を解説!利用時の注意点や使える補助金も伝授

ベビーシッターは、以前の日本ではあまり馴染みのないサービスでしたが、女性も働くようになった現代では利用する家庭も増えてきています。

ベビーシッターを使う際に知っておきたいことについてまとめたので、利用を考えている方は参考にしてみて下さい。

ベビーシッターを利用する人は増えている!

ベビーシッターを利用する人は増えている!

ベビーシッターは、両親が不在の時に赤ちゃんや子どものお世話を代わりにして貰うサービスです。

以前の日本では、ベビーシッターはお金に余裕のある人が雇うイメージが強かったものの、サービスが多様化した現在では、お手頃価格で使えるサービスも増え、一般家庭での利用も多くなっています。

ベビーシッターを使う理由は「産後の赤ちゃんのお世話を手伝ってほしい」「保育園に入れなかったから代わりに面倒を見て貰いたい」「仕事に専念したい」「自由な時間が欲しい」など、人によって様々です。

ベビーシッターを利用することで、自分だけでは対応しきれないことを補って貰えるので、赤ちゃんのお世話に手が回らないと感じている方は利用を検討してみるのも良いでしょう。

ベビーシッターはどんな場面で役に立つ?

ベビーシッターは様々な機会に活用できるサービスです。

忙しくて手が回らない育児をカバーして貰うのはもちろん、両親が自分たちの休息をとる為に利用するケースも増えてきています。

ベビーシッターを利用する主な理由

  • 急用が入って子どもの面倒が見られない
  • 子供の体調が悪いのに預けられる人がいない
  • 自分の体調が悪くて子供のお世話まで手が回らない
  • 保育園に入園させられなかった
  • 習い事の送迎をして欲しい
  • 自由な時間が欲しい
  • 夫婦2人で外出したいなど

ベビーシッターの料金はどのくらいかかる?

ベビーシッターの料金体系は、利用するサービス会社によって様々です。

利用時間が数時間でパックになっている所もあれば、サービスを利用した時間の分だけ料金を払う所もあります。

利用料は大体1時間で1,500円~4,000円の場合が多く、相場は2,000円程となっています。

会社から派遣されているベビーシッターを利用するのか、個人契約でベビーシッターを雇うのかによっても料金は異なります。

会社によっては、早朝・夜間に利用する場合は500~1,000円程の別料金がプラスされる場合もあります。

時間帯によって異なる料金が設定されている所は多いので、自分の利用したい時間帯の料金がいくらになるのか事前にチェックしておきましょう。

また、ベビーシッターのサービス料には交通費が含まれていないことの方が多いので、利用するサービスを選ぶ時は料金プランだけでなく、交通費についても確認することをおすすめします。

“定期”と“単発”でも料金は異なる

会社によって設けられているプランは異なりますが、一般的には定期利用か単発利用かを選んで利用することが多いです。

定期と単発では、利用頻度の高い定期利用プランの方が1回の利用料が安く設定されていることがほとんどなので、サービスを「月に1回以上は利用する」「毎週決まった曜日に来て欲しい」など、頻繁に利用する予定がある方は、定期プランを選んだ方がお得になる可能性が高くなります。

「急用ができた時だけで良い」「必要な時に不定期で利用したい」という方は、単発での利用になります。

定期か単発かによって1時間あたりの利用料は変化するので、自分の需要と料金プランを照らし合わせてお得な方を選ぶようにしましょう。

ベビーシッターはどうやって探す?

ベビーシッターはどうやって探す?

ベビーシッターサービスのサイトを利用する

近年はベビーシッターサービスを扱っている派遣会社は多く、簡単にベビーシッターを雇えるようになっています。

Webからサービスの利用を申し込めば、必要な日時にシッターを派遣して貰えるので非常に便利です。

サイトからの申し込みだけで契約が成立するので、個人的にベビーシッターを探す手間が省けるのがメリットです。

ベビーシッターサービスが利用できるサイトは多く、会社によって利用可能地域やサービス内容、料金は様々なので、自分に合ったサイトを探すようにしましょう。

また、シッターが保育士等の資格保持者なのか、一般人なのかも利用する会社によって異なるので、注意して下さい。

マッチングサイトを利用する

派遣会社などを通さず個人でベビーシッターと契約したい方は、マッチングサイトを利用するのも一つの手です。

派遣会社を利用するよりも安価で済む場合が多いこともあり、マッチングサイトで個人的にベビーシッターを募集する人も増えています。

サイトでは時給、依頼内容、保育地域や保育形態などを記入すると、その募集を見た人がエントリーをしてきます。

その後は、個人でやり取りをして正式に採用するかどうかを決める、という流れが多いです。

自分の決めた料金でベビーシッターを利用できるというメリットもありますが、応募してくる人は保育資格などを持っていない一般人がほとんどなので、利用する人によっては不安が残る場合もあります。

