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おならが臭い!!!と感じた時の原因・理由|効果的な対策もこっそり教えます

おならは誰でも出る生理現象のひとつですが、その臭いがきつかったり、回数が多かったりして、気になることはありませんか。

逆にもし、あまり気にしていなかったとしたら今一度自分のおならについて意識してみてはいかがでしょう。

「おならが臭い!」と感じたときには、腸内環境に問題がある可能性があります。ここではなかなか人には相談しにくいおならについてみていきましょう。

おならが出るメカニズムとは?

おならが出るメカニズムとは?

おならのほとんどは無臭の気体!

私達の身体は口から摂取した食べ物を消化酵素で分解し、小腸で消化吸収します。

そこで消化吸収されなかったタンパク質等の食べ物のカスが、小腸の下部や大腸で腸内細菌の作用によって分解されるときにガス(腸内ガス)を発生させます。

体内で発生したガスは、腸で吸収されることがほとんどですが、吸収しきれなかったものはおならとして肛門から排出される仕組みです。

腸内で作られるこのガスはおならの10%ほどで、これが臭いのもととなっています。

残りの90%は、口・鼻から体内に入ってくる空気です。

呼吸や食事の時に飲み込んでしまうことで腸の中に溜まるのですが、空気なので無臭のおならとなります。

また、食べ物を早食いしたり炭酸飲料をたくさん飲んだりすると、おなかに空気が溜まり、おならの原因となります。

成人の場合、1日あたり平均0.5~1.5リットルほどのおならが、5~20回に分けて放出されていると言われています。

何故おならが臭いのか、理由を調査!

何故おならが臭いのか、理由を調査!

おならが臭いのは悪玉菌のせいかも・・・

そんなときは腸内環境が悪化し、悪玉菌が増殖している可能性が高いと言えます。

大腸まで行き着いたものが善玉菌のエサになる食物繊維等であれば「発酵型のガス」となり、臭いのきついおならにはなりません。

しかし、消化不良等による未消化のタンパク質は悪玉菌のエサとなり腸内環境が悪化し、それが臭い臭いを発する「腐敗型ガス」となります。

また、便秘で便が腸内に長期間留まっている場合は、腸内に悪玉菌が増えやすい環境になっているので、余計に臭いの強いおならが大量に作られてしまうのです。

便秘を長く放っておくと肌荒れになりやすいことはよく知られていますが、実は臭い成分が血液に乗って全身を巡るため、体臭を引き起こす原因にもなります。

さらに、長期間便秘の状態が続くと、大腸がんなどの重い病気を発症することがあるので、便秘が長く続かない様に早めに対処していくいことが必要です。

おならの臭いで原因を分析してみよう!

穀類など繊維分の多い食べ物

繊維質の多い食べ物を多く食べるとガスの発生量が増え、その中でも水素ガスやメタンガスの発生量が多くなりますが、水素ガスとメタンガスは無臭のため、多量におならが発生する割に臭いは強くありません。

しかし、ごぼうや穀類といった「不溶性食物繊維」を摂り過ぎると消化不良を起こし、腸内に長い時間停滞して腸内で腐敗が進み、臭いおならの原因となります。

これ対して海藻類やおくらといった「水溶性食物繊維」は腸の粘膜を守ったり、善玉菌を増やしたりと整腸作用があります。

肉、ねぎ類、にんにく、にらといった硫黄分が多い食べ物

これらの食べ物は多く食べると、大腸で分解されるときに発酵せずに腐敗していきます。

そのため、インドール、スカトールなどの臭いの強いガスが大量に発生します。

病気などが原因の場合

胃、腸、肝臓、胆道、膵臓の病気や菌交代症の際などには、タンパク質の腐敗による、不快な臭いのガスが発生することがあります。

また、慢性胃炎、空気嚥下症、過敏性腸症候群、大腸ポリープ、大腸癌といった病気でもおなかの調子が悪くなったり、おならの回数が増えたりします。

腹痛が続いている、強い痛みがある、いつもとは異なるお腹のハリを感じる等の症状が出た時は、医療機関を受診しましょう。

胃腸科や消化器科、または内科で診察してもらえます。

実は、女性は男性よりもおならが臭い!

