家電を買い替えたり新しく購入を考えた時によく聞くのが「省エネ」という言葉ではないでしょうか?
しかし、省エネ家電とはどの位いいのか分からない人も多いと思います。
今回は、省エネ家電についてと購入の際のポイントを紹介していきます。
省エネ家電も重大な鍵!?地球温暖化との関係性とは?
地球温暖化のもたらす生活環境への影響!
地球温暖化は温室効果ガスが増加する事が原因となっており、温室効果ガスの主な成分は二酸化炭素(CO2)です。
太陽の光によって地面が温められそこから放出する熱(赤外線)を温室効果ガスが吸収し大気を温めています。
しかし、温室効果ガスの濃度が上がり、熱の吸収が増加する事で気温が上昇し、地球の温暖化が進みます。
温暖化が進む事で、生活環境にもさまざまな影響があります。
例えば、豪雨や干ばつの異常気象の増加、水資源への影響(水不足など)、気温が上昇し穀物類の生産が低下する事での食料不足など深刻な問題が起こります。
温暖化をストップ!エネルギーの消費を抑える事も大切!
エネルギーとは、普段の生活で使用する電気・ガス・ガソリンやそれらを作るもととなる石油・石炭・天然ガスなどの資源をさし、毎日の生活の中で無駄なく上手に使う事を省エネ(省エネルギー)と言います。
エネルギーは無限にあるわけではなく、使用できるエネルギーが少なくなってしまうと普段の生活にも支障をきたす事となります。
その為に、地球温暖化を抑制し限りあるエネルギーを大切にする為にも省エネはとても重要な事となります。
そして、電気を消費しやすい家電も近年では省エネ化が進み様々な省エネ商品が販売されています。
家電を選ぶ時のポイントはここ!!省エネ性能が良い物を選ぼう!
まずはここに注目!省エネ性能を表す3つのラベルとは?
家電を選ぶ際に注目すべきは、省エネ性能を表したラベル表示です。
1.省エネルギーラベル
1つ目は、省エネ法で定められている製品1つ1つの省エネ性能が目標基準を達成できているかを示す省エネルギーラベルで、「省エネ性マーク」「省エネ基準達成率」「エネルギー消費効率」「目標年度」の4つの情報を表示しています。
省エネ性マークには、省エネ基準達成率100%以上を達成した製品にはグリーンマークを、未達成の製品にはオレンジマークがついていて、省エネ性能が優れている商品を選ぶ際の目安となります。
2.統一省エネルギーラベル
2つ目は、省エネルギーラベルの表示と年間を通しての目安となる電気料金、それに併わせて製品の省エネ性能を星の数で表した統一省エネルギーラベルです。
省エネ性能は1から5段階に分けられ、トップ基準を満たしたもの未達成のものが判る様に星の評価と一緒に記載され、星の数が多いほど省エネ性能も良くなっています。
冷蔵庫・照明器具・テレビ・エアコン・温水洗浄便座の5つの家電が、多段階評価制度の対象となっています。
3.簡易版統一省エネルギーラベル
3つ目は、製品の省エネ性能を省エネルギーラベルと、年間の電気料金の目安を表示した簡易版統一省エネルギーラベルです。
統一省エネルギーラベルとの違いは、星を使った段階評価がないという点です。
多段階評価を行わない製品(炊飯器、電子レンジ、DVDレコーダーなど)を対象としています。
商品別に注目!省エネ家電を選ぶ時のコツを調べてみよう!
テレビ
テレビの省エネ技術はパネルの効率化・テレビを見る部屋の明るさを感知し自動で調節する明るさセンサー・テレビの前の人の動きを感知し自動で節電する人感センサーなど様々なものがあります。
テレビを選ぶ際は省エネラベルだけでなく、テレビの性能や、テレビを置く部屋の大きさや視聴距離にあったサイズのものに注目しながら自分の気に入る物を探しましょう。
冷蔵庫
24時間毎日電気がついた状態の冷蔵庫は、家電商品の中でも特に電力の消費は否めません。
しかし、冷蔵庫の機能も日々進化し、自動省エネ運転やインバーター制御によるコンプレッサーの回転の効率化などで、消費電力の低減がされています。
購入の際ポイントは、ラベル表示は基本とし冷蔵庫の容量(大きいからといって年間消費電力は増えない)、購入後に置くスペースの広さも考慮が必要です。
冷蔵庫の周辺に全くゆとりがないと放熱がしにくく、冷蔵庫が冷えにくくなり結局電気もかさんでしまうので、きちんとスペースに余裕を持ったものを選びましょう。
エアコン
近年では夏の猛暑日も増え、エアコンも欠かせないものとなっています。
毎日、使用していると電気代も電力消費もかさむのではと心配になりますが、近年のエアコンはセンサーや気流制御を使い体感温度を維持、設定温度の調整や必要なエリアへの冷暖房など省エネ運転機能を使う事で電力の消費が軽減出来ています。
エアコンを選ぶ際は、使用する部屋の広さとそれにあったエアコンの冷房能力を確認しましょう。
たとえば、6畳用だと定格冷房能力は2.2kwが目安となります。
しかし、窓ガラスの大きさや立地・地域によっても適したエアコンの冷房能力が違うので気を付けます。
その他、エアコンの機能(空気清浄機能や自動クリーニング機能など)と省エネ性能も考え選択するといいと思います。
省エネ家電でエネルギーを大切に!家電を見直す際は省エネ商品を
「丁寧に使っているしまだまだ全然使える!」と思っていても、実は製品の性能的に電気消費率が悪く余計に電力も電気代もかかっていたなんて事もあるかもしれません。
物をずっと大切に使う事もとても大事ですが、年季が入った家電などは見直してみる事も、限りあるエネルギーを守る為にも必要な事かと思います。
様々な商品が出ていて、どれがいいのかと悩んでしまう時もありますが、省エネラベルを参考にしつつ環境に考慮した商品選びをしましょう。