「個人でのやり取りが不安」「企業が仲介している方が安心して頼める」という方は、信頼できる派遣会社を利用してベビーシッターと契約した方が良いでしょう。

ベビーシッターを選ぶ時のポイント4つ

ベビーシッターを選ぶ時のポイント4つ

1:料金や利用プランは自分に合っているか

現在では様々なベビーシッターのサービスが展開されており、料金は利用する会社や個人によって様々です。

また、定期・単発のように、複数の利用プランが設けられていることも多いので、自分に合ったプランがあるかも確認するようにしましょう。

ベビーシッターを1時間から利用できる所は少なく、数時間のパックになっている場合や、「9:00~18:00の利用」といったように使える時間帯が決められている場合が多いです。

自分が子どものお世話を頼みたい時間帯にサービスが利用できるのかは重要なポイントなので、料金・プラン内容・利用できる時間帯などは欠かさずチェックして下さい。

2:どこまでの内容を依頼できるサービスか

ベビーシッターのサービス内容は、ご飯のお世話、おむつ交換、睡眠・入浴のお世話などが一般的です。

子どもの年齢がもう少し上の場合は、勉強を見たり、習い事の送迎などをお願いしたいという人もいるでしょう。

利用する派遣会社などによって、ベビーシッターにお願いできるサービス内容は異なるので、利用前にどのようなことなら頼めるのかを確認するようにしましょう。

また、病気になった子どもの面倒を見て欲しい場合、子どもの症状や病種によってはベビーシッターを利用できないこともあります。

急な病気では無く、元々病気がちの子どもを預ける場合には、病児保育専門のベビーシッターに依頼するという手もあります。

ベビーシッターを選ぶ時は、利用できるサービス内容はもちろん、サービスが利用できない条件も併せてチェックしておくと安心です。

3:信頼できる人か、子どもとの相性は良いか

ベビーシッターを利用する時は、事前に面接することが好ましいです。

派遣会社やマッチングサイトによっては面接ができない所もありますが、自分の大切な子どもを預けることになる相手なので、直接会って話してみることは非常に大切です。

面接が可能な場合には、子どもを預かる心構えやサービス内容の方針などについて、ベビーシッター本人に確認してみましょう。

また、ベビーシッターと子どもの相性も大切なので、自分の子どもに合っているかどうかを見極めることも必要です。

「自分の子とは合わないみたい」「この人に預けるのは心配だ」と感じた場合には、無理に預けず会社にシッターの変更をお願いした方が良いでしょう。

会社によってはシッターの指名ができる場合もあるので、信頼できるお気に入りのシッターさんが見つかった場合には、指名をして継続的に担当して貰うことも可能です。

指名料が別途で発生することも多いので、オプション料金についても確認しておくと良いでしょう。

4:身元がきちんとしている人か

身元がハッキリしていないシッターに、我が子を預けるのは不安と感じる人がほとんどでしょう。

まずは、自分の担当になったベビーシッターが、身元のハッキリしている人なのかを確認する必要があります。

ベビーシッターと面会した時には、その人の所属する会社や事業者名、氏名、住所、連絡先などの個人情報を確認をするようにしましょう。

派遣会社を通す場合は、企業側が契約する時に確認してくれていることがほとんどですが、マッチングのような個人契約の場合は自分で確かめる必要があります。

相手から身分証明書のコピーを貰ったり、保育士や認定ベビーシッターなどの資格保持者である場合は登録証や資格証明書のコピーを求めるのも有効です。

「そんなに確認したら気を悪くしてしまうのでは?」と考えてしまう人もいると思いますが、ベビーシッターも疑われながら働くよりも、最初に自分が安全な人物であることを理解して貰った方が働きやすくなります。