実は女性は男性よりもおならが臭い!

女性特有の「生理」が理由でおならが臭う

女性は生理前になると、黄体ホルモンが分泌されます。

この黄体ホルモンが多く分泌されることによって、腸の蠕動運動が弱まり、その結果便が腸内に溜まりやすくなります。

「普段は快腸なのに、生理日が近くなるとお通じが出なくなる」という経験は、多くの女性が体験していますが、実はこの黄体ホルモンの影響によるものなのです。

それが便秘を引き起こし、積もり積もった便の影響で臭いのきついおならとなるのです。

妊娠するとおならが臭くなる

赤ちゃんができると体つきとともに、ホルモンバランスも変わってきます。

前述の生理のときと同様に、腸の動きが弱まります。

また、妊娠中後期になると赤ちゃんの成長にあわせて子宮も大きくなり、腸が圧迫されるため、腸内が狭くなることで働きが鈍って、便が溜まりやすくなります。

くわえて、赤ちゃんが大きくなることで骨盤が広がりますが、人によっては骨盤がゆがみすぎて、内臓が骨盤内へ下がってしまうことがあります。

すると、臓器の中で下側に位置している腸が潰され、便が出にくくなってしまいます。

この他にも、妊娠中は足が浮腫んだり、膀胱が圧迫されトイレが近くなったりするため、水分補給を抑える人が意外とたくさんいます。

しかし、妊娠中は赤ちゃんに送る血液量が増えたり羊水に水分が必要になったりと、水分を多く必要とするので、水分補給を抑えていると便が硬くなってしまいます。

このように、妊娠に伴う体の変化によって便秘になり、おならが臭くなるのです

おならが臭い時に行いたい効果的な対策

おならが臭い時に行いたい効果的な対策

善玉菌をサポートする食生活を

腸の中には、腸内フローラといって3つの菌がそれぞれに花の群れのようにびっしりくっついています。

その菌の代表として、ビフィズス菌などの善玉菌、黄色ブドウ球菌などの悪玉菌、環境によってどちらにも作用する日和見菌があります。

腸内環境は、「善玉菌2:悪玉菌1:日和菌7」のバランスが良いとされ、この比率は生活習慣などで日々変化しています。

ヨーグルトや納豆といった食べ物は善玉菌を多く含んでいます。

また、オリゴ糖は善玉菌を体内で増やす効果があるのでおすすめです。

これに加えて食物繊維もバランスよく摂取することで、おならの臭いや便秘の改善につながります。

適度な運動を心がけて

現代人は仕事や学校、室内で過ごすことが多く運動不足になりがちです。

運動不足が続くと、腸の運動が衰えてしまうため便秘になりやすくなり、臭いおならが発生しやすくなります。

まだ、運動には自律神経を整える働きがあるため、ストレスによる便秘を防ぐこともできます。

軽いジョギングやウォーキング、ヨガやストレッチなどを日々の生活にうまく取り入れ、心身ともにリフレッシュしましょう。

ストレスをためないことも大切!

腸内環境の悪化は食物繊維の摂取不足や運動不足、脂肪分の多い食べ物の摂り過ぎなどバランスの悪い食生活や生活習慣が主な原因ですが、全身の体調不良やストレスなどが原因となることがあります。

胃腸は副交感神経がコントロールしているので、ストレスなどによって自律神経のバランスが崩れると大腸の蠕動運動が鈍くなって便秘になったり、逆に過度になって下痢を引き起こしたりなど、さまざまな不調が出てきます。

健康を保つために、意識的にストレスをためないようにしましょう。

おならは体のサインのひとつ

おならは自分の腸内環境を知るための大切なひとつの生理現象です。

自分のおならがあまりにも臭いと感じたら、理由や原因をよく考えて生活習慣の見直しや病院で診てもらうなど、「たかがおなら」と放っておかずに対策をとり、腸内環境を整えて、健康的なおならをしましょう!