敏感肌を改善!基礎から学ぶスキンケアのいろは

敏感肌を改善!基礎から学ぶスキンケアのいろは

化粧品で肌がピリピリしたり赤くなったり、髪の毛や衣類が擦れただけでチクチク痛んだり、かゆくなったという経験はないでしょうか。

現代は敏感肌の人が増えていると言われており、敏感肌の状態に悩んでいるという方も少なくありません。

敏感肌はとても繊細なお肌の状態なので、正しいスキンケアを行う事が非常に大切です。



化粧水で肌がピリピリしたことがある…もしかしたら敏感肌かも?

最近、洗顔料や化粧水のCM等でも頻繁に「敏感肌」という言葉を耳にする機会が増えてきました。

実はこの敏感肌という言葉は、医学的名称ではありません。

しかしこの言葉は、普通の人よりも外部の刺激に反応して肌トラブルを起こしやすい肌質のことを指す言葉として認識され、世間一般に使用されています。

今回は敏感肌とは一体どういう状態なのか、どうすれば改善できるのか基礎からご紹介したいと思います。

敏感肌ってどういう状態?

敏感肌の原因は乾燥によるバリア機能の低下

敏感肌とは、外部からの刺激や影響を受けやすく肌トラブルを起こしやすい状態の肌質のことです。

敏感肌の人には、小さい頃からアトピー持ちやアレルギー体質である生まれつき肌が弱いタイプと、食生活の乱れやストレス、誤ったスキンケア等によって後天的に敏感肌になったタイプがいます。

どちらにも共通しているのは、皮脂や水分の減少によって肌が乾燥してバリア機能が低下しているということです。

このバリア機能とは、体内の水分を保って必要以上に外へ出さないようにしたり、紫外線や細菌等の外部刺激から体を守ってくれる働きをしています。

その機能が低下することにより、肌が体外からの刺激を受けて反応しやすくなっているのです。

敏感肌の種類は4つに分けられる

1.アレルギー性敏感肌

1.アレルギー性敏感肌

アレルギー性敏感肌は、家族からの遺伝や、生まれつき持っているアレルギー物質に身体が反応し、赤みや痒み、炎症や湿疹などが起こります。

2.接触性敏感肌

2.接触性敏感肌

洋服の繊維や金属、植物等が肌に触れることにより肌が反応し、赤みが出たり痒くなったりするのが接触性敏感肌です。

3.体調の具合からなる敏感肌

3.体調の具合からなる敏感肌

睡眠不足や溜まった疲労、胃腸の調子が悪い、仕事などのストレスからによる体調不良、生理前などによる体調の変化によって、肌が乾燥したり赤みや痒みが出たりすることがあります。

4.外部の環境からなる敏感肌

4.外部の環境からなる敏感肌

季節の変わり目になると肌荒れを起こしたり、紫外線や花粉の影響、エアコンの使い過ぎ等で乾燥し、肌に赤み、湿疹、痒みが出ることがあります。

また、紫外線対策として特に夏には欠かせない日焼け止めクリームですが、使用後の肌は乾燥しやすい状態であり、含まれている香料や防腐剤、紫外線吸収剤が肌を刺激する場合があります。

1つ目のような生まれつきアトピーやアレルギー体質で肌が弱いという敏感肌の場合には、皮膚科にかかるなどの治療が必要ですが、その他の要因で後天的に敏感肌になった場合は、生活習慣の見直しやスキンケアなどの改善で敏感肌も改善される可能性が大きいといわれています。

気になる敏感肌の原因は?

体の内側の要因と、体の外側からの要因が複合的に作用している

では、これらの敏感肌の気になる原因はいったい何なのかといいますと、原因はひとつとは限らず、体内と体外の要因が複合的に合わさった結果であることが多いといわれています。

体内にある要因は、先天的にアトピーやアレルギー体質だといったことに限りません。

ストレスや睡眠不足、ビタミン・ミネラル・タンパク質といった皮膚の成分となる栄養の不足、 慢性的な便秘や、 月経によるホルモンバランスの乱れ等も要因となります。

また、体の外側からの要因としては、紫外線を浴びること、気温や湿度の変化、冷暖房機による乾燥、誤った洗顔方法等が挙げられます。

敏感肌を改善するには保湿と皮膚のターンオーバー促進が鍵!