お互いの信頼関係を築きやすくする為にも、相手にきちんと説明し、事前に身元の確認をすることを忘れないようにしましょう。

ベビーシッターを利用する時の注意点

ベビーシッターを利用する時の注意点

緊急時にはすぐに連絡がとれるようにする

ベビーシッターがお世話をしてくれている時に、体調が急に悪くなったり、怪我をしてしまったりと、子どもにトラブルが起こることは十分にあり得ます。

トラブルが発生した場合はすぐに連絡を貰えるように、事前に連絡先を伝えておくことが大切です。

連絡を受けるだけでなく、こちらからも連絡がとれるように、ベビーシッターとは連絡方法を明確にしておくようにしましょう。

万が一の場合に備えて、子どものかかりつけの病院や不慮の事態ですぐに両親と連絡が付かない場合の対処法なども伝えておけば、ベビーシッターも対応に困らずに済みます。

また、お母さんだけでなく、緊急時の為にお父さんの連絡先を教えて置くのも有効です。

貴重品の管理はしっかりと

ベビーシッターに金品を盗まれたというトラブルがニュースになることもあり、ベビーシッターを利用する際に盗難などに遭うことを不安に思っている方は多いと思います。

そのような行為をしてしまうのはベビーシッターの内のほんの一部ですが、万が一のことを考えて、金品の管理をしっかりしておくことが大切です。

いくらベビーシッターを信頼していても、貴重品を出しっぱなしにしておくことは危険です。

シッターにとっても、疑われるような状況で子どものお世話をするのは、気分の良いことではありません。

紛失したら困る物や高価な物は、できるだけ鍵のかかる場所に保管するか、鍵のついている部屋にまとめて置いておくように心掛けてください。

また、貴重品に限らず壊れやすい物や、高級な食器などはあらかじめしまっておくか、ベビーシッターに触れないように注意をしておくようにしましょう。

子どもの様子を確認する

ベビーシッターを利用している間は、自分のことで忙しいかとは思いますが、できるだけ子どもの様子を確認する為に電話やメールでシッターと連絡を取るようにしましょう。

また、サービスの利用を終えた後は、子どもがどんな様子だったか、何をして遊んだのかなど、自分がいなかった間に何をしていたのかを確認することが大切です。

毎度その日の内容を報告して貰うことで、ベビーシッターの気も引き締まるので、遠慮せずに気になることは何でも質問するようにしましょう。

ベビーシッターが帰った後も、子どもに怪我は無いか、いつもと変わった様子は無いかなどを確認するようにしてください。

ベビーシッターの利用に補助金は出る!?

ベビーシッターの利用に補助金は出る!?

保育園等の待機児童数は年々増加しており、厚生労働省の公表では現時点で55,000人を超えています。

そんな中、各都道府県ではベビーシッターの利用に対して補助金を出す制度を設け、社会復帰の促進や世帯の負担軽減を検討しはじめています。

とはいえ、実際には検討段階となっており、まだまだ整備が進んでいないのが現状です。

そんな中、待機児童の数が2017年4月の時点で約8,500人とダントツの東京都では、保育園が決まるまでのベビーシッターの間の利用料などを、月額28万円まで補助する制度が2018年からスタートすることになっています。

この制度によって、保育園に入れない子どもたちをベビーシッターのサービスでカバーすることが目的です。

東京都の補助金制度の内容は?

2018年秋ごろから区市町への制度の告知が始まる予定で、制度自体がいつ本格的にスタートするかの明確な日程は発表されていません。

しかし、この制度を利用できるようになれば利用者の負担はおよそ月4万円となり、保育園の平均利用料と同等になります。

はたらくお母さんにとっても非常に助けとなる制度なので、現時点での制度内容について確認しておきましょう。

項目内容
補助額ベビーシッター利用料のうち月額28万円まで
対象年齢0~2歳
対象者
  • 保育所への入所が未定のまま仕事をする保護者
  • 1年間育休を取得し、次の4月に子どもが保育所へ入所する保護者(利用可能期間は入所まで)

地方自治体の補助金は、今すぐ使える所も!

地方自治体の補助金は、今すぐ使える所も!

都道府県の行うベビーシッター利用補助金は、これから期待できる制度ですが、実は各市区町村では独自にベビーシッターの利用に対して助成を行っている所があります。

全ての地方自治体で行っている訳ではありませんが、多くが子育て支援事業として実施していますので、住まいの自治体のホームページを見て積極的に活用しましょう。

今回は、上記と比較できるよう東京都内の市区町に焦点を当て、一部ご紹介していきます。

利用の理由を問わず使用できる補助金、助成

文京区の『子育て訪問支援券』

安全なベビーシッターサービスを利用できる環境整備を目的に、区の指定する事業者のサービスを一定負担で利用できるものです。

項目内容
補助額利用料の一部(自己負担1,000~3,000円/時間)
対象年齢満2歳未満の乳幼児
対象者文京区に住所がある、満2歳未満の乳幼児の保護者

調布市の『ベビーシッター利用料助成』

保護者が一時的に子どもの面倒を見られない際に、自宅でベビーシッターを利用した場合の利用料の一部を助成してくれる制度があります。

項目内容
補助額
  • 一家庭につき1日4,000~28,000円
  • 小学3年生までの自動が3人以上いる場合は1日4,000~48,000円
対象年齢小学3年生まで
対象者調布市内に住所を有する小学3年生までの児童の保護者

