革靴のお手入れ方法&汚れを洗う裏ワザ

革靴のお手入れ方法&汚れを洗う裏ワザ

衣類に比べてお手入れの頻度が低い革靴は、綺麗に整えるだけで相手に与える印象も変わります。

意外と見落としがちな革靴のお手入れ方法や洗い方を、分かりやすくご紹介します。



第一印象は足元から決まる?!

「靴が綺麗な人は仕事ができる。」そんな言葉をどこかで聞いたことはありませんか。

自分ではあまり自分の足元を気にすることはないかもしれませんが、人は案外足元を見ているものです。

毎日スーツを着て働くビジネスマンなら、たいていの場合はヘアスタイル、ネクタイやシャツのしわを整えて襟を正して出かけることでしょう。

しかし靴はどうでしょうか。

もし高級なスーツを着ている人の履いている革靴が、汚れていたりぼろぼろだったりすると、なんだか少しがっかりしますよね。

綺麗な靴を履いている人からは、そこまで手を抜かず気を回すことができる神経の細やかさや、余裕が感じられます。

したがって「靴のキレイな人=仕事のできる人」という印象を相手に与えるのです。

洋服を選んで着るのと同じように、靴もまた私たちを彩る大切なアイテムのひとつです。

そのなかでも特にビジネスシーンに欠かせない革靴のお手入れ方法について、忙しい人や面倒だと感じる人でもさくっとできるよう、簡単なお手入れ方法をご紹介します。

靴磨きにこだわりがある人や時間をかけて手入れをするのが好きな方には、たくさんの道具を用意して多くの手順を踏む方法ももちろんありますが、ここでは靴の手入れの習慣のない方でも気軽にとりかかれるよう手軽さに重点を置いていきます。

シンプルな革靴のお手入れ方法!

シンプルな革靴のお手入れ方法!

用意するものは最小3つ+アルファ

最低限用意するものは乳化性クリーム(革靴の保湿)、豚毛のブラシ、綿100%の布。

布は着古したTシャツや穴のあいた靴下など、綿100%のものが望ましいです。

絞っても水滴が垂れない水分量(脱水後の洗濯物程度)を目安に、布全体を濡らします。

また、これにくわえてシューキーパーを靴にいれて形をキープしておくと、より作業がしやすくなります。

仕上げの磨き上げの際にはストッキングを使うといっそう効果的です。

STEP1.埃を落とす

まずは濡れた布で靴全体を拭きましょう。

布を押し当てすぎて水を吸わせない様に注意しながら、靴についた埃や汚れをしっかり落とします。

革と靴底の隙間も忘れずに拭いてください。

STEP2.ブラシでクリームを入れ込む

ブラシにクリームを付け(米粒2粒程度)、靴の土踏まずのところから一周する様にフチに伸ばしていきます。

一周したら伸ばしたクリームをブラシで靴全体に入れ込んでいきましょう。

強めにこすっても意外と革は傷つきません。

ブラシを動かす方向は靴と正面から向き合って爪先から踵の方向へ向けて動かします。

STEP3.布で磨き上げる

人差し指に布を巻き、STEP2と同じ乳化性クリームを指の腹につけます。

クリームは先程ブラシで付けたものであり、それを手で磨くのは既に付いているクリームを浸透させるためなので、指に巻いた布につけるのは少量で十分です。

つけすぎるとべたつきや革が柔らかくなりすぎる原因となりますので注意しましょう。

布で磨く時も、靴の土踏まずの部分から一周する様に磨いていきます。

磨く際の方向も基本的にブラシの時と同様、爪先から踵の方向へ向けて動かしていきましょう。

靴を磨く時はフチの部分も丁寧に磨き上げることが、美しい革靴に仕上がるポイントです。

布が乾いてないか注意しつつ、水分が革に入ると上手く仕上がらないので、指を強く押し付けすぎないように手早く磨きましょう。

STEP4.仕上げはストッキング

上述までの手順でも十分靴は磨かれているのですが、最後にしっかり乾かすことも大切です。

仕上げに乾拭きするときに、意外にもストッキングを使うと簡単に靴の輝きを出すことができます。

靴を磨く時に生じる静電気が小さな埃まで吸着してくれますし、網目が細かく合成繊維でできているストッキングは靴にツヤを与えてくれるのです。

革靴のお手入れは難しくない!

革靴のお手入れは難しくない!

もっと簡単なお手入れをご所望なら、ブラシと乾拭きを毎日1分念入りに

これまでご紹介した方法で革靴のお手入れは十分ですが、中には「もっと簡単じゃないと続けられない!」という方もいらっしゃるかもしれません。

そんな方はこの際、ブラシで埃を落とし、そのあと乾拭きするだけでもかまいません。

ただし毎日、1分間だけでもいいので丁寧に、念入りに行って下さい。

それだけでも靴は輝きますし、さらに愛着もわき、長く大切に履いていこうという気持ちになれます。

革靴の汚れを落とす身近にある裏技アイテムをご紹介!