スキンケアは洗顔の時から始まっている

スキンケアは洗顔の時から始まっている

敏感肌の方にとっては、洗顔自体が刺激になるケースもあります。

そういう時は、メイクや汚れを落とす必要のある夜の洗顔に重点を置いて、朝の洗顔は目元、口元だけにするなど軽めに行うことで肌への負担を減らしましょう。

顔を洗う時に、多くの女性はメイクをしているので肌を強くこすってしまう人もいますが、顔の皮膚は体の他の部位に比べて繊細であり、特に皮膚の薄いまぶたなどをゴシゴシとこするのは肌に大きな負担を与えてしまいます。

メイク落としはなるべく強くこすらないでも落とせるものを選ぶか、敏感肌の方は普段は濃い目のメイクはなるべく控えて、ナチュラルメイクを心がけてみてください。

洗顔時は、洗顔料をしっかりと泡立てて、指でこするのではなく手のひらを使ってやさしく泡で洗うように意識してみましょう。

そうすることで皮膚への刺激がやわらぎ、肌に過度のストレスをかけることなく洗顔できます。

すすぐときは、熱いお湯だと肌を乾燥させるので、できれば水かぬるま湯で泡や汚れが残らないようにしっかりとすすぐようにしてください。

肌を乾燥から守るために、保湿に重点を置く

肌を乾燥から守るために、保湿に重点を置く

敏感肌の原因は乾燥によるバリア機能の低下ですので、大切なのは肌に潤いを与えて水分を保てるようにすることです。

敏感肌用として販売されている化粧水やクリームは、概ね肌への負担や刺激が少ない成分で作られていますので、敏感肌の方は敏感肌用のものを使うことをおすすめします。

保湿ケアをするときは、肌の表面だけでなく、水分を保っている角質層まで水分を与えるように意識しましょう

化粧水を使うときは、まず手のひらになじませ、水分がなるべく蒸発しないよう手のひら全体で顔を包むように肌になじませてください。

コットンを使用する人もいるかと思いますが、敏感肌の方はコットンの繊維が肌に残ったままになるのも刺激になってしまうので、なるべく手を使うようにしましょう。

特にお風呂上がりの肌はとても乾燥しやすい状態のため、しっかりと保湿ケアをすることが大切です。

化粧水で肌に水分を与えて整えたあとは、乳液で油分を与え、仕上げにクリームを塗って与えた水分と油分を逃さないようにしましょう。

また、敏感肌用と銘打たれた化粧品でも、人によっては刺激を感じる人もいます。

自分で選ぶのに不安がある方、敏感肌用のスキンケア用品を使っても刺激が感じられる方は、皮膚科の医師やスキンケア専門家に相談してみましょう。

重い敏感肌の時は皮膚科でお薬やクリームを処方してもらえますので、ぜひ受診してみてください。

睡眠時間は6時間以上!

睡眠時間は6時間以上!

睡眠中は、脳と体を休めるだけでなく、内臓や皮膚への栄養補給が行われています。

また、肌の代謝であるターンオーバーのための成長ホルモンが分泌される時間でもあり、理想的なターンオーバーのためには6時間以上の睡眠が必要です。

しっかりと睡眠・休息をとることは、疲れやストレスをためないこと、抵抗力を高めることにもなりますので、忙しい毎日の中でも睡眠時間は必要な時間だと意識して確保するようにしましょう。

食生活を見直して肌に良い栄養素を

食生活を見直して肌に良い栄養素を

敏感肌を予防、改善するために肌のターンオーバーを促進するのには、食事から栄養を摂ることがとても大切です。

皮膚の元になる肉・魚・卵などのタンパク質や、保水力を高めるアミノ酸、肌の新陳代謝を促すビタミンA、ビタミンC、亜鉛などを多く含んだ食材が効果的です。

ビタミンAは野菜や鶏肉や卵、ビタミンCは柑橘類やイモ類、亜鉛は牡蠣やレバーなどに含まれています。

また、角質層の厚みを支えるセラミド(細胞間脂質)は、こんにゃくやわかめ、ひじきや黒豆、小豆などから摂ることができます。

胃腸の調子を整えて便秘を防ぐ

胃腸の調子を整えて便秘を防ぐ

皮膚は体の排泄器官の一つだといわれています。

体内に老廃物や不要なものが溜まっていると、皮膚からも老廃物を体外に出そうとするため、肌荒れの原因となります。

つまり便秘は肌にも影響を与えるので、体にも肌にとってもいい状態ではないのです。

体の乾燥を防ぐと同時に便秘を防ぐためにも、水分をしっかりとるようにしましょう。

敏感肌の改善はスキンケアと体内環境改善から!

敏感肌の改善には、皮膚の表面からのスキンケアだけではなく、体内環境を整えることが大切だとおわかりいただけたことでしょう。

規則正しい生活を心がけて、睡眠や食生活を見直したり、ストレスや疲労をためないようにすることは、健康的な肌を手に入れるためにも必要なことです。

敏感肌を改善するために、体内環境もいっしょに整えていきましょう。