世田谷区の『さんさんサポート』

出産前後の家庭支援事業の1つとし、子育て支援ヘルパーを無料で派遣しています。しかも、保育だけでなく家事手伝い目的で派遣してもらうことも可能です。

項目内容
補助額全額(利用料無料)
※ただし、専用の利用券が必要
対象年齢満1歳未満の乳幼児
※家事援助は、妊娠届の届出日~出産後1年まで利用可能
対象者世田谷区に住所を有する出産前後の子育て家庭

利用の理由が限定されている補助金、助成

千代田区の『病児・病後児派遣費用助成』

子どもが病気で保育園や小学校に通うことが困難な際に利用したベビーシッターの料金を一部助成する制度です。

項目内容
補償額
  • 入会金、年会費、登録料などを除いた利用料金の1/2
  • 子ども1人あたり年4万円まで
対象年齢生後57日~小学校6年生までの児童
対象者千代田区内在住で、発病中・病気の回復期にあたる生後57日~小学校6年生までの児童の保護者

港区の『訪問型病児・病後児保育利用料助成』

子どもが病気で保育園や小学校に通うことが困難な場合、ベビーシッターの利用料を一部助成する制度です。

項目内容
補助額
  • 入会金、年会費、登録料などはを除いた利用料金の1/2
  • 子ども1人あたり年5万円まで(生活保護世帯または住民税非課税世帯の場合は10万円まで)
対象年齢生後57日~小学校6年生までの児童
対象者港区内在住で、発病中・病気の回復期にあたる生後57日~小学校6年生までの児童の保護者

新宿区の『ひとり親家庭家事援助者雇用費助成』

母子家庭や父子家庭の世帯に対し、育児の手伝いが必要な際にベビーシッターの利用料を一部助成する制度です。

※育児だけでなく、家事手伝いのホームヘルパー雇用も助成の対象になります。

項目内容
補助額利用料の一部(自己負担0~1,290円/時間)
対象年齢義務教育修了前の乳幼児(ベビーシッター利用の場合)
対象者
  • 新宿区内在住で、義務教育修了前の児童を扶養しているひとり親家庭
  • 児童が中学生以上の場合、ひとり親になって半年以内の家庭

国が行うベビーシッター派遣事業も検討を

国が行うベビーシッター派遣事業も検討を

都道府県や市区町村だけでなく、国としてもベビーシッターの利用料負担を軽減する取り組みを行っています。

この補助金は、お仕事をする家庭の育児負担の軽減としているため、保育園に入れないけれど仕事をしなければならない場合や、急な出張や勤務が決まり保育する人がいない時、産休・育休中などに活用できる制度です。

ただし、利用にはお勤め先の事業主が、承認手続きと割引券の申し込みを行っていないと利用できません。

会社が割引券の発行を行っているかどうかは、福利厚生や子育て支援を担当する部署に尋ねてみましょう。

内閣府の補助金制度の内容は?

内閣府のベビーシッター派遣事業は、国から委託を受けた全国保育サービス協会のベビーシッターを利用する場合に補助金が出ます。

この補助金は利用料の割引という形で適用され、1日1枚まで、年度内280枚まで使用可能です。

※割引券は、事業主の労働者数に応じて年間の発行数に上限があり、利用したい社員に分配して使用するため、各企業で利用制限を設けている事もあります。

項目内容
補助額1回につき2,200円
対象年齢小学校3年生まで
対象者日本在住で、就労している(または産休・育休を取得している)家庭

ベビーシッターは心強い味方!

ベビーシッターは心強い味方!

ベビーシッターに対する考え方は、以前は赤の他人を家にあげるということもあり、ネガティブなイメージが多かったものの、現在では共働きの家庭にとっては非常に心強い味方となっています。

保育園に入園できない、自分時間がまったくとれない、といった悩み事もベビーシッターを上手く利用すれば解決の手助けになります。

ベビーシッターの利用に助成金を出してくれる自治体も現れ始め、今後も制度を採用する地域が増えることが予想されます。

自分のリフレッシュの時間を作る為に利用するのもおすすめなので、気になる方は一度利用してみてはいかがでしょうか。

新婚生活トリセツ編集部

新婚生活トリセツ編集部です。
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