ハーブティーで心も体もリラックス♪効果・効能別の選び方

ハーブティーで心も体もリラックス♪効果・効能別の選び方

毎日忙しく働く中で、ホッと一息つきたい時にオススメしたいのは「ハーブティー」です。

ハーブティーには植物由来のビタミンやミネラル等の様々な栄養が溶けだしており、胃腸の調子を整えたり、リラックスやリフレッシュを助け、身体のリズムを整えたりなど緩やかな効果が期待できます

今回は、ハーブティーについての簡単な解説と共に、その効果や効能別の選び方をまとめました。



ハーブティーに人気が出てきた背景とは

ハーブティーに人気が出てきた背景とは

ハーブティーの効能について解説する前に、ハーブティーの歴史や最近人気が出てきた背景について触れておきます。

ハーブティーの歴史は古く、さかのぼれば紀元前5世紀の古代ギリシャの文献には「薬草(ハーブ)を水で煮出して飲む」という記録が残っている程です。

近代に入ると西洋医学の発達により医薬品が普及し、コーヒーや紅茶等の嗜好品が広まったことで、ハーブティー人気が低迷した時期もありましたが、現在は統合医療の広がりによって改めてその有効性に注目が集まっています。

ハーブティーは西洋の漢方!

ハーブティーの「ハーブ」は、ラテン語の「草」を意味する「Herba(エルバ)」に由来しており、良い香りのする植物のことでたくさんの種類があります。

例えば、カモミールやリンデンのように、体調を整えるために使用するハーブは「薬用ハーブ」と呼ばれています。

薬用ハーブは、乾燥させた葉を水に煎じて飲むのが一般的です。

薬用ハーブの他に、独特の香りを持つカルダモンやシナモンなどもハーブの一種ではありますが、料理に奥行きを出すために使用するため「キッチンハーブ」と呼ばれ、どちらかというと「スパイス」に分類されるようです。

薬用ハーブを使用したハーブティーは、西洋の漢方とも呼ばれ、ストレスによる心身症の症状緩和や慢性的な体調不良のゆるやかな改善が期待できます。

こうした様々な症状を改善するために薬用ハーブを選んで使用していくことを「ハーブ療法(植物療法)」と呼び、長いハーブの歴史の中で人々の経験や感覚を元に体系化されてきました。

「ハーブ療法」には、はっきりとした科学的根拠があるわけではありませんが、2010年以降、「統合医療」に注目が集まったことで、人気が高まっているようです。

「統合医療」は西洋医学を補完する医療

20世紀後半以降、医療現場において、近代的な西洋医学だけで患者を診るのではではなく、代替療法や伝統的な医学(東洋医学の鍼灸や漢方など)などを加え、「より広い視野で患者を治療しよう」という「統合医療」の考え方が広まりました

「統合医療」では、これまであまり注目されていなかった民間医療にも光が当てられるため、ヨガやホメオパシーなどと共に「ハーブの薬理効果」についても注目されるようになったのです。

ハーブティーの2つの効能と、効果的に効能を感じるコツを解説!

ハーブティーの2つの効能と、効果的に効能を感じるコツを解説!

ハーブティーはただ飲むだけではなく、香りも楽しむことのできるお茶です。

その効果は大きく分けて2つあり、先ほど挙げた体調を整えるような「薬理効果」の他に香りによる「アロマテラピー効果」もあります。

ハーブティーの薬理効果とは?

ハーブティーにはビタミンやミネラルといった様々な栄養分が水分に溶け込んでおり、それらが消化管から体内へ吸収されることで様々な薬理効果が期待されます。

ハーブの種類によって栄養分が異なるため、その効能も様々です。

例えば、王道のカモミールティ―は「胃腸の調子を整える」という効能があるため、ドイツでは食前に飲む習慣が古くから伝わっています。

ペパーミントティーは「身体を冷やす」作用があるため、夏場の暑い日や発熱の際に冷たくして飲むのがオススメです。

また、ハーブの中には二つ合わせると相乗効果でより強い効果が期待できるものもあります。

ただし、このような薬理効果の中には、子宮を刺激・収縮させるものや高血圧や下痢などの副作用が生じるものもあるため、ハーブティーを選ぶ際には注意が必要です。

「アロマテラピー効果」のメカニズムとは?