革靴の汚れを落とす身近にある裏技アイテムをご紹介!

バナナの皮に含まれるタンニンが靴にいい

「革靴の汚れを落とすのにバナナの皮?!」と驚かれるかもしれませんが、実はバナナの皮の内側の白い部分に含まれているタンニンという物質は、汚れを落としたり皮を柔らかくしたりする性質を持っています。

実際に茶色の革靴にはタンニンを使ったなめしが施されているので、バナナの皮で磨くことで汚れも落ちて、同時になめし効果を得ることもできるのです。

バナナの皮を使って靴を磨くときに注意することは、黒か茶色の革靴が対象ということ、バナナの皮の黄色い外側でなく白い内側の方を使うことです。

また、念のため変色などしないか靴の目立たない部分を最初に磨いて試してみてから全体に使ってください。

磨いたあとはぽろぽろと白いカスがつきますので、乾いた布(なるべく綿100%のもの)で丁寧に拭いてください。

しかしそれが面倒だと感じたら、あらかじめバナナの皮をストッキングに入れて磨くと白いカスも靴につかずに簡単に汚れを落とすことができます。

新聞のインクの油分がちょうどいい

新聞の印刷に使用されているインクが程よい油分を持っているので、革靴の汚れを落とし靴にツヤを与えてくれます。

ただし新聞の黒いインクが靴に移ってしまうかもしれませんので、こちらも黒か茶色の革靴が対象です。

バナナの時と同様に、最初に目立たない部分で試してから靴全体に使用するようにしてください。

消しゴムや輪ゴム等文房具を使った簡単ケア

身近な文房具である消しゴムや輪ゴムでも、革靴についた汚れを落とせる場合があります。

ゴシゴシと強く擦ると皮がよれてしまうかもしれませんので、きゅっきゅと優しく押し付けるイメージで革靴の汚れを落としてください。

輪ゴムを使用する場合はペンなどの長い棒に巻き付けて行うと作業しやすくなります。

また、汚れではありませんが、履いているときについてしまった革靴の小さな傷には、同系色のクレヨンを塗ると傷が目立たなくなります。

油汚れにはベビーパウダーや塩や小麦粉

靴についた油汚れには、その油を吸い取るためにベビーパウダー、塩、小麦粉といったものが使えます。

ベビーパウダーを使用する場合は汚れの箇所において数時間、塩や小麦粉の場合は1日放置して油を吸わせ、その後ブラシと布でパウダーを取り除きましょう。

ここからは靴の材質別に使用するアイテムが少し異なります。

天然革の場合にはお湯500ミリリットルにスプーン2杯分のシャンプーを混ぜて、そこに浸しよく絞った布で、靴の表面を優しく拭きます。

その後、水で絞った布を使って、靴に残った泡を優しく拭いて落としてください。

合成革にはシャンプーだけでなく食器用洗剤が使用でき、黒皮の場合は先ほどご紹介したバナナの皮の内側が効果的です。

水分は革にはよくありませんので、よく乾かすことも忘れずに行ってください。

扇風機やヘアドライヤーを使用するとより早く乾かすことができます。

革靴の汚れは洗うことは可能?

革靴の汚れは洗うことは可能?

革靴を洗うにはボディーソープがあればOK!

「革製品は水洗いできない」と思っている方も多いのですが、実は、革靴は自宅で簡単に洗うことが出来るんです。

革靴を洗う前に、靴ひもや中敷きを取り外しておき、革靴に付着している埃やゴミを取り除きましょう。

靴全体を水で濡らした後、ボディーソープを5%に薄めた石鹸水を使って柔らかいスポンジでこすっていきます。

※革製品専用の洗剤も売っていますので、より革に優しく洗いたい時は専用洗剤を使ってみてください。

細かい凹凸の部分には、柔らかめの歯ブラシなどで汚れを掻き出しましょう。

あとは、全体をしっかりすすいで泡を落とせば、洗う工程は完了です。

革靴の洗濯で重要なのは「乾燥」と「保湿」

洗い終えた後はタオルドライをし、型崩れしない様に靴の中に新聞紙を詰めてから、立てた状態で乾かしましょう。

中に詰めた新聞紙は、できれば6時間ごと、難しくても12時間ごとに交換を行います。

洗った後の革は刺激に弱い状態なので、日光の当たらない風通しの良い場所で完全に乾かしてください。

革靴が完全に乾いたら、革靴用の保湿クリームでしっかりと栄養を与えれば完成です。

靴は私たちの生活を彩ってくれる

靴は私たちの生活を彩ってくれる

新しい靴を履いて出かける時は、なんだか気持ちが上向きになったりなんとなくテンションが上がったりしますよね。

いつもの仕事場に出かける時に、いつもより前向きな気持ちにさせてくれるのが私たちの履いている靴というものです。

その時の気持ちをいつも持っていられたら、毎日がちょっと明るく色づくかもしれません。

それでは、明日もきれいに磨いたお気に入りの靴を履いて出かけましょう。