クレジットカードのリボ払いとは?金利や使い方を知って賢く使おう

クレジットカードのリボ払いとは?金利や使い方を知って賢く使おう

クレジットカードの支払いで、近年ではリボ払いを利用される方が増えてきています。

欧米諸国では積極的に利用されている支払い方法ですが、日本国内ではリボ払いがどういったものなのか、なかなか理解されていないのが現状です。

今回はクレジットカードをより賢く利用するために、リボ払いに注目して詳しく解説します。



主なクレジットカードの支払い方法

クレジットカードの支払い方法には代表的な4つの方法があります。

一括払い

買い物の代金をクレジットカードで支払ったとき、翌月(または翌々月)の引き落としの際に金額が一括で請求される方式です。

金利は付かず、利用した金額が指定された日に引き落としされます。

基本的に手数料もかからず使った金額のみが引かれるので、カードを使った支払い方法の中でも最も分かりやすい方法と言えます。

ボーナス払い

買い物の代金をクレジットカードで支払ったとき、翌ボーナス時期に一括して請求される方式になります。

ボーナス払いは一般的に夏が8月(12/16~6/15利用分)、冬が1月(7/16~11/15利用分)の支払日に請求されることになるので、最長で7か月半の支払い猶予ができます。

一括払いと同じように、手数料がかからない事がほとんどです。

分割払い

買い物の代金を何回で支払うのか選択して、翌月から分割して請求される方式です。

「ローン」「ローン払い」と呼ばれることもあります。

分割払いは指定できる回数が多く、月々の負担が少ない代わりに金利手数料があるため、最終的に購入代金以上の金額を支払うことになります。

リボ払い

分割払いに近いイメージで利用できる支払い方法ですが、リボ払いでは、月々の請求金額を一定に決めておくことができます。

分割払いではクレジットカードの利用分だけ月々の請求金額が増えますが、リボ払いは毎月の支払額が自分で設定できるため、決められた金額以上に請求されることはありません

リボ払いの支払い方法には「残高スライド方式」と「定額方式」の2種類があり、それぞれの内容を理解していくことも大切です。

残高スライド方式とは、残っている支払い金額のランクに合わせて月の請求額を増減する支払い方法です。

例えば、支払い残高が合計10万円未満(ランク1)だと毎月の支払いは5,000円ずつですが、支払い残高が合計10~15万円未満(ランク2)の場合は毎月の支払いが7,500円に変化します。

支払い残高が増えすぎると、毎月の請求金額が高くなってしまうため、注意が必要です。

定額方式は、支払い残高に左右されず、毎月一定の請求を受ける方式になります。

自分で毎月の支払いを5,000円と決めたら、リボ払いにした分はそれ以上請求されることがありません。

金額が決まっているため分かりやすい支払い方法ですが、あまりに支払い残高が多いと支払い期間が伸びるため、結果的には金利手数料の負担も増えることになります。

リボ払いはどうすれば賢く利用できる?

リボ払いはどうすれば賢く利用できる?

リボ払いがどういうものなのか分かってきたところで、うまく利用して、上手な買い物をしていきましょう。

そのためにはリボ払いのメリット・デメリットを理解しておくことが大切です。

利用の方法次第では、買い物の代金以上に金利手数料がかかり、高額な支払いをすることにもなってしまいます。

それぞれの特徴を知ったうえで、クレジットカードのリボ払いを利用なさってください。

計画的に利用してリボ払いで得られるメリット

リボ払いは月々の請求金額を一定にできるため、毎月の支出の計算がしやすくなります。

分割払いも近い感覚で利用できるかもしれませんが、分割払いの場合は使った分だけ支払額が上乗せされていくため、月々の支払いを一定金額にすることは難しいものです。

「大きな金額の買い物をしたいけど、使える現金がない」という時には、有効な支払い手段になるでしょう。

また、リボ払いなら翌月以降のクレジットカードの請求負担も最低限に抑えられます。

欲しいモノがあるときの金額によるハードルを下げられ、購入する判断を後押ししてくれるはずです。

どうしても欲しいけれど金額が高い・・・という時に助けになる支払い方法です。

また、リボ払いは繰り上げ返済が行えるというのもメリットです。

「使った時は経済的に余裕がなかったけれど、今はお金に余裕がある」という時は、毎月の返済額に加えて任意の金額を上乗せすることができます。

いいことばかりではない!リボ払いのデメリット

リボ払いは分割に近い感覚で利用できる分、支払い金額が長期になってしまいがちです。

支払いを済ませる期間が長くなれば長くなるほど、金利手数料が増えていくことも理解しておかないといけません。

毎月の請求金額が一定で月々の負担が小さいので、気づかないかもしれませんが、支払い期間が長くなればなるほど「知らないうちに買い物した代金以上の金利手数料を沢山払っていた」ということもあります。

そして、支払いの状況が分かりづらいといったデメリットもあります。

どれほどの買い物をして、いくら支払い残高が残っており、どれだけの金利手数料を払っているのかが分かりづらくなってしまうのです。

リボ払いを利用したときには、必ず利用明細書を確認して、残りの支払い残高を確認しておくようにしましょう。

支払い残高に合わせて返済額を調整してみよう

メリットでも挙げられたように、リボ払いは繰り上げ返済をすることも可能です。

利用しているカード会社によって手続きの内容に、多少異なる点はあるものの、どのカード会社でも一括返済への切り替えができるようになっています。

一括返済をして今以上に金利手数料が増える前に、全額返金してしまうというのも一つの手です。

もちろん、金銭的に余裕がある時でないとできない対処法ではありますが、「そろそろまとめて返せるだろう」と思える額になったら、毎月の返済額を増額したり、一括返済をしてしまうのもおすすめです。

リボ払いの金利はどのくらい?