ハーブティーはとても良い香りがするので、「アロマテラピー」効果が期待できます。

アロマテラピーとは、植物由来の香りの成分が脳を刺激することで体調を整え、健康や美容に役立つという自然療法のことです。

アロマテラピーのメカニズムを解説すると、まずはハーブティーを口に運んだ時に水面から立ち上る香りを鼻がキャッチする所から始まります。

その香りの元となる揮発成分が、鼻の粘膜から吸収され、嗅細胞や嗅神経等を通って脳へ到達し、脳へ「刺激」を与えるのです。

その香りによる刺激の種類はハーブによって異なりますが、リフレッシュすることで気分転換をはかったり、睡眠やリラックスを促したり、ここ一番という時にやる気を出したり、といった効果が期待されます。

ただし、その効果はあくまでも穏やかなものなので、医薬品のような即効性はないため、他の治療法と併用するのがオススメです。

ハーブティーの効果を感じるためのコツとは?

ハーブティーは、東洋医学の漢方薬と同様に継続して飲むことで少しずつ効果が出るという特徴があるため、効能をより実感するためには、3ヶ月ほど飲み続ける必要があります。

しかし、ハーブティーにはカフェインが含まれているものが少ないため、コーヒーのように依存性はなく、習慣化させるのが難しいという一面もあるのです。

そのため、寝る前や食前・食後などハーブティーを飲む時間を自分で決めておき、意識的に習慣づけると良いでしょう。

主なハーブティーの効果・効能を紹介!

主なハーブティーの効果・効能を紹介!

ハーブティーは、実に様々な種類があり、その効果・効能も様々です。

主な効果・効能としては、安眠やリラックス効果、リフレッシュ、ストレス軽減など日常的に気分転換をはかれるものから便秘の改善や胃腸を整えてくれるもの、花粉やウィルス対策などがあります。

また、女性にとっては嬉しい、生理前症候群(PMS)を軽減に効果のあるものや、妊活中や妊娠中、産後にオススメのハーブティーもあります。

そこで、よく飲まれるハーブティーとその効能を表にまとめました。

主なハーブティーとその効果・効能一覧

  エルダーフラワーティ カモミールジャーマン ジャスミン ジュニパーベリー ジンジャー ネトル ハイビスカス フェンネル ペパーミント マテグリーン
安眠
リラックス
二日酔い
リフレッシュ
抗ストレス
美容
炎症
便秘
胃腸不良
利尿
だるさ
やる気UP
寒気
抗ウィルス
解熱
花粉
PMS
妊活
妊婦 × × × ×
  マロウブルー ラズベリーリーフ リンデン ルイボス レモングラス レモンバーム ローズヒップ ローズマリー ローズレッドペタル
安眠
リラックス
二日酔い
リフレッシュ
抗ストレス
美容
炎症
便秘
胃腸不良
利尿
だるさ
やる気UP
寒気
抗ウィルス
解熱
花粉
PMS
妊活
妊婦 × ×