リボ払いの金利はどのくらい?

リボ払いの金利は、年率15%としているクレジットカード会社がほとんどですが、11~14%としている会社もあります。

そもそも年率とは、「1年間借りたままの状態にした時にかかる金利」のことを言います。

年率が15%だった場合、10,000円の支払いをリボ払いにして、返済せずに1年経つと11,500円を返す必要があるのです。

金利が低い所ほどお得に思えるかもしれませんが、必ずしも金利が安い所が一番良いカード会社とは限らないので、金利と共にサービス内容も比較してからカードを利用するようにしましょう。

実際のお買い物で金利手数料はどうなる?

では、実際にお買い物をした例を挙げて、金利手数料の支払いについて考えてみましょう。

Aさんは7月1日にクレジットカードを利用して、40,000円の洋服をリボ払いで購入したとします。

  • 支払期日:毎月末締め・翌月25日払い
  • リボ払い設定:金利年率15%・定額方式3,000円

この洋服代にかかる金利が1か月いくらなのか計算すると・・・

洋服代(40,000円)×金利(15%)÷日数(365日)×1か月(31日)=509.5円

となり、1か月あたり509円の金利手数料がかかることになります。

返済の方法は定額方式3,000円なので、8月25日のリボ払いの内訳は、元金2,491円+金利手数料509円になります。

Aさんがリボ払いを追加で使用しなかった場合、翌月分の金利は・・・

洋服代(40,000-2,491円)×金利(15%)÷日数(365日)×1か月(31日)=477.8円

となり、1か月あたり477円の金利手数料がかかることになります。

すると、9月25日のリボ払いの支払い内訳は、元金2,523円+金利手数料477円になるという訳です。

リボ払いの金利は高い?安い?

この支払いを続けていくと支払い回数は15回となり、40,000円の洋服の代金を1年3か月後に完済するという流れになります。

また、支払合計額は44,040円となり、金利手数料がかかる分、一括で購入した時よりも4,040円多く支払う必要があります。

この金利を「余計な支出が出てしまって高い」と思うか「毎月な負担が少なく、大きな買い物ができて安い」と捉えるかは、個人の感覚によってかなり差異が出るところでしょう。

ただ、上記の例でも分かる通り、残高をきちんと把握して身の丈に合った利用をすれば、大きな金額の買い物も現実的に考えられるという点は、リボ払いの大きなメリットと言えます。

支払いをリボ払いにする3つの手段

支払いをリボ払いにする3つの手段

方法その1.事前登録でリボ払いをする

予めクレジットカードの請求をリボ払いに登録しておくことで、そのクレジットカードを使った全ての買い物をリボ払いにすることができます。

先にリボ払いを登録してあるクレジットカードを持っていれば、「リボ払いの指定を忘れて、多額の請求が来てしまった」というトラブルを防げます。

現在は、事前登録が不要なリボ払い専用カードを発行しているカード会社もあります。

方法その2.お買い物の際にリボ払いを選択する

クレジットカードの利用時に、その店舗の支払いのみをリボ払いにするといった使い方もできます。

クレジットカードを作るときではなく、クレジットカードを利用するときに選択できるので、1枚のカードで一括払いやその他の支払方法と併用することが可能です。

ただし、指定しないと一括払いで請求されてしまいますので、リボ払いにしたい場合はお会計の際にスタッフに伝えましょう。

方法その3.支払い後にリボ払いに変更

クレジットカードで買い物の支払いを済ませた後でも、利用者の申請により、月々の請求方法をリボ払いに変更することができます。

「今月は使いすぎてしまった」「リボ払いの選択をし忘れた」といった場合でも、期日までなら後から変更できるので安心です。

取り扱いはクレジットカード会社により異なりますが、三井住友VISAカード、JCBカード、エポスカード、セブンカードなど多くの会社で取り入れられています。

無理のない利用でリボ払いと上手に付き合おう!

無理のない利用でリボ払いと上手に付き合おう!

リボ払いは、お金が手元にない状況でも、月々の支払いによって欲しい物が購入できる画期的なシステムです。

しかし、リボ払いの利用は良いことばかりではなく、その分利息を払う必要もあります。

身の丈に合わない利用を繰り返し、自己破産になっている人もいるため、リボ払いに悪いイメージを持っている人もいますが、しっかりと自制して必要な時にのみ使えば、リボ払いは非常に便利なサービスです。

無暗に良い物、悪い物と決めつけず、メリットとデメリットをしっかり把握し、日々の買い物を快適にしましょう。