特にオススメしたいハーブティー4選

カモミールティー

カモミールティー

カモミールティーは、ハーブティーに詳しくない人でも一度は耳にしたことがあるほど有名なハーブです。

ハーブティーで使うのは「ジャーマンカモミール」という品種ですが、ハーブの中では最も歴史が古く、飲みやすく効能も幅広いため人気があります。

アピゲニンという成分により、気分を落ち着かせてリラックスさせたり、胃腸の調子を整えたりする効果が高いとされています。

ただし、キク科のアレルギーを持つ方と妊婦の方は避けた方が無難です。

また、医薬品との飲み合わせによっては副作用が出る場合もあるので、飲む場合は必ずかかりつけ医に相談しましょう。

ペパーミントティー

ペパーミントティー

ミントというだけあって、スーッとした爽やかな香りが特徴のハーブティーです。

ミントには、ブラックミントなど他にも種類はありますが、ペパーミントが最も効果が得られやすいと考えられています。

爽快な香りのイメージ通りリフレッシュ効果が期待できる他、胃腸の調子を整えたり炎症や痛みを抑えたり、花粉対策にも有効です。

ただし、子宮を収縮させる作用と母乳の分泌を抑制する働きがあるため、妊娠中の方や産後には飲んではいけません。

レモングラスティー

レモングラス

レモンとつきますが、ほとんど酸味はありません。

レモンと同じ香りの成分を含むため、爽やかな口当たりでリラックスやリフレッシュ効果が期待できます。

解熱作用もあるため、アイスティーにして飲むとより効果的です。

先ほど紹介したカモミールやペパーミントとも相性がいいので、ブレンドティーにして飲むのもオススメです。

ローズヒップティー

ローズヒップティー

やや酸味がありますが、ビタミンCを効果的に摂りこむには最適のハーブティーです。

ポリフェノールの一種であるビタミンPという成分を含むため、他のハーブティーより効率よくビタミンCを摂取することができます。

ビタミンCには抗酸化作用や黒色メラニンを抑制する作用があるため、アンチエイジング・美容にも効果が期待できる他、抗ストレス作用や生理痛の軽減、生理不順を整える効能もあるようです。

女性にはピッタリのハーブティーですね。

妊婦の方は避けるべきハーブティーがあります!

妊婦の方は避けるべきハーブティーがあります!

妊婦にオススメしたいハーブティーがある一方で、妊婦が飲まない方がよいハーブティーもあります

それは、カフェインを多く含むハーブティーや、子宮刺激や子宮収縮作用のあるハーブティーです。

上記の表にまとめきれなかったハーブも含めて紹介します。

カフェインを含むハーブティーには注意しよう!

胎児はカフェインを分解することができません。

カフェインには血管を収縮させる作用があるため胎盤への血流が悪くなり、胎児へ十分な栄養が届かないのです。

100ml中に含まれるカフェイン量としては、マテ茶が60mg(コーヒーと同等)、ジャスミンティーが40mgになります。

また、カフェインは利尿作用も高井ため、必要なミネラルが身体に吸収される前に流れ出てしまう可能性も考えられます。

子宮刺激作用のあるハーブティー一覧

  • ジョニパー
  • ベニバナ
  • ローズマリー(高血圧になる可能性あり)
  • エキナセア
  • フェンネル※
  • マジョラム
  • ラベンダー

※フェンネルは、母乳の分泌を促す作用があるため産後であればオススメです。

子宮収縮作用のあるハーブティー一覧

  • アロエ
  • ラズベリーリーフ※
  • セージ(母乳分泌抑制作用あり)
  • バジル
  • カモミール
  • ペパーミント(母乳分泌抑制作用あり)
  • レモングラス

※ラズベリーリーフは妊娠初期~中期は避けるべきですが、栄養価が高く母乳の質を向上させてくれるので、後期以降~産後に飲むのはオススメです。

その他の妊婦が注意すべきハーブ一覧

・ペニーロイヤル:流産の危険性があるため妊婦の方は絶対に飲んではいけません

・セントジョーズワート:子宮の筋肉を緊張させる作用あり

・リコリス:高血圧・子宮から出血する可能性あり

・チェストツリー:女性ホルモンに悪影響を与える

・ローズヒップ:下痢になりやすい

・ショウガ:消火器系へ悪影響を与え、低血糖になる可能性あり

体調や体質に注意してハーブティーを選びましょう!

体調や体質に注意してハーブティーを選びましょう!

ハーブティーは医薬品ではないため、即効性はなく効能の現れ方も穏やかです。

そのため、メインの治療法として利用するのではなく、あくまでも補完的な自然療法として捉えることをオススメします。

また、体調や体質によっては望ましくない副作用が出るハーブティーもあるため、商品を選ぶ際には、説明書きにしっかりと目を通しましょう。

特に、持病のある方、妊娠の方、授乳中の方は注意が必要です。

正しい使用法を守り、ハーブティーを楽しみながら体調改善につなげていけるといいですね。